「八月生れの女」 [映画]
〔1963年/日本〕
滝川由美(若尾文子)は、
滝川光学の女社長ではあるけれど、
まだうら若い、結婚前の娘。
ある日、由美は、
村瀬力(宇津井健)という男に、
車をぶつけられ、
どちらも、相手に非があると一歩も譲らず、
そのせいで、度々会わざるを得なくなる。
そんな中、
彼女は見合いをし、
その見合い相手・志野村次郎(川崎敬三)が、
ひょんなことから、
由美の家に居候する事になってしまう。
村瀬に心惹かれ始めた由美は、
友人で私立探偵の早苗に、
村瀬の素性を調査させる。
すると何と彼は、滝川光学のライバル社の息子で、
スパイをするため、
由美に近付いた事が分かる。
怒り心頭の由美は、
腹いせに、志野村との結婚を決意するが・・・。
まだ若い若尾文子さんが、
大きな会社の社長をしているという、
ちょっと現実味のない(笑)お話し。
若尾さんは、社長だというのに、
日本舞踊を習ったり、
旅行に行ったり、
自宅にいる場面も多く、
なんだか暇そう(笑)。
一応、社長として、
社員に色々命令したりする場面もあるけど、
全然板についていない(笑)。
そんな事より、
当時の車事情の緩さったらない。
宇津井さんをスパイだと知った若尾さんは、
自棄になって、
川崎さん相手に、飲んだくれ、
相当酔った状態で、車を運転。
それはもう、大変な危険運転で、
警察に捕まるは捕まるけど、
大したお咎めはなし。
今だったら、大事になるだろう。
それから、
ラスト、若尾さんと結婚できた宇津井健さんの態度が、
私は、ちょっと好きじゃなかったなぁ。
紆余曲折の末、やっと彼女を手に入れたというのに、
新婚であることを、からかわれた宇津井さんは、
若尾さんへの不満を口にする。
照れてるんだろうけど、
もっと幸せそうな顔をしてほしかった。
あんなに惚れていたのに、
結婚した途端、
「うちの愚妻が」的な事を言われるのは、
とっても悲しいよね。
8月生れの女は気が強い、という事で、
このタイトルになったらしい。
私は8月生まれではないので、
分からないけど、
本当の所、どうなんでしょ(笑)。
評価 ★★★☆☆
この作品で、
若尾文子さんの出演映画、161本中124本を観た事となりました。
(★は観た作品)
★春の雪 (2005)
★竹取物語 (1987)
★ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 (1975)
幻の殺意 (1971)
★男はつらいよ 純情篇 (1971)
★スパルタ教育 くたばれ親父 (1970)
座頭市と用心棒 (1970)
★天狗党 (1969)
★千羽鶴 (1969)
★濡れた二人 (1968)
★積木の箱 (1968)
★不信のとき (1968)
★鉄砲伝来記 (1968)
★華岡青洲の妻 (1967)
★砂糖菓子が壊れるとき (1967)
★妻二人 (1967)
★夜の罠 (1967)
★雪の喪章 (1967)
処女受胎 (1966)
★赤い天使 (1966)
★雁 (1966)
★氷点 (1966)
★処女が見た (1966)
★刺青 (1966)
★妻の日の愛のかたみに (1965)
★不倫 (1965)
★清作の妻 (1965)
★帯をとく夏子 (1965)
★女めくら物語 (1965)
★波影 (1965)
★花実のない森 (1965)
★幸せなら手をたたこう (1964)
悶え (1964)
★卍(まんじ) (1964)
★獣の戯れ (1964)
★傷だらけの山河 (1964)
★「女の小箱」より 夫が見た (1964)
★温泉女医 (1964)
★新・忍びの者 (1963)
★越前竹人形 (1963)
女が愛して憎むとき (1963)
★わたしを深く埋めて (1963)
★女系家族 (1963)
★八月生れの女 (1963)
★雪之丞変化 (1963)
★しとやかな獣 (1962)
★秦・始皇帝 (1962)
★瘋癲老人日記 (1962)
★その夜は忘れない (1962)
★やっちゃ場の女 (1962)
★仲よし音頭 日本一だよ (1962)
★閉店時間 (1962)
★爛(ただれ) (1962)
