「ホフマニアダ ホフマンの物語」

〔2018年/ロシア〕


芸術家・エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンは、
自分の人生や、作品を思い出している。


まだ若かった頃、
裁判官の見習いをしながら、
音楽家を目指していたホフマンは、
よく、空想の世界にひたっていた。


空想の中の彼は、
学生・アンゼルムスで、
ニワトコの木の下で、
金緑色の蛇娘と出会い、
一目で恋に落ちるのだ・・・。





試写会で観た。


ロシアの長編アニメーション映画で、
なんと、製作に5年もかかったのだそうだ。


なにしろ、
一コマずつ撮影を重ねるストップモーションアニメである本作は、
パペットの目や唇の動きにまで拘り、
登場人物の衣装が変わる場合、
新たなパペットを作る決まりになっていたという。


そこまで手の込んだ、この映画、
確かに、本当に綺麗だし、
奥行を感じる。


それから、
小さな子供が見たら、
怖いと感じるのではないかと思われるシーンも、
多数ある。


例えば、エルンストの父親の友人・コッペリウスなどは、
エルンストの目をくりぬこうとする邪悪な男で、
大きな「やっとこ」のような道具を持って、
エルンストに迫ってきたシーンは、
あとで夢に出てきそうなくらい、強烈。


お城の内部にも、心惹かれる。


お城って、
堅牢そうにできているけど、
危険な作りでもあるのだな、
あそこから落ちたらどうなるのだろう、
なんて思ったりして。


幻想的で、美しい映画。


評価　★★★☆☆

コメント 6

製作に5年（ﾟ□ﾟ）
まぁ、コマ撮りは時間かかるけどね。
by 英ちゃん (2019-03-17 09:27) 

ロシア人は気が長いな。

肩凝るで！正直。
多分、合間合間にコサックダンスでも
踊りながら完成させたんやろな。ご苦労さん。

その苦労を思えば、大抵の事は我慢できるやろ？。

せっかく渾身の記事をアップしても、
なんだかセクハラヤパワハラまがいなコメントを
入れられてハラハラしたりは、小さな事だ！。
気にするな！。

これは青山実花の人間性が大きく成長する
「チャンス」だと思えばいい。

その投稿主はチャンスを与えてくださる、
言わば、神様のような存在だとボクは考えている。

その神を邪険に扱うことは、
「こんなん出ましたけど～」でおなじみの占い師、
泉アツノさんが許しても、この裏・市長が許さないだろう。

実花よ、その事をよく覚えておきなさい。
by 裏・市長 (2019-03-21 01:36) 

英ちゃんさん
コメントありがとうございます。

5年もの時間を費やすと、
最初の頃と、雰囲気が変わってしまいそうですね＾＾；

by 青山実花 (2019-03-22 08:46) 

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

いえいえ、裏・市長さん、
ロシア人の気の長さなんて、
裏・市長さんの比ではありませんわ。

裏・市長さんが、わたくしのブログのコメント欄に
嫌がらせを始めてから、
既にもう、26年が経っているではありませんか。

本当に長い年月でございます。
先日、出版社の方から、
連絡がありましたのよ。
「裏・市長さんの嫌がらせコメントを集めた本を
　出版したいのですが、
　コメント欄がありません。
　青山さんの方から、お伝え願えないでしょうか」と。

なんでわたくしが、
裏・市長さんばかりが儲かる話を、
伝えなくてはならないのかと憤り、
きっぱりお断りいたしましたけれど。
どうしても出版したいのなら、
嫌がらせをされているわたくしにも
利益の120％を寄こせっていうんですよ。

ウラよ、その事をよく覚えておきなさい。

by 青山実花 (2019-03-22 08:48) 

ご紹介ありがとうございます。
いよいよ明日から公開です。東京以外も公開できるように奮闘中です。
応援いただけましたら幸いです。

ちなみに、製作期間は15年です。初期のものは、人形は一緒でも、趣をまるで異にしていて、資金再調達後、全編やりなおした模様です。いずれにせよ、気の遠くなるようなお話です。
by ホフマニアダ (2019-04-01 14:06) 

ホフマニアダさん
コメントありがとうございます。

このようなブログでは、
宣伝にも何もならないでしょうが、
微力ながらも、世の中に皆さんに、
この映画を知らしめるお手伝いができたら、と思います。

それから、製作期間は15年ですか。
本当に長いですね。
やりなおしただなんて、
ビックリしてしまいます。

by 青山実花 (2019-07-30 10:44)