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「人生、ただいま修行中」 [映画]

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〔2018年/フランス〕


試写会で観た。


フランスの看護学校で、
看護師を目指して勉強する若者たちの
成長を描いた、ドキュメンタリー。


そこで学ぶのは、
年齢も、性別も、肌の色も異なる、
20人ほどの生徒たち。


医療の事など何も知らない、
ゼロからのスタートの彼らは、
人形を相手に、
注射から、
出産の疑似体験までを学んでゆく。


その後、実際に、病室に入って、
本物の患者さんたちに、
習った事を実践していくわけだけれど、
当然、
最初から上手くいくわけがない。


患者さんは、
「俺は実験台かい?」なんて言うけど、
顔が笑っているので、
そこまで嫌がっていないようだ。
なんだかこちらがホッとする。


上映後、
ニコラ・フィリベール監督のトークショーがあり、
その事が話題になったのだけれど、
入院患者さんたちは、
入院生活が退屈で仕方なく、
だから、
同じ事の繰り返しの毎日を
ちょっと崩してくれる、
新米看護師さんたちの存在を
むしろ面白がって受け入れてくれるのだそうだ。

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後半は、
生徒一人一人の、
カウンセリングの場が映し出される。


彼らは、そこで本音を言う。
自分がちゃんと勉強できているのか
不安な事や、
死に対面して、動揺してしまった事など。


それから、
母が会いに来てくれて、
帰ってしまった事に、
涙する女の子がいて、
こちらまで泣けてくる。


病院に行って、
看護婦さんの
優しさや、
献身的な様子に、
ホッとすることがあるけれど、
どんなにベテランの方でも、
きっと最初はみんなこうだったんだろうなぁと思う。


命を預かる仕事に就こうと、
懸命に勉強する彼らに、
頭が下がる思い。


評価 ★★★☆☆

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旅爺さん

おはよう御座いま~す(^_^)/”””””””””*
爺もAEDとか蘇生術など憶えたいものです。
by 旅爺さん (2019-10-11 08:47) 

ヤマカゼ

話は違いますが、会社の健康診断で採血をしてもらうのに、その採血の先生はどう見ても60歳以上、首もまだ座っていない赤ん坊みたいに震えているし、手先も震えていて、多分ヤバイとおもったのですがとても注射が痛かった。クリニックの方々も人材不足なのでしょうか?2カ月に1回、採血検査を病院で受けてますが、若い女子の検査員のほうがよほど上手いです。
by ヤマカゼ (2019-10-11 12:39) 

裏・市長

この話題、女性介護士の資格を持つ、
このボクにおまかせください!。

と言っても、失業保険の時に行かせて
もらったヤツで、日数さえちゃんと詰めれば、
誰にでもプレゼントされる、夏休みの
ラジオ体操のスタンプラリーみたいなものだ。

今でも思い出すねぇ。
初日、入学式の日に遅刻したんだ。ボクだけ。

教室の後ろからコッソリ入ったんだけど、
みんなが一斉に振り返ったねぇ。
教員の挨拶もとまったねぇ。

「時間厳守です、遅い事は誰でもする!」と、
いきなり怒られたねぇ。

でも、理由があるんだ。
その日、メチャメチャ余裕持って家を出たのに、
奈良市の大宮駅の踏切で人身事故があって、
遮断機があがらず、30分ほど足止めをくらったんだ。

電車の遅延なら、駅で証明書がもらえるそうなのだが、
踏切が渡れない!しかも、迂回路も遠い。
「すぐ開くやろ?」と待ってたら30分。

で、入学式の挨拶は続いていたら、
前の席の女の携帯が鳴ったんだ。
大音量で「キャンディキャンディ」。

電源、切っとけよ…と思ったが、
その女、挨拶中に3回も鳴らしよった!。
でも、怒られなったんだ!。
なんでオレだけ!?。おかしくないか?。

介護の現場はストレスにまみれているので、
そのターゲットにかよわいボクが選ばれたに違いない。
by 裏・市長 (2019-10-12 10:49) 

青山実花

旅爺さんさん
コメントありがとうございます。

蘇生術などを習っておけば、
いざという時、役に立ちますよね。

by 青山実花 (2019-10-28 22:56) 

青山実花

ヤマカゼさん
コメントありがとうございます。

仰りたい事、分かります。
確かにベテランの先生は偉いとは思いますが、
技術的な事って、時には若い人の方が
上手だったりする事がありますよね。
いつも若い女の子の検査員さんにあたるといいですね。

by 青山実花 (2019-10-28 22:56) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

裏・市長さん、ごめんなさい。
あの日、
ケータイの電源を切っておらず、
「キャンディキャンディ」の着メロを鳴らしたのは、
わたくしなんです。

わたくしが教員から叱られなかった理由、
それは、わたくしが美しいからに他なりません。

男というものは、
美しい女、可愛い女、若い女には、
めっぽう甘いのでございます。
わたくしは、この美しさを武器にして、
ピンチを乗り越えてきたのでございます。

「ごめんなさーい♪ てへ♪」と言えば、
全てが許されるのでございます。
どうだ、羨ましいだろう。

美しいって、罪なのね・・・。


そりゃあ、裏・市長さんは、
どんな理由があっても、
遅刻なんて許されるわけがないでしょう。

試しに、
「ごめんなさーい♪ てへ♪」と言ってみてください。

あなたは、
卒業するまでの間、ずっと、
教員から目を付けられる事でしょう。


by 青山実花 (2019-10-28 22:56) 

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