「おとうと」

〔1976年/日本〕


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ヒロミ・ゴーのディナーショーが
あまりに感動だったので、
　↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2019-12-24
下書きに入っていた、
このレビューを引っ張り出してきました（笑）。
内容は、書いた時のまま、
手直しはしていません。

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18歳のげん（浅茅陽子）と、15歳の碧郎（郷ひろみ）姉弟は、
暗い家庭で暮らしている。
小説家の父と、父の後妻の仲はいいとは言えず、
しかも、この継母は体が弱く、
宗教に傾倒して、
家事全般は、げんの役目だ。


碧郎は、次第に不良化してゆき、
ついに退学になる。
継母は、そんな碧郎を嫌い、
家族の空気は、ギスギスするばかり。


ところが、18歳になった碧郎が、
肺結核に罹る。
げんは、病院に泊まり込みで、
看病を続けるが・・・。





市川崑監督の名作「おとうと」のリメイク。


市川監督版では、
姉を岸惠子さんが、
弟を川口浩様が演じていて、
どちらかというと、
岸惠子さんに目が行くような作りになっているけれど、
　↓
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2016-01-17


こちらの主役は、
やっぱりヒロミ・ゴー（笑）。
生まれながらに、
主役しかできない人ってのが、
世の中には、いるのよね。


で、感想を書きたいのだけれど、
川口浩様命のわたしは、
どうしたらいいのか（笑）。


ヒロミ・ゴーも悪くはないけど、
浩様の、
あの学ラン姿の可愛さと、
すねたような表情に、
勝てるはずもなく。
（結局、好き嫌いで決める女（笑））。


この物語は、
バラバラだった家族が、
碧郎の病気によって、
わだかまりが解ける、という流れなのだけれど、
ネタバレしてしまうと、
ラストに、碧郎は死ぬ。


げんは、ショックのあまり気を失ってしまうのだけれど、
すぐ、意識を取り戻して、
碧郎の死後の後始末のために、
起き上がって、エプロンを身に付け、
継母に、「お母さんは休んでいてください」と言う。


ここの解釈が様々なようで、
「弟のために、健気に立ち上がった姉」という見方もあれば、
「弟の事は、自分が全てやる。特に継母には介入させない」
という気持ちの表れ、との見方もある。


ちなみに、テレビドラマ版もあり、
そちらでは、
姉を斉藤由貴が、
弟を拓哉が演じているのだけれど、


ラスト、気を失った斉藤由貴が起き上がって、
エプロンを付けるのを止めるのは、看護婦なので、
継母への対抗心のようなものは描かれてはいない。


評価　★★★☆☆

コメント 10

生まれながらに主役・・・
なるほど。
ディナーショーの影響恐るべし。
納沙布岬のお店にいたときは、歌手や俳優さんが来ましたが
気さくに話したり車で送ってあげたりもしましたが、
やはり、空気感が違いました。
by sigedonn (2019-12-26 16:40) 

川口浩さんて探検家の？
私には、探検家のイメージしか無いです（ﾟ□ﾟ）
by 英ちゃん (2019-12-26 22:45) 

ヒロミゴーのディナーショー行きたくなりました。
by arles (2019-12-27 08:24) 

sigedonnさん
コメントありがとうございます。

生まれながらの主役、
石原裕次郎さんとか、トム・クルーズなども、
そうなのではないかと思います＾＾

やはり芸能人さんは、
日頃から人から見られているせいか、
背筋がピンとしていて、
一般人とは違いますよね＾＾
by 青山実花 (2019-12-27 11:28) 

英ちゃんさん
コメントありがとうございます。

私も昔はそうだったのですが、
古い邦画を見てみたら、
そのカッコ良さに惚れてしまいました（笑）。
by 青山実花 (2019-12-27 11:29) 

arlesさん
コメントありがとうございます。

ヒロミがあれほどカッコいいとは思わなかったです。
ぜひぜひ、arlesさんにも行ってほしいです＾＾
by 青山実花 (2019-12-27 11:30) 

岸恵子と川口浩の映画を見たような見なかったような。昔の女優って一際綺麗でしたね。
by beny (2019-12-29 16:48) 

benyさん
コメントありがとうございます。

昔の女優さんは、
戦争や貧困などを体験しているせいか、
美しい上に、重みがありますね。
by 青山実花 (2019-12-29 23:16) 

さすがやな！。

映画の話題のみで終わらせずに、
テレビドラマ版に触れている点がすばらしい。
あんな1回しか放映されなかった
スペシャルドラマについてだ。

ヘタな鉄砲も数打ちゃ…というように、
どんなにクソ映画、クソドラマ、
そしてクソ・・・（自主規制）だって、
見ておけば後々、芸のこやしになるんだな。

今日それがハッキリとわかった。

映画2本プラス、ドラマを引き合いに出し、
比較対象にすることで記事に「厚み」が出る。
これはとてもすばらしい。
ここでしか読めない記事だ。
それでこそ「のんびり。」の存在価値がある。

もうちょっとがんばれば与太ブログから
卒業できる！・・・かも知れない。
まぁ、がんばれよ。
by 裏・市長 (2019-12-31 22:17) 

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

そりゃあ、あなた、
「おとうと」の碧郎を演じたのは、

川口浩様
　↓
ヒロミ・ゴー
　↓
拓哉

ですよ。
日本3大イケメンよ。
映画もドラマも関係なく、
書きたくなるってもんじゃありませんか。


ただ、わたくし、大変に不満に思っている事がありますの。
吉永小百合さん版の「おとうと」の
弟役が、なんで鶴瓶さんなんでしょう。
浩様、ひろみ、拓哉のうちの、
誰が年食ったら、あんな姿になるのでしょう。
有り得ませんわね。

by 青山実花 (2020-01-01 19:34)