「こんにちわ20才」 [映画]
〔1964年/日本〕
石坂カナ子(吉永小百合)は、
3人の姉たちが、
全員、自分の家の下宿人と結婚した事に反発し、
自分だけはそうならない、と決めている。
しかし、娘の早い結婚を望む母は、
近所の医大から、
学生の下宿人を募集し、
川崎(高橋英樹)がやって来る。
一方、
カナ子の叔母も、
石坂家に倣って、
自分の家に下宿人・橋本(和田浩二)を置き、
娘の澄子(笹森礼子)と結婚させようと画策する。
カナ子と澄子は、
絶対その手に乗らないようにと、
固く誓い合う。
ところが、半年もしないうちに、
橋本と澄子が恋仲になってしまい、
結婚。
実はカナ子も、川崎が気になって仕方がないのだが、
意地を張ってしまい・・・。
タイトルのイメージから、
私は勝手に、
20才になったばかりの、
女子大生か、OLさんが、
勉強や、仕事や、恋に燃える、
青春ものだと思っていたのだけれど、
まぁ、確かに青春ものには違いないけれど、
テーマは、とにかく結婚結婚、そればっかり。
1960年代は、
こんなものだったんだろうか。
ほぼ、団塊の世代に近い吉永小百合さんたちの世代は、
今より格段に若者の人口が多く、
そうでもしないと、
男女が片付かなかったんだろうか(笑)。
それにしても、
若い頃の高橋英樹さんのイケメンな事ったら、
今の、子離れできないおじさん、のイメージからは
考えられないくらい、素敵。
それから、
和田浩二さんもカッコいい。
こんな下宿人が家にいたら、
そりゃあ、ときめくだろうよ(笑)。
ところで、
以前、このブログの、
「散弾銃(ショットガン)の男」のレビューで、
↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2017-10-15
あまりのステマに驚いた、と書いたけれど、
本作にも笑ってしまった。
なにせ、吉永小百合さんが、
天ぷらを揚げるシーンで、
「この日清のてんぷら粉って、からっと揚がるわね」と言ったり、
他にも、失念したけど、
そのような場面が数箇所あって、
そのたびに、
劇場内で、
失笑に近い、笑い声が起こる。
ステマも、
もうすこし分からないようにやってほしい気もするけど、
まぁ、
何だか可笑しいから、いいや(笑)。
評価 ★★★☆☆
〓