「蛇娘と白髪魔」

〔1968年/日本〕


孤児院で育った少女・小百合（松井八知栄）の
両親が見つかり、
小百合は、親元で暮らせる事になった。


両親は大金持ちで、
小百合は、素敵な個室や、クローゼットいっぱいの服を与えられ、
夢のような気分だったが、
父が突然、
アフリカに出張に行く事になってしまう。


父がいなくなった家で、
何やら、不可思議な事ばかりが起こる。
母が仏壇に供えた食事が無くなったり、
天井から蛇が落ちてきたり、と。


ついに小百合は、
口が耳まで裂けた、
少女を見てしまう。
怖がる小百合に母は、
その少女を引き合わせた。
「この子は、あなたの姉のタマミなのよ」と・・・。





原作は楳図かずおさんだそうだ。
この映画の公開は、
1968年。
楳図かずおさんって、
そんな昔から有名だったのね。
原作漫画が映画化されるほどに。


楳図さんの漫画は、
全部読んだわけではないけれど、
楳図さんらしい物語というのは分かる。
少女、蛇、家族、
そして、女の、美に対する執着・・・。


美少女な妹が、
屋敷に引き取られると、
屋根裏部屋に住んでいる醜い（と解説にある）姉が嫉妬する。
しかも、この姉、
両親の本当の子ではないという。


屋根裏部屋から出てきた姉は、
今度は妹を屋根裏部屋に押し込め、
それでも、性格の良い妹は、
「いいのよ、私はこの部屋で」と。
まるで、小公女か、シンデレラ(笑)。


タイトルにある、
「蛇娘」が姉の事だとはすぐ分かったけど、
「白髪魔」というのが、
中々登場しない。
やっと出てきた、その「白髪魔」、
一体誰が化けてるんだ？って話だけど、
消去法でいくと、まぁ、すぐ分かる(笑)。


他愛ないホラーだけど、
それなりに雰囲気があって楽しめる。
やっぱり私は古い映画が大好き。





劇場のロビーに「大魔神」がいました。
めっちゃリアルでした。

コメント 18

昔はよく大映映画が作っていましたね、なんとなく覚えておりますが見た事がなかったですね。
by kousaku (2021-07-20 13:29) 

ヘビ少女　タマミ・・・
原作を読んだことあるかもです
タマミも可哀そうな子と思ったような記憶が・・・
口が耳まで避けた顔の絵が恐ろしかった
実写化ってどうなのかな＾＾
by mitu (2021-07-20 13:30) 

大魔神に目が行っちゃいました～
by sigedonn (2021-07-20 19:22) 

梅津かずおの作品が映画になったものですね
蛇少女なんかあったような・・・
私が中学生の頃　梅津さんの漫画読んでたけど
それはもう怖くてね
by きよたん (2021-07-20 20:36) 

大魔神と言えば、京都の太秦の近くにもっとデカイ大魔神が居たのを思い出しました（^∇^;）
確か3mくらいあったような？
by 英ちゃん (2021-07-21 00:13) 

梅津かずおの絵、ほんとおどろおどろしいでのですが、
実写だとそれほどでもない？感じがします(笑)。
それにしても大魔神、リアルですねぇ♬
by ぼの (2021-07-21 00:44) 

大魔神、懐かしいですね。1966年。
お静まりくださいと若い女子がお願いすると魔人の顔から埴輪の顔に戻っちゃう下りでしたね。
あれれ、青山様が通られたのに怖いお顔。
by ヤマカゼ (2021-07-21 07:00) 

ホラー映画や幽霊物とかが好きなので、
この様な映画は見たいです。爺は霊を感じたことが何度かあるんです。
by 旅爺さん (2021-07-22 17:07) 

松井八知栄さんは、この後、
「河童の三平　妖怪大作戦」というテレビに
少しだけ出て、こんな業界やってらんねーや！、
枕営業なんかできるかバーカ！と、
映像業界に見切りをつけて、なんと！、
プロのボーリング屋、プロボウラーになられました。

ウソのようだが本当の話です。

楳図かずお先生は実は奈良県出身なんですよ。
中でも「猫目小僧」は奈良県が舞台の
ご当地漫画なんです！。

ウソのようだが本当の話です。

ワクワクして読みましたが奈良県と
最初に書かれているだけで、
あとは普通の猫の目の小僧が出て来る漫画でした…。

奇妙な市民が出て来たり、
公務員の不正は描かれていませんでした。チェッ。
by 裏・市長 (2021-08-14 08:19) 

kousakuさん
コメントありがとうございます

私は死ぬまでの間に、
出来得る限りの大映の映画を観たくて、
これは、その1本です＾＾

by 青山実花 (2021-08-22 19:09) 

mituさん
コメントありがとうございます

確かにタマミは、
「いい子」ではないけれど、
可哀想な運命の子ですね＾＾
楳図かずおさんの漫画は怖いですね。

by 青山実花 (2021-08-22 19:09) 

sigedonさん
コメントありがとうございます

劇場に外国人のお客さんがおられて、
写真を撮ってました＾＾

by 青山実花 (2021-08-22 19:09) 

きよたんさん
コメントありがとうございます

楳図かずおさんの
「蛇少女」「洗礼」など、
女性心理をついたものが多い気がしますね。
それが、また怖くて＾＾；

by 青山実花 (2021-08-22 19:10) 

英ちゃんさん
コメントありがとうございます

京都の太秦には行った事がなくて。
いつか、大魔神を見てきたいと思います＾＾

by 青山実花 (2021-08-22 19:10) 

ぼのさん
コメントありがとうございます

漫画は怖いですが、
実写にすると、ちょっと間抜けな感じに
なっちゃいますね＾＾；

大魔神、触ってみたかったけど、
「お手を触れないでください」と書かれていたので、
我慢しました(笑)。

by 青山実花 (2021-08-22 19:10) 

ヤマカゼさん
コメントありがとうございます

大魔神はシリーズ3作、
DVDで観ました。
とても上手くできたお話だと思いました＾＾

by 青山実花 (2021-08-22 19:10) 

旅爺さんさん
コメントありがとうございます

旅爺さんさんにも、ぜひこの映画観てほしいです＾＾
私も霊を感じてみたいです＾＾

by 青山実花 (2021-08-22 19:11) 

裏・市長さん
コメントありがとうございます

まぁ！
この映画で大変な美少女だった松井八知栄さんがプロボウラーに！？
さぞかし、美人ボウラーとして
人気があったのでしょうね。

そういえば、最近、
ボウリング場やゴルフ場では、
「教え魔」と呼ばれる老人が、
若い女性客が頼んでもいないのに、
フォームなどをしつこく教えてきて、
迷惑この上ないそうですね。
なぜ老人は、
女がいると、前後の見境がなくなってしまうのですか？

楳図かずおさんが奈良県民だったことは知っています。
やはり奈良には、
人を恐怖のどん底に突き落とす、
おどろおどろしい話が沢山あるのですね。
日本一の危険地帯だと言われるのも
分かるような気がいたします。

by 青山実花 (2021-08-22 19:11)