「プロミスト・ランド」

〔2012年/アメリカ〕


大手企業の社員・マット・デイモンは、
農業で成り立っている田舎町・マッキンリーにやって来る。


マッキンリーには良質のシェールガスが埋蔵されており、
町民たちからその採掘権を買えれば、
会社は儲かり、
町民たちも潤うはずなのだ。


事は上手く運んでいるかに思われた。
ところが、
町の教師・フランクと、
環境活動家のダスティンという反対派が、
手強い相手として現れ、
町民の心を動かし始めた。


結局、
賛否は住民投票で決める事になるが、
ある衝撃の事実がデイモンを打ちのめす・・・。





いかにも「善人」なマット・デイモンには、
こういった役がよく似合う。


大企業、環境活動家、農業を生業とする人々、
これらがぶつかって、
最後はどうなるの？と思うけど、
まぁ、お約束通り、
環境が大切という体で終わるんだろうなぁと思いながら観る。


難しい問題だから、
本音は書きにくい。
ただ、大企業が全て悪なのか、といえば、
私は全くそんな風には思わない。


今、自分が生きる上で利用している物は、
大企業が頑張ってくれてるから、というのもあるし、
そこで働く社員だって、
会社のため、というよりは、
自分や家族が生きる為に頑張ってるだけ。


では、逆に、
環境はどうでもいいのか、といえば、
勿論絶対、そんな風には思わない。
私の手に負える問題ではないんだと思う。


一番のクライマックスのあと、
それでも、私がマット・デイモンだったら、
彼のような道は、たぶん選ばない。
それが私の生き方、としか言いようがない。


評価　★★★☆☆
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コメント 8

気になる終わりかたですね。
by ヤマカゼ (2019-06-21 19:45) 

ペンシルベニア州の話ですね...

http://visitpa.com

ペンシルベニア州へ５０回近く行ったことがあります....
by サンフランシスコ人 (2019-06-22 06:37) 

すごく気になる書き方ですね。うまい評論です。
元夫はマット・デイモンに似た
風貌です。（ジミーちゃんにも）でも本人はなぜか
トムクルーズのつもり。全くの日本人顔なんですけどね。
by su-nya (2019-06-23 07:38) 

大企業が全て悪ではない。

原発がすべて悪ではない。

沖縄に米軍基地はいらないのか？。
いや、そうではないだろう。
基地があるからこそ、生計が成り立っている
日本人＝沖縄の人もいるはずだ。

レジ袋だってストローだって、必要とする人、
それを製造することで暮らしてゆける人がいる。

人、それを「必要悪」という。

裏・市長さんのコメントだってそうだ。

嫌がらせだ、セクハラだ、パワハラだ、
ハラハラすると、よくこきおろされるが、
このような非常識な人間が存在するからこそ、
ほかの皆さんのコメントが引き立つのだ。

いわば、裏・市長さんは犠牲者なのだ。
だが、裏・市長さんは決して悲観したりはしない。

むしろ青山実花さんのお役に立てたことで、
喜びへと昇華している。

「月がきれいですね」。

そう、青山実花さんを「太陽」として
輝かせるためには「月」が必要なのだ。

だが、太陽と月が並んで輝く事はない。

しかし、それでいいと裏・市長さんは
黙って笑顔でうなづいた。

そんな裏・市長さんにお中元とお歳暮は
お忘れなく！。今なら早期のご注文で3割引！。
by 裏・市長 (2019-06-27 02:01) 

ヤマカゼさん
コメントありがとうございます。

オチをハッキリ書けなくてごめんなさい。
ぜひご覧になってみてくださいね。

by 青山実花 (2019-06-29 15:27) 

サンフランシスコ人さん
コメントありがとうございます。

えー！
日本ではあまり馴染みのない
ペンシルベニア州に50回も！
凄いです！

by 青山実花 (2019-06-29 15:28) 

su-nyaさん
コメントありがとうございます。

マット・デイモンに似ているなんて、
元夫さんは、可愛い方なのでしょうね＾＾

自己申告は何でもいいのですよね。
私は自分をアンバー・ハードに似ていると
自己申告しています（笑）。

by 青山実花 (2019-06-29 15:28) 

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

そうなんです、
人々は勝手すぎるんです。

大企業が作ったものを食べ、
原発で作った電気を使い、
役所で戸籍を管理してもらっているんです。

なのに、すぐ文句を言うんです。
文句が多すぎるんです。
役所がなかったら、
百歳の誕生日に、
誰が記念品を持ってきてくれるんですか。
裏・市長さんだって、3年後には記念品を受け取れるんです。
どうか、あと3年、
お元気で踏ん張っていただきたいと思う所存でございます。


まぁ、わたくしが太陽で、
裏・市長さんが月でございますか。
それは真っ当なご意見でございます。

いつでしたか、
どなたかの婚約会見で、
高貴な女性の方を「月」に例えた、
図々しい男がおりましたわね。

あの一言で、
全てが崩れたのです。
女性の祖母が怒ったのでございます。

本来、高貴な女性は、
太陽に例えるものなのです。
その点、裏・市長さんは分かってらっしゃる。

そうです、私は太陽なのですから、
いつでも崇め奉りなさい。
そうすれば、道は自ずと開かれようぞ。

by 青山実花 (2019-06-29 15:29)