SSブログ

「カツベン!」 [映画]

katsuben.jpg
〔2019年/日本〕


映画が大好きな少年・俊太郎は、
幼馴染で初恋の相手・梅子に、
将来は活動弁士になりたいとの
夢を語る。


10年後。
俊太郎(成田凌)は、窃盗団に騙され、
にせの活弁士をしながら、
泥棒の片棒を担ぐようになっていた。


しかし、ひょんなことから、
窃盗団の大金を手に逃亡した俊太郎は、
小さな町の小さな映画館「青木館」に流れ着き、
そこで活弁士として、働くことになる。


町には、大きな映画館、「橘館」があり、
青木館の有望な活弁士や楽士を、
次々引き抜いていた。
そんな中、
俊太郎は、女優になっていた梅子(黒島結菜)と再会し・・・。





試写会で観た。


成田凌の活弁っぷりが、
とても上手く、聞きやすく、
彼が初めて舞台で、
その手腕を披露した時は、
聞き入ってしまい、
拍手したくなった。


物語の始まりは、
大正14年とあるから、
100年前ほどには、
すでに日本でも、
映画が人々を楽しませていたことになる。


しかも、
活弁士が活躍する当時の映画は、
映像そのものよりも、
活弁士のルックスが、
客の入りの重要な要素のようで、
女性たちは、
人気活弁士の高良健吾の流し目に、
失神したりするのが可笑しい。


音楽も、生伴奏で、
つまり、それは映画というより、
何かショー的な意味合いが
強いようだ。


それに、活弁士さんの表現一つで、
映画のイメージが丸っきり違うものになってしまうのも
とても興味深かかった。
たとえば、洋画で、
ラブシーン一つにしても、真面目に語れば、シリアス物に、
おちゃらければ、コメディに、といった具合に。


まぁ、今なら吹き替えがそれに近いものなのかもしれないけど、
声優さんが、
あまりにも、内容とかけ離れた演技をしたら、
めっちゃ批判の対象になるだろう。


私自身が、
活弁士さんがつく映画を観たのは、
一度だけ。
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2014-01-17

あの時は、とても楽しかった。
今回、この「カツベン!」を観て、
また活弁士さんがつく映画を観てみたいな、と思った。


評価 ★★★☆☆

nice!(108)  コメント(8) 
共通テーマ:映画

nice! 108

コメント 8

向日葵

活弁士がつく映画・・?
一度見てみたいものです。
by 向日葵 (2019-11-16 22:56) 

mitu

わ~!この映画も観てみたいな
活弁の時代、楽しそうだな(^^♪
by mitu (2019-11-18 06:16) 

yonta

この作品、来月公開なのですね(^^)

弁士さんが活躍していた頃、映画館に行くって
今よりずっと特別でワクワクするイベントだったようで、
なんだかちょっとうらやましいです。
イケメンの弁士さんは「会いに行けるアイドル」って
とこだったのでしょうか。

それにしても「浮草物語」、2014年でしたか(^^;
月日が経つのがはやすぎて、びっくりですね。
by yonta (2019-11-18 07:06) 

裏・市長

カツベン!。
実にタイムリーです。
金曜日、近所のスーパー南河生鮮市場で、
丁度、買ってきたところです。カツベントウ。

南河のお惣菜はおいしいんです!。
でも定価では買えないんです。
いえ、買わないんです。プライドが邪魔して。

半額だったので、ついついすき焼き丼など、
5つも買ってしまいました。
よくよく考えるとウチの弟は肉類を食べないので、
(主食はカスミ)食べるのはボクひとりなのに。

でも、いいよね半額だから。

ボクはカツにはうるさいのです。
サンディにもカツベンはあるのですが、
あれは…トンカツではありません。
ペラッペラのハムカツです。

以前、オークワには特厚トンカツベンが
あったのですが、ブ厚すぎて中まで火が通らず、
苦情が殺到し、普通のペラいカツベンに
なってしまいました。

…多少、火が通っていなくても、
あの中心部にほのかの残る生っぽい赤身が、
とてもンマかったのに…。残念です。

ここまで延々と書いてきて、
ふと気づいたのですが…、
今日のレビュー…カツ弁当、無関係ですか?。
おいしいカツベンの話題ですよね?。

だってこちらはグルメブログですもんね。
by 裏・市長 (2019-11-23 03:51) 

青山実花

向日葵さん
コメントありがとうございます。

たまに、小さな映画館で、
活弁士さんつき上映があるようです^^


by 青山実花 (2019-11-24 16:58) 

青山実花

mituさん
コメントありがとうございます。

活弁の文化って、
日本独特のようですね^^
私もこの時代に生まれたかったです^^

by 青山実花 (2019-11-24 16:58) 

青山実花

yontaさん
コメントありがとうございます。

わー!
私も同じ事を思いました。
今のように、何でも手に入ったり、
行けたりする時代より、
娯楽の少ない昔のほうが、
イベントは胸がときめいたのでしょうね。
もちろん、今は今で楽しいのですが。

ほんと、私も、初めてyontaさんとお会いしてから
5年も経つなんてビックリしました。
この調子なら、20年、30年なんてあっという間ですね^^
これからも、ずっとお友達でいてくださいね^^

by 青山実花 (2019-11-24 16:58) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

ああ、確かに、
南河生鮮市場のカツベントウは
美味しいですわね。

特に、
あのふっくらと炊けたご飯が美味しいですわ。
ご飯は、深夜にタイマーをセットしておけば、
朝の5時には確実に食べられるのですよ。
憶えておいてくださいませね。


サンディのカツベンはいただけません。
ハムを肉と偽るなんて、
言語道断。
訴えてもいいレベルです。


オークワの特厚トンカツベンは、
すみません、
私が揚げていたんです。
面倒なので、揚げ時間を短縮したら、
中が赤かったんです。

ここまで延々と書いてきて、
ふと気づいたのですが…、

今日の裏・市長さんへのコメント返し、
全部、フィクションですわね。
話を合わせてしまいました。
すみません。


今度、新宿のかつ屋さん、「すずや」さんに
ご一緒しませんか?

by 青山実花 (2019-11-24 16:59) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。