「千姫」 [映画]
〔1954年/日本〕
徳川家康(大河内傳次郎)は、
大阪城に攻め入る際、迷っていた。
大切な孫娘の千姫(京マチ子)が、
豊臣秀頼(市川雷蔵)に嫁いでいるため、
大阪城の豊臣一族を滅ぼせば、
千姫まで亡きものになってしまう。
そこで家康は、
「千姫を救い出した者に、千姫を与える」と言ってしまう。
「自分が行く」と手を挙げたのは、
猛将・坂崎出羽守(山形勲)。
坂崎は、以前から千姫に惚れていたのだ。
ところが、坂崎に助け出された千姫は、
坂崎との再婚を断固拒否。
困り果てた家康は、
千姫を本多平八郎に嫁がせようと決める。
しかし、坂崎はそれに納得できず、
絶望のあまり、自害する・・・。
京マチ子映画祭で観た。
前半は、めちゃくちゃ面白い。
京マチ子さんたら、
自分の命を決死の思いで救ってくれて、
顔にやけどまで負った山形勲さんとの結婚を、
あれほどまでに、頑なに拒否するなんて、
それじゃ、まるで、
山形さんが、女性からモテないって事を、
世間に知らしめているようじゃないか。
気の毒ったら、ありゃしない。
ただ、観ているこちらからしたら、
死んだ京さんの夫は、
雷蔵さんだものね。
雷蔵さんから、山形さんに乗り換えろって、
そりゃあ、酷ってものなんじゃ・・・
・・・って、これって、山形さんを貶めてる?
すみません、
そういうわけではないのだけれど、
雷蔵さんから、山形さんじゃ、
その落差が・・・
・・・って、まだ言ってる(笑)。
ショックのあまり、山形さんは自害して、
すると、京さんに復讐するために、
山形さんの家臣の菅原謙二さんが、
庭師に化けて、京さんに近付くんだけど、
あんなに山形さんを拒否した京さんなのに、
菅原さんとは恋に落ちるってわけで。
やっぱり、男は顔だ!との思いを強くした映画。
(そこかよ(笑))。
評価 ★★★☆☆
京マチ子さんの全出演作を知りたいと、
メールをいただきましたので、
リストを載せたいと思います。
私が分かっているのは100本ですが、
もしかしたら、もっとあるかもしれません。
この「千姫」で100本中73本を観た事となりました。
(★は観た作品)
化粧 (1984)
★男はつらいよ 寅次郎純情詩集 (1976)
妖婆 (1976)
金環蝕 (1975)
★ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 (1975)
★華麗なる一族 (1974)
★玄海遊侠伝 破れかぶれ (1970)
★千羽鶴 (1969)
小さい逃亡者 (1966)
★沈丁花 (1966)
★他人の顔 (1966)
★甘い汗 (1964)
★現代インチキ物語 ど狸 (1964)
★女系家族 (1963)
★女の一生 (1962)
★仲よし音頭 日本一だよ (1962)
★黒蜥蜴 (1962)
★釈迦 (1961)
小太刀を使う女 (1961)
★女の勲章 (1961)
★濡れ髪牡丹 (1961)
★婚期 (1961)
★お傳地獄 (1960)
顔 (1960)
★足にさわった女 (1960)
三人の顔役 (1960)
★ぼんち (1960)
★流転の王妃 (1960)
★女経 (1960)
★浮草 (1959)
★鍵 (1959)
★次郎長富士 (1959)
★夜の闘魚 (1959)
★女と海賊 (1959)
★細雪 (1959)
★あなたと私の合言葉 さようなら、今日は (1959)
★娘の冒険 (1958)
★夜の素顔 (1958)
赤線の灯は消えず (1958)
★大阪の女 (1958)
★忠臣蔵 (1958)
★母 (1958)
★悲しみは女だけに (1958)
★有楽町で逢いましょう (1958)
★穴 (1957)
★夜の蝶 (1957)
★地獄花 (1957)
★女の肌 (1957)
★踊子 (1957)
★いとはん物語 (1957)
★スタジオはてんやわんや (1957)
★八月十五夜の茶屋 (1956)
★月形半平太 (1956)
★赤線地帯 (1956)
★虹いくたび (1956)
★新・平家物語 義仲をめぐる三人の女 (1956)
新女性問答(1955)
★藤十郎の恋 (1955)
★楊貴妃 (1955)
★薔薇いくたびか (1955)
春の渦巻 (1954)
馬賊芸者 (1954)
★千姫 (1954)
★浅草の夜 (1954)
★春琴物語 (1954)
