「ばるぼら」

〔2020年/日本〕


人気作家・美倉洋介（稲垣吾郎）は、
ある日、新宿のガード下で、
薄汚い女（二階堂ふみ）を拾い、
家に連れて帰る。


自らを「ばるぼら」と名乗る女を
側に置いておくと、
美倉は創作意欲が湧き、
新たな小説が書ける。


美倉は、エロティックな幻想に悩まされるが、
そんな時も、
ばるぼらが必ずどこかから現れて、
彼を助けてくれる。
ばるぼらは、美倉にとって、
ミューズのような存在になってゆく。


やがて美倉は、
ばるぼらとの結婚を決意し、
彼女の母親に会いに行くが・・・。





先日は、剛の「ミッドナイトスワン」を観にいったけど、
　↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2020-12-05
今度は、ゴローちゃんの新作。
立て続けのSMAP。
嬉しい。


本作は、
手塚治虫さんの漫画を、
息子さんの、手塚眞さんが監督したという作品で、
奇妙な女「ばるぼら」に翻弄される
ゴローちゃんが、
痛々しくも、美しい。


誰かが、誰かに溺れる。
それは、
誰もが経験する、というわけではないだろう。
溺れることができた人が
幸せかどうかは、
一概には言えないけど、
どんな経験でも、
しないよりは、した方がいいんじゃないだろうか。


ゴローちゃんと二階堂ふみの
ラブシーンが、
結構、激しい。


二階堂ふみはいい。
必要とあらば、
ヌードも、ラブシーンも厭わない、
その潔さが好き。


裸になっても、
絶対体が見えないように、
不自然な角度でしか演技できないのなら、
この映画は成り立たない。
物凄く頑張ってる。


予備知識として、
ゴローちゃんが、
「異常性欲者」とあったので、
どのように異常なのか、
興味があったんだけど、
そこはちょっと物足りなかった。


そうなると、
原作にめっちゃ興味が湧いてくる。
その辺りを、
どう表現しているのか。


図書館に予約を入れたので、
読むのが楽しみだ。


評価　★★★☆☆

コメント 4

興味はあるのですが、イマイチ怖い気がして読めないでいます。
図書館にあるのは「漫画の原作」でしょうか・・？
ワタクシも図書館、チャレンジしてみようかな・・？？
by 向日葵 (2020-12-13 14:17) 

向日葵さん
コメントありがとうございます。

はい、
「図書館」で手塚治虫さんの漫画を予約しました。
ぜひぜひ、向日葵さんも読んでみてくださいね＾＾
by 青山実花 (2020-12-16 22:53) 

手塚治虫作品に「ロック」という
キャラクターがよく登場するのですが、
今、このポスタービジュアルを見ると、
稲垣吾郎さんが、このロックにピッタリだ！。

実写でロックを演じられるのはこの人しかいない。

ボクは「異常性欲者」ではありませんが、
SSブログで「異常性欲者」を演じられるのは、
ボク以外にはいないでしょう！。
これはもう自信があります。
…あくまでも演技ですが。

本来のボクは草食系と呼ばれ、
放牧されてその辺の雑草を食べながら、
細々と生きているポニーのようなか弱い生き物です。

一時期、手塚治虫漫画全集（講談社版）を
集めていたので、「ばるぼら」も読んだハズですが、
まったく記憶にありません。
この当時の手塚治虫先生はスランプの真っ最中で、
出す漫画、出す漫画すべてがことごとく不評に
終わっていた時代でした。

後に「ブラックジャック」（通称・ブラジャー）で、
奇蹟的に息を吹き返すまでは、
「手塚治虫は過去の人」と思われていた時期の
作品だったのです。

青山実花さんが原作をお読みになられたら、
ぜひその感想をこのブログにあげてほしいのです。
そうすればボクの記憶もよみがえるかも知れません。

特に「異常性欲者」の部分を詳細にお願いいたします。
「異常性欲者」の部分を。
by 裏・市長 (2020-12-30 01:03) 

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

裏・市長さんに、一つお伺いいたします。
その、「ロック」という人に
似ているというのは、
褒め言葉と受け取って宜しいのでしょうか。

そうだとしたら、嬉しいですわ。
いつ、いかなる時も、
誰に対しても厳しい裏・市長さんが、
わたくしの愛するゴローちゃんを
褒めてくださったなんて。

これからも、その「ロック」という人に似させるよう、
わたくしからゴローちゃんによーく言い聞かせておきますので、
これからも、新しい地図を見捨てる事のないよう、
宜しくお願い申し上げます。

「ばるぼら」という漫画は、
誰に聞いても、
「読んだけど、記憶にない」
「よく覚えていない」
と、皆さん、お答えになりますね。

手塚先生の漫画で記憶に残らない作品があるなんて、
先生も、よほどスランプだったのでしょうか。
裏・市長さんなら、
「異常性欲者」なんて聞いただけで、
永遠に覚えていそうですが。

分かりました。
漫画を読んだ際には、
その内容を事細かにブログに書こうと思います。
気を長くして、お待ちくださいませね。

by 青山実花 (2021-01-02 20:55)