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「わたしを離さないで」 [映画]

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〔2010年/イギリス・アメリカ〕


キャリー・マリガン、キーラ・ナイトレイ、アンドリュー・ガーフィールドの3人は、
イギリスにある寄宿学校で学ぶ生徒たち。


この学校には、「外に出ると怖い目に遭う」という噂が、
生徒たちの間でまことしやかに流れていて、
実際、生徒たちは門の外に出る事を恐れており、
世間とは隔離された状態で存在していた。


マリガンとガーフィールドは、
子どもながらにも、いい雰囲気になっていたが、
結局ガーフィールドはナイトレイと恋人同士となる。


子どもたちは18歳になり、
“コテージ”と呼ばれる施設に移され、
外の世界に触れる日が来る。
ガーフィールドとナイトレイの恋は続いており、
マリガンはなんとなく一人で過ごす事の多い日常である。


さらに月日は過ぎ、
3人は“コテージ”を出て、バラバラに生活するようになる。
ある運命に従わざるを得ない状況で・・・。





近未来ならぬ、近過去とでも言ったらいいのか、
1950年代の話ではあるが、
平均寿命が100歳を超えているとマリガンのナレーションが入る事で、
パラレルワールドな話だと理解した。


全く予備知識を持たないようにして臨んだので、
観る前はコテコテの三角関係の恋愛物だと思っていたのだが、
そのナレーションにより、SF的な要素がある事を知る。


ここに詳しくは書けないが、
寄宿学校の存在目的は、
意外と早いうちに、教師のセリフで観客に分かるようになっており、
ラストに驚かされる、といった事はない。
驚きより、3人の心の有り方を楽しむ内容。


とても良いのは、やはり今ノッているキャリー・マリガン。
童顔でありながら、どこか達観したような表情が、
この役に上手くハマっている。


キーラ・ナイトレイも、
普段は、「痩せ過ぎでは?」と思う事が多いが、
その痩せ具合が、この映画の役にはピッタリだった。
マリガンからガーフィールドを奪った上に、
意地悪な言動を続ける演技が上手かった。


それから、実は、この映画が気になっていた一番の理由は、
アンドリュー・ガーフィールド君にあった私。
「ソーシャル・ネットワーク」を観て以来、
彼が気になって気になって(笑)。
(「大いなる陰謀」や「Dr.パルナサス」にも出ていたらしいが、
 その時は気付かんかった)
友人からは、「また始まった、この先物買い女が(笑)」と、
馬鹿にされつつ、
やめられない可愛い男の子探し。
本当に私はミーハーな馬鹿です。
「スパイダーマン」が楽しみ!


評価 ★★★☆☆

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