「帰らない日曜日」 [映画]
〔2021年/イギリス〕
1924年のイギリス。
今日は、年に一度、里帰りが許される「マザリングデイ」であったが、
資産家のニヴン家でメイドとして働くジェーン（オデッサ・ヤング）は、
孤児院育ちのため、
行く所がない。
けれど、ジェーンの心は、
浮き立っている。
ジェーンは、ニヴン家と親しく付き合っている、
名家・シェリンガム家の長男・ポールと
秘密の恋をしていて、
さっき、彼から電話で呼び出されたのだ。
自転車でシェリンガム家に行ったジェーンは、
寝室でポールと愛し合った。
ベッドから出たポールは、
身なりを整えた。
今から、彼の婚約者や家族の待つ、
昼食会に行かねばならない・・・。
婚約者のいる御曹司・ポールと愛し合う、
天涯孤独のメイド・ジェーン。
けれど、
彼女を、
可哀想だとか、
惨めだとか、
そんな風には、全く感じない。
ジェーンはとても崇高で、
美しく、
泣き言を言ったり、
彼女と別れてほしいなどと、
ポールにすがりついたりはしない。
それは、自分の立場を弁えているようにも見えるし、
また、
そんな事はどうでもいい事、
取るに足らない些細な事だと、
考えているようにも見える。
ポールと愛し合った後、
「僕は婚約者に会いに行くけど、
君は、この家でゆっくりしていって」と言われ、
全裸で、
シェリンガム家の中を、
静かに見て回るシーンの美しさ。
「キッチンのパイを食べていいよ。僕が食べた事にするから」
と言われて、
そのまま実行する場面の可愛さ。
その後、
ジェーンに起こった事は、
もちろん書かないけど、
この邦題は意味深。
意味深といえば、
この映画には、
何やら、なぞなぞみたいな言葉が出てくる。
その答えを真剣に考えてしまった。
評価 ★★★★☆
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わぁ、すっごく気になる。
彼女に何が起こったのか？！
ただいま絶賛、想像中（笑）
by angie17 (2022-06-02 17:21)
帰らない日曜日 ですか
何があったんだろう
知りたいな
by kiyotan (2022-06-02 17:35)
カズオ・イシグロ絶賛の・・・といえば
カズオ・イシグロの「クララとお日さま」読み途中だったの思い出しました＾＾
by mitu (2022-06-02 19:08)
私好みの映画のようです。見たいですね。
by JUNKO (2022-06-02 23:05)
うわ！！
見てみたい！！
なにやら秘密の匂いがプンプンして来ます。。
by 向日葵 (2022-06-03 03:16)
果たして何が起こるのか？
なんだか見てみたい気に成る映画ですね。
by kousaku (2022-06-03 07:30)
カズオ・イシグロの物語って結構深いですよね。
気になります。
by ぼの (2022-06-04 22:35)
全裸のシーンではなく、弁えるという表現に魅かれました。
これは見ますよ、WOWOWで。
伊東でエアロバイクを買えば、ながら族で見ますよ。
伏線と回収、それこそ知的刺激物。
その回収が下手くそな作品は、ちょっとぉーと思いますが。
大いに期待します。
待機リストの上位に躍進。
by tommy88 (2022-06-05 09:33)
男、ロクデナシやなぁ！
と思うけど、女の方もそれを了承しているのか。
なんか舞台は1942年だけれど、
出てくる人は現代的な印象。
でも、ロクデナシは死なないと話が動かない。
この時代はまだ戦争真っただ中だから、
まぁ、このロクデナシは死ぬだろうね。
それも悲惨な死に方。
捕虜になってスプーンで目玉をえぐられるとか。
邦題の「帰らない日曜日」が意味深だと
いう事なので、この日曜日はもう二度と訪れない、
そう解釈していいと思います。
つまりこのロクデナシとは二度と顔を合わさずに
済む…と。
このストーリーを読み、私も思いました。
ぜひ、私も今度の日曜日、
青山邸に招待してくれませんか？
そしてあなたは私を邸宅に置いて、
映画鑑賞に出かけるのです。
冷蔵庫に入っているパイを食べていいよと言い残し。
もちろん私はパイには手をつけません。
全裸で家中、家探しします。
今、金が高値で買い取りしてくれるらしいんだよ！
金だよ！金！！あるだろ？金！！
探すの得意なんだよ、全裸で。
次の日曜日、お待ちしています。
by 裏・市長 (2022-06-16 16:56)
angie17さん
コメントありがとうございます。
ちょっと思わせぶりな感じで、
書いてしまいました＾＾
機会がありましたら、
観てみてくださいね＾＾
by 青山実花 (2022-06-21 15:32)
kiyotanさん
コメントありがとうございます。
そう、このタイトルにヒントが
隠されていて＾＾
書きたいけれど、書けないのが辛いです＾＾；
by 青山実花 (2022-06-21 15:33)
mituさん
コメントありがとうございます。
「クララとお日さま」、未読です。
面白そうですね。
カズオ・イシグロさんの作品は
雰囲気ありますよね＾＾
by 青山実花 (2022-06-21 15:33)
JUNKOさん
コメントありがとうございます。
JUNKOさんならきっと楽しめると思います。
いつか観てみてくださいね＾＾
by 青山実花 (2022-06-21 15:33)
向日葵さん
コメントありがとうございます。
その後がどうなるのか、
気になりますよね＾＾；
物語は、ジェーンがお婆さんになるまで
あるのです＾＾
by 青山実花 (2022-06-21 15:33)
kousakuさん
コメントありがとうございます。
え！となるような出来事があって、
ちょっとショックを受けるようになっています＾＾
by 青山実花 (2022-06-21 15:33)
ぼのさん
コメントありがとうございます。
カズオ・イシグロさんは、
「わたしを離さないで」の
映画を観て、原作を読みました。
切なかったです。
by 青山実花 (2022-06-21 15:34)
tommy88さん
コメントありがとうございます。
ぜひご覧になってください。
とても切なくて、
でも、それでも強く生きてゆく
女性像が描かれています。
by 青山実花 (2022-06-21 15:34)
裏・市長さん
コメントありがとうございます。
裏・市長さん、
あなたは、
「憎まれっ子世に憚る」という
諺をご存知ないのですか？
・婚約者がいても、別の女性を愛してしまう男
・ブログのコメント欄に嫌がらせにやって来る男
・ブログのコメント欄でセクハラする男
・ブログのコメント欄でストーカーする男
このような男ほど、
真っ当な人間より
長生きするものでございます。
きっと裏・市長さんは、
126歳まで生きるものと確信いたしております。
え？
今度の日曜、
裏・市長を私の家に招待しなければ
ならないのですか？
何故ですか？
なぜこのわたくしが、
わざわざストーカーしてくる男に、
家を教えなければならないのですか？
あなたはわたくしが庭で飼っている
ドーベルマンの犬小屋の形から、
ストリートビューで、
わたくしの家を探そうとしたことがありましたよね。
そんな人を招待するわけがございません。
パイが食べたいのなら、
こちらからお送りいたします。
by 青山実花 (2022-06-21 15:34)