「二代目はクリスチャン」 [映画]
〔1985年/日本〕
神戸の聖サフラン教会で
シスターをする今日子（志穂美悦子）は、
清らかで美しい女性。
そんな今日子に惚れている2人の男、
ヤクザの天竜組の跡取り・天竜晴彦（岩城滉一）と、
晴彦の幼馴染で刑事の神代（柄本明）。
すったもんだの末、
今日子は晴彦との結婚を決意するが、
結婚式の当日、
晴彦は、嫉妬に狂った女に刺され、死んでしまう。
そのまま、二代目を襲名した今日子は・・・。
せっかく志穂美悦子さんが主演だというのに、
彼女の魅力が全然、生かされていないような。
志穂美さんといえば、
やっぱり、アクション。
例えば、前に書いたような、
↓
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2016-08-26
「若い貴族たち 13階段のマキ」みたいなお話しの方が、
絶対、彼女に合う。
なのに、どうだろう、
この映画の、可愛い子ぶりっ子（死語？（笑））っぷりは。
清らか？ 儚げ？
そんなもん、必要なし。
同じものを観た友人が、
「誰でもできる役。志穂美悦子でなくても」と言ったのが、
言い得て妙だった。
角川映画10周年記念作だそうだから、
薬師丸ひろ子でも、原田知世でも、
良かったような気が。
ちょっと悲しかったのは、
志穂美さんと、実の母親が、
初めて顔を合わせるシーン。
それは、夜の、
薄汚れた飲み屋街。
志穂美さんは、実の親に捨てられたという設定なのだけれど、
ある時、ある人物が、
飲んだくれた女が指さし、
「あれがあんたの母親だよ」と知らされる。
志穂美さんは大変なショックを受けて、
教会で泣いている。
うーん、この場面こそ、
泣かないでほしかった。
普段の、あの達観したようなシスターぶりなら、
母がどんな女であろうと動じず、
冷静に対処してくれたなら、
カッコよかったのに。
いや、それは無理か。
いくらシスターとはいえ、
まだうら若い娘。
母親ってものに、
夢や幻想を抱いていたんだろうし。
評価 ★★☆☆☆
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志穂美悦子さんは、長渕剛さんの奥さんだよね。
今は芸能活動はしてないのかな？
しかし、角川映画はヤクザと絡めるのが好きだね（ﾟ□ﾟ）
セーラー服と機関銃もそうだしね。
by 英ちゃん (2020-06-02 15:27)
英ちゃんさん
コメントありがとうございます。
長渕さんのような方の奥様は、
志穂美さんくらい強い方がいいように思います＾＾
確かにそうですね＾＾
魅力的な女の子＋ヤクザ
という組み合わせに萌えるのでしょうか＾＾；
by 青山実花 (2020-06-02 18:32)
志穂美さん、お綺麗ですね。
志穂美さんと言えば、やっぱりアクションですよね！
確か、今はお花関係のお仕事をされていたかと思います。
映画館再開、良かったですね♪♪
私はよく新宿ピカデリーを利用していたので、
様子をみて少し状況が落ち着いたら、
また映画を観に行くのが楽しみです。
by 風のリボン (2020-06-02 18:51)
やっぱり影の軍団の印象が強いです。この映画も話題になりましたね。
by ヤマカゼ (2020-06-02 19:44)
志穂美悦子さんなら、テレビで
ドーベルマン・デカとか、
影の軍団シリーズで、よく観ていたので、
そのアクション・シーンは素晴らしかった。
映画の大画面で観たら、さぞかし、カッコいいでしょうね。
しかし、角川映画の10周年記念作なら、
角川春樹も、さぞや口出ししただろうに、
志穂美悦子さんならアクションシーン
ということが分からないほど
女を見る目がなかったのでしょうかね、
まだ若かったと思うのですが。
また、偶然なのか、一つの「定石」なのか、
私には分かりませんが、
志穂美さん演ずるシスターが、
実の母親に捨てられるという設定は、
『母孔雀』での、しず江と淳子の設定と同じですね。
そして、こちらでは、シスターが
「母親ってものに、夢や幻想を抱いていたんだろう」という。
男では、母親との関係で
「マザコン」というのがある人もいるけれど、
女性でも、母親との関係で
何か特有な感情のようなものがあるというのは、
志穂美悦子さんのアクションシーンの有無ということとは別に、
一つの、新鮮な発見でした。
by ソレイユ (2020-06-03 00:27)
長渕剛さんは、石野真子さんと結婚した頃は普通だったのに何で体育会系みたいになったのでしょうね？（ﾟ□ﾟ）
魅力的な女の子＋ヤクザは、ギャップ狙いかも知れないね？
by 英ちゃん (2020-06-03 01:37)
星二つですか
私は星一つだったな
映画館で観て「なんだかなぁ．．．」という感想でした。
by mitu (2020-06-03 05:53)
風のリボンさん
コメントありがとうございます。
やっぱり、イメージなのでしょうか、
志穂美悦子さんは、お花もいいのですが、
アクションを見せてほしいと思ってしまいますよね＾＾；
映画館再開、とっても嬉しいです＾＾
あれを観たい、これを観たい、と、
頭の中はそればかりです（笑）。
それから、新コロ騒動で流れてしまった、
名画座の、貴重な映画を、
もう一度上映してほしいのですが・・・どうなる事やら＾＾；
by 青山実花 (2020-06-03 17:09)
ヤマカゼさん
コメントありがとうございます。
「影の軍団」、テレビドラマですね。
見た事はないのですが、面白そうですね＾＾
by 青山実花 (2020-06-03 17:09)
