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「ブリット=マリーの幸せなひとりだち」 [映画]

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〔2019年/日本〕


63歳の専業主婦・ブリット=マリーは、
40年間、
夫のためだけに家事をこなして生きてきた。


ところが、ある日、
夫に愛人がいる事が判明。
スーツケース一つで家を出た。


結婚前にウエイトレスをしたきりの
ブリット=マリーにとって、
できる仕事は少なかったが、
ある小さな町の、
ユースセンターの管理人の職を得る。


しかも、そこに出入りする小学生の子供たちの
サッカーコーチを兼任する事になり、
サッカー未経験の彼女は、
苦戦する事に・・・。





試写会で観た。


出だしのブリット=マリーさんの、
完璧な主婦っぷりが、とっても気持ちいい。


彼女はめちゃくちゃ几帳面で、
食器やカラトリーは全てきちんと同じ向きに収納。
窓も、床も、常にピカピカに磨き上げられて、
夫のワイシャツの洗濯だって手を抜かない。
お料理も本当に美味しそう。


でも、家事が完璧だから、
男に浮気されないか、といえば、
それは別問題なのよねぇ。


夫の浮気がバレた場面というのが、
予告にも描かれてるから書いちゃうけど、
夫が出先で急病になり、
慌てて病院に駆け付けると、
看護婦さんが、
「え? あなたが奥さん? じゃあ、あの人は・・・」
って感じで絶句。
病室には、夫に付き添う、
派手めで、グラマーな女性が(笑)。
この場面は、劇場内でも笑いが起こっていた。


で、ブリット=マリーさん、
とっても潔い。
一度のその事で、
もう迷うことなく家を出る。
まだ夫は入院中だというのに。


40年間のブランクを経て、
得た仕事は、ユースセンターの管理人。
ユースセンターってなんだろうと思ったけど、
日本の、児童館みたいなものか。


管理人だけなら、
専業主婦だった彼女に
ピッタリの仕事だと思うけど、
事は、そう簡単にはいかない。


63歳のサッカー未経験の女性が、
子供たちのサッカーチームのコーチって
無理がありすぎでしょ(笑)。


ところで、迎えに来た夫と再会したブリット=マリーさんは、
今までの結婚生活での不満を、
彼にぶつける。


「脱いだ服は洗濯機に入れてほしかった」
「磨いた床を汚い靴で歩いてほしくなかった」
「食事を美味しいと言ってほしかった」


女性向けの、人生相談のサイトを見ていると、
よく出てくるアドバイスが、
「男に、”察してほしい”は無理」。
あぁ、それがここにも。


日本も、スウェーデンも、
男脳と女脳の違いは、同じらしい。


評価 ★★★☆☆

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コメント 8

英ちゃん

日本の場合は、浮気にかかわらず旦那が定年退職したら離婚する夫婦が多いみたいだね(゚□゚)
熟年離婚てやつだね。
大体、60歳過ぎて離婚されて家事が何も出来ない旦那は苦労するだろうね?(゚□゚)
by 英ちゃん (2020-07-27 15:36) 

にゃごにゃご

私、「脱いだ服は洗濯機に入れてほしかった」
「磨いた床を汚い靴で歩いてほしくなかった」
「食事を美味しいと言ってほしかった」
大変、大変、良く解ります。
現在も、そんな感じで・・・。
by にゃごにゃご (2020-07-27 17:10) 

きよたん

63からの独立には大変なものがありますね
50までならなんとかね
でも家事ができるから仕事になれればなんとかなるかな
by きよたん (2020-07-27 17:59) 

青山実花

英ちゃんさん
コメントありがとうございます。

浮気もしていないのに熟年離婚される旦那様は、
普段からめちゃくちゃ冷たいとか、
奥様より母親や実家を大事に「しすぎる」とか、
よほどの理由があるような気がします。

それで家事ができなくて困っているとしたら、
ちょっと「自業自得」という言葉が浮かびます。


by 青山実花 (2020-07-29 11:20) 

青山実花

にゃごにゃごさん
コメントありがとうございます。

にゃごにゃごさんは、
毎日、すごく頑張っていると思います。

お辛い事がありましたら、ブログでもメールででも、
発散してくださいね。
by 青山実花 (2020-07-29 11:23) 

青山実花

きよたんさん
コメントありがとうございます。

63歳といったら、
一般的は、定年の年齢ですものね。

ブリットさんはあれだけ家事ができるのですから、
職種によっては重宝されそうですね^^
by 青山実花 (2020-07-29 11:26) 

裏・市長

63歳でサッカーのコーチ!。
この設定が痛快やな!。

普通、「ありえない」ことを
見せてくれるのも映画の使命やからな。

このボクが今からガングロ女子高生になったり、
美人女性スチュワーデスデビューしても、
映画の上なら許されないか?。

女性は男が鈍感で察しないというけれど、
それを伝える努力はしてるのかしら?。

なんでもだけれど、
「言葉にしないと伝わらない」ことってのも
あると思うんだよね。

言葉で態度で訴えても変わらないなら、
それはもうそこまでの間柄だと思われる。
躊躇することなく見限ったらいい。

世の女性たちは男性が理解がない、
わかってくれない、紅の豚だと感じているなら、
少しだけ伝わる努力をしてほしい。

男は色々と忙しいんだよ。
昼寝をしたり、テレビを見たり、
エロDVDを見たりして、
女性にかまっていられないんだ。

おっと、このあと10時からボクも
「クイズ脳ベルshow」見なくちゃ!。
ほら、忙しいんだよ、色々と・・・。
by 裏・市長 (2020-07-30 21:49) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

「あなたのお母様は、あなたが席を外すと、必ず私をいじめるのよ」

「あなたが”友達”だと言っている、あの女性、
 どう見てもあなたを異性として意識してるじゃない。もう関わらないで」

「あなた、自分で気付いていないみたいだけど、
 いっつも、あの女性の噂してるわよ。相当気になるのね」


あぁ、こんな事、
言えやしない、言えやしないよ。

だから、こんなに苦しんで、
嫌な顔でもすれば分かってもらえるかと、
しかめっ面して見せると、
「腹でも痛いんか?」って、
あーあ、悲しすぎるわ。

どうして察してくれないのかしら。
言えば分かってくれるのかしら。
どうせまた、

「気にしすぎ」
「お前がおかしい」
「俺は世界一偉い」
「俺は世界一エロい」

で、話が終わってしまうのよ。
だからもう言わない。
言っても仕方ないもん。

by 青山実花 (2020-08-09 00:21) 

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