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「吸血鬼」 [映画]

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〔1967年/アメリカ〕 


ジャック・マッゴーランは、吸血鬼研究に一生を捧げた
大学教授だったが、
その研究のくだらなさから、人々から馬鹿にされていた。


教授は、吸血鬼退治に乗り出し、
助手のロマン・ポランスキーを連れて、
旅をする。


途中、泊まった粗末な宿屋は、
何かが怪しかったが、
主人の娘、シャロン・テートは美しく、
ポランスキーは彼女に夢中になってしまう。


しかし、テートは入浴中、
吸血鬼にさらわれてしまうのだ。


彼女を救い出すべく、吸血鬼の城に乗り込んだ
マッゴーランとポランスキーだったが、
ポランスキーは吸血鬼のオカマ息子に惚れられてしまい・・・。





ロマン・ポランスキー監督のホラーといえば、
名作中の名作、「ローズマリーの赤ちゃん」があり、
これもちょっと期待したのだけれど、
「ローズマリー~」とは全く違った、コメディホラーであった。
しかも今一つ笑えない。


ただ、吸血鬼の城の雰囲気はなかなか良かったし、
そこで行われた、吸血鬼たちの舞踏会は、
皆、踊りも上手く、見せ場の一つであった。


シャロン・テートはポランスキーの妻であり、
この映画の直後に、
チャールズ・マンソンに惨殺されたそうで、
これが最後の映画出演になるそうだ。


評価 ★★★☆☆

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◆ひそやかな花園◆ [本]


ひそやかな花園

ひそやかな花園

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2010/07/24
  • メディア: 単行本



毎年、夏休みになると「キャンプ」を称して、
ある山荘に集まる数組の家族。
両親に連れられた子どもたちは皆、
この行事を楽しみにしていたが、
大人たちには何か大きな秘密がありそうだ。


それぞれの家族には、
共通点は何もないようだ。
親戚同士でもないし、子どもの年齢も違う。


しかし、
ある年を最後に、
この「キャンプ」は行われなくなる。
各家庭の子どもは、
親にその理由が尋ねるが、
どの答えも要領を得ないものばかり。


子どもたちは消化不良のまま大人になり、
あの頃の仲間を探し始める。
このネット時代、
人を探すのは昔よりは簡単で、
全員が顔を合わせる事になる。
そして、彼らが知る、その秘密とは・・・。



面白くて、その秘密が知りたくて、
夢中になって読んでしまった。
わたしが「もしかして」と思った事は、
半分当たっていて、半分外れていた。
しかし、ここには絶対書きたくない。
一つでも何か書くと、
それがヒントになって、
答えが分かってしまいそうで、
それでは、これから読もうと思っている方の楽しみが半減してしまう。


角田光代さんの本はやっぱり面白い。
ここの所、
私の中でヒットが続いている。

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