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「ロード・オブ・カオス」 [映画]

lordofchaos.jpg
〔2018年/イギリス・スウェーデン〕


1987年。
ノルウェーのオスロ。
ギタリストのユーロニモス(ロリー・カルキン)は、
真のブラック・メタルを目指して、
バンド「メイヘム」で活動していた。


新加入したボーカル・デッドは、
精神的に不安定で、
ステージ上で、自分の腕を切り、
大量の流血を客に浴びせ、
また、豚の頭部を客席に投げ込むなど、
激しいパフォーマンスを繰り広げる。


ある日、テッドは、
自身の体の切り刻んだ挙句、
猟銃で自分の頭を撃ち抜いた。
テッドの遺体を発見したユーロニモスは、
それを写真に撮り、
周囲に配った事でカリスマ化してゆく。


その後、新しいボーカル・ヴァーグを迎えたバンドは、
「誰が一番邪悪か」を競い合うようになり、
各地の教会に放火を繰り返すように。
さらに、メンバーの一人は、
自分に迫ってきたゲイの男を、
メッタ刺しにして殺害。


その後、ヴァーグは、
自分より常に目立つユーロニモスに
激しい憎悪の気持ちを抱くようになり・・・。





試写会で観た。


この映画は、
血を見るのが嫌いなかた、
猟奇的な場面が嫌いなかた、
には、絶対にお薦めできない。


これが、
実在したノルウェーのバンドの、
実話だというのだから、
かなりショック。


最初から最後まで、
死の匂いで満ちている。
自傷行為、
動物への虐待と殺害、
教会への放火、
そして、実際の自死や殺人。


日本人には悪魔の概念がないので、
本当の意味で、理解はできないけど、
向こうの人にとって、
教会や聖書を燃やす、という行為は、
想像以上に重い事のようだ。
もしこれが日本で、
日本人のメタルバンドが、自分の邪悪さを示すために、
神社仏閣を放火するなんて、
ほぼ考えられない事だけど。


主演のローリー・カルキンは、
「ホーム・アローン」の、
マコーレー・カルキン君の実弟。
めっちゃ似てる。


それから、
テッドを演じていたのが、
ヴァル・キルマーの息子のジャック・キルマー。
こちらは観終わってから、知った。
知っていたら、あんな過激な役、
そのつもりで観たのに、残念。


・・・と、ここまで書いて、
公式サイトを見てみたら、
バンドのメンバーの一人が、
ヴォルター・スカルスガルド、と書かれてある。
スカルスガルドって、
もしかして、ステラン・スカルスガルドと関係あるの?
と思い、調べてみたら、
やっぱり息子さん。
つまり、アレクサンダー・スカルスガルドの
弟さんという事だ。
凄い俳優一家だわ。


評価 ★★★☆☆

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コメント 4

ヤマカゼ

心臓に悪そうですね。
つい最近ヤマカゼ、心臓の検診とステント受けました。
また青山様のおいしそうな物、見たいです。
by ヤマカゼ (2021-03-14 20:12) 

青山実花

ヤマカゼさん
コメントありがとうございます。

心臓の検診、お疲れ様でした。
検査しておくと安心ですね。

最近、諸事情あり、
ブログの更新回数を減らしています。
また美味しいものを載せたいです^^
by 青山実花 (2021-03-14 20:52) 

ニッキー

怖そうな映画ですねぇ(*_*)

やっと少し落ち着いてきました。
ブログ休止中もご訪問頂き、本当にありがとうございます(_ _)
by ニッキー (2021-03-15 21:43) 

青山実花

ニッキーさん
コメントありがとうございます。

色々落ち着かれてよかったですね^^

と言っているうちに、
私の方が少し更新が減っています。
これからも宜しくお願い致します^^

by 青山実花 (2021-03-19 21:28) 

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