「野良人間 獣に育てられた子どもたち」 [映画]
〔2018年/メキシコ〕
1987年。
メキシコの、人里離れた山奥にある
民家が火事になり、
大人と、3人の子どもの焼死体が見つかる。
さらに、焼け跡から、
1本のビデオテープが見つかり、
驚くべき映像が記録されていた。
そこに映っていたのは、
野生で育った子供3人と、
子供たちを発見し、
育てている男。
子供たちが野生で育った理由は何なのか。
どうやって生きてきたのか・・・。
このテーマには、
ずっと以前からめちゃくちゃ興味があって、
映画の公開を楽しみにしていた。
私がまだ中学生かそこらの頃、
「狼に連れ去られ、育てられた人間の赤ちゃんがいる」事を知り、
大変な興味を持って、
「狼に育てられた子」という
本を読んだ事を思い出す。
- 出版社/メーカー: 福村出版
- 発売日: 1977/01/01
- メディア: 単行本
私たちが今、
「人間」として暮らしているのは、
環境や教育に依るものが大きいのか、
獣に育てられた人間は、人間にはならないのか、
実に興味深い。
ただ、大人になって、
ネットをするようになって調べてみると、
”狼に育てられた”とされる、インドの姉妹・アマラとカマラの物語は、
実は眉唾なのだと知った。
アマラとカマラが狼に育てられたと主張しているのは、
たった一人の伝道師だそうで、
確たる証拠があっての事ではないらしい。
なぁんだ、そうか。
でも、興味は興味として、ずっと残っている。
もしも、本当に人間が獣の育てられたら、
どんな風に成長していくのかと。
一つ、疑問。
もし、本当に人間の赤ちゃんが狼に育てられるような事が
あったとしたら、
その子は、狼を真似て、
4つ足で歩くのだろうか。
私は、そうではない気がする。
人間は、1歳前後になったら、
誰に教えられる事なく、
自然に立ちあがり、
二足歩行になるのではないだろうか。
さらに、狼とは違い、
自然に手を使って、
食べ物を採ったりするようになるのでは・・・。
違うのかな。
で、この映画。
そんな野生児を描いた、
ドキュメンタリータッチの映画なんだけど、
正直、肩透かし(笑)。
3人の野生児の映像記録は、
ビデオテープに収められているという設定なんだけど、
テープが劣化していて見づらいし、
なんだか、ダラダラしている。
もっと踏み込んだ物が観たかった。
ちょっと残念。
評価 ★★☆☆☆
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実花さんと興味のもちどころが共通ですね。
わたしもヒジョ―に興味がありました、もしかしたら昔読んだ漫画の狼少年ケーンの影響を多分に受けているかも(笑)
その後、実際に狼に育てられ、手でものを食べらず、4つ足歩行しかできない、なんて男の子が発見された、などどネッシーか、雪男レベルの話がありましたね。
わたしも思うのですよ、あかちゃんなんて狼からみたら、ぷくぷくして本当においしそうなのに、食べられなかった事実が信じられないなあ、、、
で、モヤッと終わったこの映画、実花さんのお陰で見に行きたいと、思わなくてよかったです。
by わたし (2021-05-25 13:19)
実証を得るのが大変だったのかも知れないですね。評価も辛口ですね。
ヤマカゼも機会があれば見てみたいです。
by ヤマカゼ (2021-05-25 20:18)
獣に育てられたと言えば、ターザンか狼少年ケンを思い浮かべますが(^_^;)
by 英ちゃん (2021-05-25 21:04)
おそらく二足歩行すると思います。
既にそこまでの進化は果たしていますから。
ただ、言語、理性に関しては心もとない。
しかしその後の学習次第では社会的適応力は見せるかもしれません。
いわゆる底辺校で勤務すると、育児放棄から教育放棄された子がいます。
躾けられてない犬並みの、おそらく将来は犯罪者になる予備軍。
常にサカリのついた道徳未満、集中力なし、暴力依存。
悪意のない強姦、欲しいものを手にするだけの窃盗。
執拗な声かけ、持続可能な教育、そういう環境が将来の犯罪を抑制。
狼が少女を育てることはないと思います。
by tommy88 (2021-05-26 08:13)
昔 そんな話がありましたね
オオカミが食べずに子育てしてくれるなんて
本当にあるのか？？と思いましたが・・
歩けて、手が使えて 育て上げればオオカミに恩返し出来ますね
ターザンを思い出しますね
by もーもー (2021-05-26 08:40)
わたしさん
コメントありがとうございます。
やっぱり、わたしさんと私の好奇心のベクトルって、
同じ方向を向いている事が多い気がします＾＾
「狼に育てられた子」が本当にいたら、
それは学術的にも凄い事だと思いますが、
現実的ではないかもしれませんね。
「狼少年ケン」、
youtubeで検索したら、
凄く綺麗な動画がアップされていますね＾＾
by 青山実花 (2021-05-26 20:56)
ヤマカゼさん
コメントありがとうございます。
