「昭和枯れすすき」 [映画]

〔1975年/日本〕
刑事・高橋英樹と、
洋裁学校に通う秋吉久美子は、
仲のいい兄妹。
ところが、ある日、
新宿の歓楽街を歩いていた高橋は、
男と歩いている秋吉を見かける。
訝って学校に確認すると、
彼女はとっくに退学していると聞かされる。
秋吉は、かつて自分を弄んだ松橋登と
また交際を復活させ、
さらに、チンピラヤクザの下条アトムとも
関係しているらしい。
激しく怒った高橋に、
「何をしようと自分の勝手」と、
聞く耳を持たない秋吉。
そんな中、
下条が殺害され、
現場に秋吉のネックレスが落ちていた。
妹は殺人犯なのか・・・
苦悩する高橋は・・・。
「昭和枯れすすき」という歌のイメージから、
貧しさに喘ぐ、
男女の物語かと思っていたら、
何のことはない、兄と妹のお話であった。
地方から出てきて、
全く身寄りもなく、
お互いだけが頼りなのに、
底なし沼のような歌舞伎町の毒に
染まっていく妹。
なんだか殊更のように、
歌舞伎町が魔都のように描かれていて面白い。
ただ歩くだけなら、
歌舞伎町って、とっても興味深くて、
私は、あの猥雑な雰囲気がとっても好きで、
ついキョロキョロしてしまうのだけれど、
やっぱり深く関わったら、
抜け出すのは容易ではないのかもなぁと思ったりもする。
現に秋吉久美子は、
刑事の兄・高橋英樹がどんなに叱っても、
高橋の願うような女の子には
もう戻れないみたいに、
禁止された事ばかりする。
で、関わっていたチンピラが殺されるという事件が起こる。
私だったら、
「それ見た事か」と言ってしまうかもなぁ。
くだらない男と関わっているから
そんな大変な事件に巻き込まれるんだ、
日頃の行いがいかに大事かよく考えなさい、と。
(自分の行いは棚に上げ(笑))
それから、
私はこの兄妹より、
高橋が付き合っている池波志乃が
なんだか気の毒だった。
高橋は、時々池波の部屋に行って
体を重ねている。
池波はこの高橋に惚れているようだけれど、
高橋の気持ちは・・・どうなんだろう。
刑事のくせに、
女と関係して、挙句ポイ捨て?
これじゃ、秋吉をポイ捨てした松橋登と、
結局大差ないんじゃないのか?
評価 ★★★☆☆
昭和枯れすすきか~
令和になったら、昭和生まれは正に昭和枯れすすきかもね(゚□゚)
by 英ちゃん (2019-04-30 01:17)
青山実花さん、大変長らくお世話になりました。
いよいよ本日を持ちまして、
平成も閉店させていただく運びとなりました。
思えば、明治、大正、昭和、平成と長くの時代を
生き抜いてきたワタクシです。
明治時代、ともにブログをはじめた多くの仲間が、
亡くなり、この世を去っていきました。
その度に、またワタシは一人取り残されたのかと、
淋しい思いを繰り返してきた訳です。
平成生まれの青山実花さんには、
このせつない気持ちは
理解しがたいかも知れません。
(世間ではこれを「森繁メンタル」というらしいですよ)。
青山実花さんのことですから、元号が変わって
しばらくすれば、「令和生まれで~す!チョベリバ!」
などと、しらじらしく言うのでしょう。
さすがにワタシほどになりますと、
枯れるすすきも無くなり、誤魔化す・・・という事すら
不可能となりました。
今まで大変お世話になりました。
謹んでお礼を申し上げます。
明日からは新しい時代がやってまいります。
また気持ちも新たに宜しくお願いいたします。
・・・え?まだ来るの?!という青山実花さんの
落胆した表情が目に浮かぶようで本当に気分がいいですね!。
ところで、この映画、見たことないんですが、
とても気になる点がひとつ・・・。
・・・秋吉久美子、脱いでる?。
by 裏・市長 (2019-04-30 03:42)
昭和かれすすき、この歌に妙にひかれて観た記憶があり、そしてストーリーに失望した記憶だけ残っています
by わたし (2019-04-30 08:50)
英ちゃんさん
コメントありがとうございます。
世間から見たら、枯れすすきでも、
心はまだまだ青春です。
仕事に恋に、頑張りましょう^^
by 青山実花 (2019-04-30 22:47)
裏・市長さん
コメントありがとうございます。
平成の時代に、
わたくしのブログを、嫌がらせ一色に塗りたくってくださった
裏・市長さんには、心から感謝しています。
31年間ありがとうございました。
明治生まれのかたのお気持ちは、
わたくしのような若輩者には、
想像もつきませんが、
次の令和、
そして、次の次の香香まで、
お元気で長生きしていただけたらと思っております。
さすが、裏・市長さん、
長く生きてこられると、
洞察力も鋭くなるのでしょうか、
わたくしは、令和生まれだと
年齢を誤魔化す日を楽しみにしているのでございますが、
いくらなんでも、オッサンを騙すにはまだ早すぎます。
令和14年の頃が楽しみでございます。
明日からは、
心を入れ替え、
ブログの内容も一新しようかと思っておりましたが、
裏・市長さんが、
相も変わらず、来られるという事なら、
今までも変わらない内容でやっていきたいと思います。
どんなにわたくしが、
品格あるブログライフを望んでも、
コメント欄でぶち壊しになってしまいますので。
この映画を観たのは、62年前で、
このレビューは、ずっと下書きに入っていたのです。
その証拠に、トラックバックの表示がありますでしょう?
なので、秋吉久美子さんが脱がれていたかどうかは、
よく覚えておりませんのよ、
ごめんなさいね、おほほ。
by 青山実花 (2019-04-30 22:48)
わたしさん
コメントありがとうございます。
なんか、タイトルと内容がしっくりこない映画でしたね。
歌の歌詞に沿った内容なら、
もっと面白かったのではないかと思うのですが・・・。
by 青山実花 (2019-04-30 22:48)
秋吉様が輝いていた時期の、でも、ヒデキが兄って違和感ありました。。。「妹」が良かったから。。。
by Ginger (2019-05-11 15:17)
Gingerさん
コメントありがとうございます。
うぅー、
「妹」は未見なんです。
残念だなぁ。
今度観てみます。
by 青山実花 (2019-07-30 09:25)