「ぼくらの7日間戦争」

〔2019年/日本〕


北海道で暮らす、高校2年生の鈴原守は、
内気で、クラスでも全く目立たない存在。
守は、隣家に住む幼馴染でクラスメイトの千代野綾に
密かに恋している。


そんなある日、守は、
綾が夏休みに東京へ引っ越す事を知る。
そして、その引越しを、
綾がめちゃくちゃ嫌がっている事も。


守は綾に、
思わず、「一緒に逃げよう」と言ってしまう。
守にとってそれは、
「2人きりで」という意味だったが、
綾は友達を誘い、
結局6人で、廃工場で一週間を過ごす事に。


ところが、その工場に、
タイ人の子供が隠れていた事から、
入国管理局員、さらには警察や親を巻き込んで、
事態は大変な事に・・・。





試写会で観た。


1988年に、当時14歳だった
宮沢りえが初主演した映画、
「ぼくらの七日間戦争」を
　↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2015-08-01
アニメでリメイクした作品。


と言っても、
舞台は北海道、
設定は2019年、
立て籠もるのは、中学生ではなく高校生というように、
オリジナルと全く同じ、というわけではない。
オリジナルと本作との見分け方は、
「七」と「7」。


宮沢りえ版の方は、
校則が厳しくて、めんどくせー、みたいな内容だったけど、
こちらは、
東京に転校する女の子が、
せめて、17歳の誕生日を故郷で迎えたいという、
それほど反抗的ではない内容。


まぁ、高校生だから、
そんな中2みたいな事は言わないよね（笑）。


何といっても、実写との違いは、
スマホの存在。


今の高校生が、
スマホを持っていないはずがなく、
良くも悪くも、
ネットで拡散された彼らの情報が、
彼らを巻き込んでゆく。


そして、ネットに書き込みされた、
彼らの別の顔、というか、
「あいつ、中学ではこんな奴だったんだぜ」とか、
「あの子の本音はこうなのよ」とかの、
知らなくていい情報でネットは盛り上がり、


そのせいで、彼らは、
互いに疑心暗鬼になるんだけど、
でも、そこは高校生。
全員が、自分の秘密をカミングする場面は、
クライマックスとも言ってよく、
感動する。


綾の父親ってのが、
議員をしているんだけど、
これが、絵に描いたような嫌なオッサンで、
うんざり。


ラスト近く、
宮沢りえの出演がある。
アニメなので、声だけなのに、
やっぱり、「うわー」という気持ちになる。


評価　★★★☆☆

コメント 8

昔、宮沢りえの実写版を見ました。
そうですね
今の時代ならば、知らなくても良い
ネット情報が入ってきますね。
by 八犬伝 (2019-12-09 21:23) 

宮沢りえ懐かしい～
そして主題歌はＴＭネットワーク♪
by yamatonosuke (2019-12-10 02:08) 

あ！これは見てみたいかもー！！
by よーちゃん (2019-12-10 08:15) 

八犬伝さん
コメントありがとうございます。

実写版、観られてますか＾＾
りえちゃん、可愛かったですよね。

ケータイの登場で、
大人も子供も、人間関係のあり方が、
大きく変わったと実感しています。
by 青山実花 (2019-12-10 08:40) 

yamatonosukeさん
コメントありがとうございます。

実写版のりえちゃんはまだ14歳で、
溌溂とした子でしたね＾＾
この映画、
TMネットワークの曲も、
音楽だけ聞く事ができます＾＾

by 青山実花 (2019-12-10 08:42) 

よーちゃんさん
コメントありがとうございます。

実写版とニュアンスが違っていて、
楽しめます。
ぜひご覧になってみてくださいね＾＾
by 青山実花 (2019-12-10 08:43) 

青山実花さんはすでに旧作をご覧になって
いらっしゃるんですね。

ボクの印象では、
なんだか中2病のゴリ推しアイドルが、
戦車でやってくる…そんな感じでしたが…。

なんで、こう最近は過去作をわざわざ、
引っ張り出して来たようなのが多いんだろう。

スポンサーを集めたり、上部に報告するにも、
話を進めやすい…というのはわかるけど。

それでも「新しいもの」が見たいんだよね。
まだ見ぬものが。

本作に限った話ではないけれど、
リメイク作のタイトルを見ると、
新しいものを作る努力を製作者は放棄している
ように思えてしょうがない。

リメイクするにも、別の切り口が
あるような気がする。

「ぼくらの7日間戦争、その後」とか。
7日間で終わる予定だった戦争は実はまだ
続いていた！。宮沢りえ主演で、その後を描く。

…誰が見たいのか、よくわからん映画に
なりそうだけれど、少なくともわしは観たい。
怖いもの見たさで観たい。

で、40年後、50年後、痴呆症になっても、
まだ戦争を続けるボケ老人の姿を描くのだ…。

余談ですが、「俺たちの旅」は10年後の再会で
留めておいたほうがよかったね。

30年後まではやりすぎた…。

カースケたちのその後は、
視聴者たちそれぞれの想像におまかせします…。
そのほうがよかったね。


by 裏・市長 (2019-12-18 12:12) 

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

裏・市長さんたら、
酷すぎますわ。

宮沢りえさんの事をゴリ押しだなんて。
彼女はゴリ押しなんかじゃありませんよ。
本物の美少女なのよ、
天才的に可愛いのよ。
そして、お母さまとセットになって売り出したから
成功しただけなのよ。

今の、本物のゴリ押し、
〇〇〇芽や、〇〇〇鳳みたいに、
まっっっったく可愛くないのに、
なぜか、可愛いという体で、
やたらと出てくるのとは違うのよ。

それに、宮沢りえさんは、
人気絶頂期に、ヌードになってくれたのよ。
ありがたいのよ。
落ち目になって、くたびれた体を晒したのとは
わけが違うのよ。
〇〇〇芽や、〇〇〇鳳も、
いっそ、ヌード写真集でも出しゃ、
認めてやるってのに、
そんなクソ度胸もないのですから、
やっぱり偽物ですわね。
りえさんを見習えっつーんですよ。


「ぼくらの7日間戦争、その後」は、
2062年に公開予定だそうですわ。
宮沢りえさんは、
まだ廃墟に立て籠もって、
戦車に乗っているとか。
オリジナルと違うのは、
森田剛ちゃんが、バックにいるという事くらい。
誰をバックにしているかで、
その人間の価値まで決まってしまうのは、
仕方ない事なのかもしれませんわね。


そうね、まさか洋子が死ぬとは、
裏・市長さんも、わたくしも、
想像していませんでしたわね。

by 青山実花 (2019-12-23 10:17)