愛染かつら (1954)
★或る女 (1954)
★地獄門 (1953)
★あに・いもうと (1953)
黒豹 (1953)
★雨月物語 (1953)
彼女の特ダネ (1952)
★大佛開眼 (1952)
美女と盗賊 (1952)
★瀧の白糸 (1952)
★長崎の歌は忘れじ (1952)
★浅草紅団 (1952)
★踊る京マチ子 歌う乙羽信子 (1952)
恋の阿蘭蛇坂(1951)
情炎の波止場(1951)
馬喰一代 (1951)
★源氏物語 (1951)
牝犬 (1951)
自由学校 (1951)
★偽れる盛装 (1951)
美貌の海(1950)
復活(1950)
★火の鳥(1950)
★羅生門 (1950)
★浅草の肌 (1950)
遙かなり母の国 (1950)
★続蛇姫道中 (1950)
★蛇姫道中 (1949)
最後に笑う男(1949)
★痴人の愛 (1949)
三つの真珠 (1949)
★地下街の弾痕 (1949)
★花くらべ狸御殿 (1949)
天狗倒し(1944)
団十郎三代 (1944)
命の恩人を頑なに拒否…(^^;
京さんなら許される、というかまあ仕方ないか、
と思ってしまう(笑)
京マチ子さんって、気が強そうで妖艶なのに、
赤ちゃんのようにも見える不思議な女優さんですね。
by yonta (2019-03-18 20:21)
千姫の墓が茨城県にありましたよ。
遺品もいろいろあるので本当なのかな?。
by 旅爺さん (2019-03-19 07:37)
「やっぱり、男は顔だ」。
今日のレビュー、かーなーり、
エゲツナイこと書いてますなぁ・・・。
皆の衆、よく聞け!。
今から青山実花は我らの敵ぞ!!。
皆で三代祟ってやろうぞよ!。
これから青山実花が映画館に腰かけると、
隣に必ず奈良県民の男が座るぞよ!。
その男の屁はクッサイぞよ!。
上映中でも構わず放屁するぞよ!。
ニンニクを常食しておるので、
そのかぐわしい香りは強烈ぞよ!。
油断すると手が伸びて来て、
まさぐられるぞよ!。色々と・・・ぞよ。
これが三代続くのじゃ!生き地獄ぞよ!!。
あ!このリスト知りたかったやつや!。
中でも気になるのは・・・、
「踊る京マチ子 歌う乙羽信子」。
・・・これは何やねん?。
今でいうプロモーションビデオみたいなもん?。
こんなのが映画館にかかった時代があったのか・・・。
それならネット配信限定、メンバーズ制で、
「脱ぐ裏・市長 ぶらぶらしてる裏・市長」とか
どうっスかね?。案外バズるんじゃないっスか?。
by 裏・市長 (2019-03-21 01:24)
yontaさん
コメントありがとうございます。
そんなワガママが許される京マチ子さん、
羨ましいですね^^;
そうなんです、とっても可愛い女性ですよね。
私たちも、
京マチ子さんのような女性になれるよう、
頑張りましょうね^^
by 青山実花 (2019-03-22 08:31)
旅爺さんさん
コメントありがとうございます。
千姫のお墓は茨城県にあるのですか!
遺品があるなら、
本物なのではないでしょうか^^
by 青山実花 (2019-03-22 08:32)
裏・市長さん
コメントありがとうございます。
まったく、
相も変わらず、今日も嫌がらせコメント、
まことにありがとうございます。
私を祟るですって?
映画館で、隣に座るですって?
裏・市長さん、
86歳のあなたは、
ここ50年くらい、映画館に行っていないので、
ご存じないかもしれませんが、
今の映画館は、勝手にどこの席にでも
座っていいというものではないのですよ。
チケットを買う時、
席が決められるのですよ。
その席からは一歩も動いてはいけないのですよ。
勝手に変わる事も許されないのですよ。
つまり、いくらわたくしの隣に座って、
痴漢行為を働きたくても、
わたくしが取った席が分からない以上、
無理なのでございます。
本当に残念ですわね。
「踊る京マチ子 歌う乙羽信子」は、
以前、やっとの思いでビデオを探し、
観る事ができました。
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2015-07-22
このころのコメント欄は、
まだ荒らされることもなく、
幸せな顔で笑っているわたくしが
見えるようですわ・・・。
by 青山実花 (2019-03-22 08:32)