ソレイユさん
コメントありがとうございます。
志穂美悦子さんでアクション映画にしないとは、
角川が何を狙ったのか分かりませんが、
イメージの脱出というのもあったのでしょうか。
あまり成功しているとは言えませんが＾＾；
最近の母と娘関連のニュースは、
極端なものが多いですね。
男性と同様に、女性のマザコンのような方がいて、
実家べったりで、旦那様が困っているとか、
反面、「母が重たい！」あなたへ という本が出るくらい、
母親との関係に悩んでいる女性もいたり。
by 青山実花 (2020-06-03 17:09)
英ちゃんさん
コメントありがとうございます。
私の勝手な意見ですが、長渕さんは、人が思うより、
意外と自分に自信のない方なのでは・・・。
以前の逮捕理由もそうですし、
「順子」の歌詞を読んでも、すごくそれを感じます。
だから、マッチョな感じにして、
自分を鼓舞しているのかもしれません。
by 青山実花 (2020-06-03 17:10)
mituさん
コメントありがとうございます。
劇場で観られているのですね＾＾
> 「なんだかなぁ．．．」
本当に、ピッタリな言葉ですね＾＾；
「あんなに良い映画に2点なんて酷い！」という方がおられたら、
どうしようかと思っていたので、
少しホッとしました＾＾；
by 青山実花 (2020-06-03 17:11)
あれ？画像が…変わっている。
よかった。ボクが長渕つよぽん事務所に
通報したかいがありました。
「お宅の奥さんのふしだらな画像が
インターネット上に掲載されていますよ！」と。
ボクは大変ショックを受けました。
本日のレビューには、
志穂美悦子の「気持ち」というものが
まったく汲み取れていません。
当時、志穂美の悦っちゃんといえば、
JAC（ジャパンアクションクラブ）創設当初、
千葉真一直伝でアクションを教え込まれ、
千葉真子としてデビューしかけたのですが、
何かの間違いで、キカイダーのビジンダーとして
登場したのです。
このビジンダーが天使と悪魔の2つの顔を
持ち合わせており、
体内に水爆が仕込まれているのです。
で、志穂美の悦っちゃんの姿で、
いきなり苦しみだすんです。
「むっ…胸が…！くるひぃっ！！」。
びっくりして近寄って来る男に訴えます。
服のボタンをはずして、ゆるめてほしいと。
男どもはウハウハ言いながら、
ええか、ええのんか？ええか、ええのんか？と、
笑福亭鶴光師匠のように、上から順番に
ブレザーのボタンを外していくのです。
これが第3ボタンまで外れた時、
水爆が爆発するのですが、毎回第2ボタンまでしか
外れないのです。何かがジャマをするんです。
志穂美の悦っちゃんはその後、
アクション女優として名を馳せました。
しかし、このままでいいのだろうか・・・。
常にそんな思いがあったのです。
「ワタシ、アクションだけじゃないんです…！」。
そう、この時期の志穂美の悦っちゃんは、
完全にアクションを封印していました。
これ以後、欽ドンに出てみたりと迷いが
感じられましたが、もうアクションの世界には
戻ってくることはなかったのです。
でも、ボクらが見たかったのは、
女だけど強い、男だって勝てない！、
そんなヒロインの姿だったのです。
そうです。当時の志穂美悦子には、
見てる側の「気持ち」というものが
まったく汲み取れていませんでした。
自分のやりたい役柄と、求められる役柄…。
この距離ね。
これ、ムズカシイ問題ですよ。
俳優には常につきまといます。
by 裏・市長 (2020-06-07 02:37)
裏・市長さん
コメントありがとうございます。
この度は、裏・市長さんに許可なく、
「クリスチャン」の画像を変えてしまった事を、
ここに深くお詫び申し上げます。
なにせ、この「クリスチャン」、
62年前にレビューを書いたきり、
ずっと下書きに入れっぱなしだったのでございます。
62年前のわたくしは、
写真を載せる際は、
とにかく、DVD、もしくは、VHSのジャケットが最優先、
それが一番と考えていたのでございます。
でも、よくよく考えてみますと、
誰もが手に入れる事の出来る写真を使っても、
あまり面白くありません。
それより、公開当時のポスターの方が、
なんぼか価値がある、と、
そんな風に考えが変わっていったのでございます。
それ以来、
ネットで、古い映画のポスターが落ちておりますと、
それを保存するのが楽しみな毎日です。
たとえ、その映画を永遠に観る事がないとしても。
それから、
もう一つ、
志穂美悦子さんのお気持ちが汲み取れなくて、
申し訳ありません。
映画を観る際は、
出演者の気持ちを読み取って当然、
観客は、たっかい金を払って、
女優の気持ちを忖度しなくてはいけません。
そこの所を、
このレビューでは忘れておりました。
志穂美さんには、
本当に失礼な事をいたしました。
その代わり、といってはなんですが、
女優の方も、観る側の気持ちを汲み取って、
料金以上の見せ場を作っていただきたいものだと
思っております。
例えば、
「え！？あの女優があんな事を！？」と
思われる場面を増やすなど、
工夫が欲しいです。
志穂美悦子さんでいえば、
夫婦ものの映画など、
ぜひ、観てみたいものです。
気が小さいくせに、
体だけはマッチョな夫と、
誰にも負けない身体能力を持った妻、
なんて設定はいかがでしょう。
夫の前妻のアイドルでは、
決して勝てなかった夫婦喧嘩も、
志穂美悦子さんなら、コテンパンに
やっつける事ができるのです。
今度、私がこの案を持って、角川に行ってきます。
by 青山実花 (2020-06-10 16:21)