自己申告のできない問題ですから、
実証は難しいですね。
いつか観てみてくださいね。
by 青山実花 (2021-05-26 20:57)
英ちゃんさん、
コメントありがとうございます。
私もターザンを思い浮かべました＾＾
ターザンは二足歩行していますね＾＾
by 青山実花 (2021-05-26 20:57)
tommy88さん
コメントありがとうございます。
私も二足歩行すると思います。
1歳くらいでは、
そこまで狼の影響を受けるとは思えませんし、
自然に立ち上がるのではないかと。
あくまでも、育てられていたら、の話ですが。
「獣」に育てられるという事はないかもですが、
「獣のような親」に育てられるという事例は、
悲しいかな、あるのが現実ですね。
そんな風に育った子が、
連鎖を断ち切ろうという強い意志があればいいのですが、
中々難しいのでしょうね。
by 青山実花 (2021-05-26 20:59)
もーもーさん
コメントありがとうございます。
狼が、人間の赤ちゃんを、
親のような愛情を持って育てるとは、
ちょっと現実的でないかもしれませんね。
それで恩返しをしたら、
それはそれで素敵な物語になりそうですが＾＾
by 青山実花 (2021-05-26 20:59)
表題を見て、結構気になりました(笑)。
で、どんな作品かとワクワクしてレビュー拝見させていただきましたが…。
肩透かしでしたか(笑)。
発見された(?)ビデオテープの映像云々の件、なんか1999年のG.ラジー賞総なめにした「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のような感じなのでしょうか。
なんかそんな匂いがプンプンしてますが(笑)。
でも、実はその「ブレア・ウィッチ・・・」個人的には好きなプロットだったので、個人的にこの映画イケるかも…？(笑)
by ぼの (2021-05-27 00:32)
手塚治虫の「ブラックジャック」にも山犬に育てられた
少年の話がありました。その子は発見された当初、四つ
足で歩いて口だけで食事をしていました。でも、たしか
に人間ならどんな環境で育っても二足歩行になるだろう
し、指先も器用なんだから手も使うでしょうね。人間の
言葉を覚えても山犬のお母さんとも会話が出来るって
所がすごく興味深かったです。最後は人間の暮らしを捨
てて山に帰っていきました。
by mio (2021-05-27 12:59)
狼に育てられた子供 確かに本当の話として
報道されていたのを思い出しました
レビューを読んでそんなことやはりありえないな
という気がしています。
by きよたん (2021-05-27 17:36)
ぼのさん
コメントありがとうございます。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」は、
全編、ハンディカメラでの撮影だったように
記憶しているのですが、
この映画は、そうでもなく、
固定カメラで子供たちを映しているような感じです。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」、
私も嫌いではないですよ＾＾
なぜそこまで評価が低いのでしょうね。
by 青山実花 (2021-05-27 20:21)
mioさん
コメントありがとうございます。
あ、確かに「ブラックジャック」に、
そのようなお話があったような気がします。
確か、育ててくれた獣が病気か何かになって、
少年がブラックジャックに治療させたような。
（うろ覚えでごめんなさい）
最後に山に帰るというのが、
手塚治虫さんらしい気がします。
by 青山実花 (2021-05-27 20:21)
きよたんさん
コメントありがとうございます。
私も子供の頃は、その話をすっかり信じていました＾＾；
ありそうで、なさそうな、
微妙な話ですよね＾＾；
by 青山実花 (2021-05-27 20:21)
野良人間より怖い、平野ノラ！！。
怖い、怖すぎます！。
でも、本名は平野千秋らしいですよ。
至って普通ですね。おもしろくない。
芸風と同じくおもしろくない。
42歳初産のほうがよっぽど
ドラマチックでおもしろいですよ。
（おもしろいという表現は正しくないですが）。
人間が生きていく…というのがおもしろいのです。
野良でも立派に結婚して、人の親になれたのが、
嬉しいのです。野良の分際で。
by 裏・市長 (2021-08-19 20:46)
裏・市長さん
コメントありがとうございます。
裏・市長さん、
あなた、平野ノラさんを
馬鹿になさっているのですか？
彼女は、ふざけた化粧をしていますが、
素顔はとっても綺麗なのですよ。
ブリアナ・ギガンテさんと同じ系列だと思われます。
野良が子供を産んだっていいじゃありませんか。
ブリアナさんの子供も見てみたいですが、
そのような日が永遠に来ないのは
残念でございます。
by 青山実花 (2022-10-24 18:59)