★雁の寺 (1962)
★家庭の事情 (1962)
★妻は告白する (1961)
★新源氏物語 (1961)
★銀座のぼんぼん (1961)
★女は二度生まれる (1961)
★女の勲章 (1961)
★東京おにぎり娘 (1961)
★好色一代男 (1961)
★お嬢さん (1961)
★婚期 (1961)
★花くらべ狸道中 (1961)
★銀座っ子物語 (1961)
素敵な野郎(1961)
鎮花祭 (1960)
★偽大学生 (1960)
★安珍と清姫 (1960)
★勝利と敗北 (1960)
★ぼんち (1960)
★からっ風野郎 (1960)
★女は抵抗する (1960)
★女経(じょきょう) (1960)
★初春狸御殿 (1959)
★浮草 (1959)
実は熟したり (1959)
★美貌に罪あり (1959)
花の大障碍 (1959)
★次郎長富士 (1959)
★氾濫 (1959)
★山田長政 王者の剣 (1959)
★薔薇の木にバラの花咲く (1959)
★最高殊勲夫人 (1959)
★あなたと私の合言葉 さようなら、今日は (1959)
新婚七つの楽しみ(1959)
★母(1958)
★娘の冒険 (1958)
★夜の素顔 (1958)
嵐の講道館(1958)
★一粒の麦 (1958)
★息子の結婚 (1958)
★口笛を吹く渡り鳥 (1958)
★愛河 (1958)
★忠臣蔵 (1958)
★螢火 (1958)
★東京の瞳 (1958)
妻こそわが命(1958)
★青空娘 (1957)
★夕凪 (1957)
★誘惑からの脱出 (1957)
★永すぎた春 (1957)
★朱雀門 (1957)
★慕情の河 (1957)
続銀河の都 (1957)
★スタジオはてんやわんや (1957)
銀河の都 (1957)
君を愛す (1956)
★四十八歳の抵抗 (1956)
★日本橋 (1956)
★涙 (1956)
スタジオは大騒ぎ (1956)
あさ潮ゆう潮 (1956)
★滝の白糸 (1956)
★処刑の部屋 (1956)
★新婚日記 恥ずかしい夢(1956)
★新婚日記 嬉しい朝(1956)
★赤線地帯 (1956)
★虹いくたび (1956)
★新妻の寝ごと (1956)
★花嫁のため息 (1956)
薔薇の絋道館 (1956)
★弾痕街 (1955)
七人の兄いもうと (1955)
★珠はくだけず (1955)
★長崎の夜 (1955)
★幻の馬 (1955)
娘の縁談 (1955)
★薔薇いくたびか (1955)
★月に飛ぶ雁 (1955)
幸福を配達する娘 (1955)
★螢の光 (1955)
勝敗(1954)
荒城の月 (1954)
★月よりの使者 (1954)
緑の仲間 (1954)
★浅草の夜 (1954)
慕情 (1954)
★舞妓物語 (1954)
★酔いどれ二刀流 (1954)
★或る女 (1954)
★心の日月 (1954)
十代の誘惑 (1953)
無法者 (1953)
続続十代の性典 (1953)
春雪の門 (1953)
★祇園囃子 (1953)
続十代の性典 (1953)
★チャタレー夫人は日本にもいた (1953)
怒れ三平 (1953)
★十代の性典 (1953)
彼女の特ダネ (1952)
街の小天狗 (1952)
秘密 (1952)
明日は日曜日 (1952)
花嫁花婿チャンバラ節(1952)
★母子鶴 (1952)
猛獣使いの少女 (1952)
★死の街を脱れて (1952)
★長崎の歌は忘れじ (1952)
私の母は8月生まれです。
確かに気は強いかな〜
by きよたん (2019-02-17 12:46)
はぁ~い!
8月生まれでぇ~す!!
確かに気は弱くはないです。。
by 向日葵 (2019-02-17 13:10)
きよたんさん
コメントありがとうございます。
お母さま、8月生れですか。
夏生まれのかたは、
情熱的ってイメージがあります^^
by 青山実花 (2019-02-17 17:05)
向日葵さん
コメントありがとうございます。
おぉ!
向日葵さん、8月ですか!
だから向日葵さんなのでしょうか^^
by 青山実花 (2019-02-17 17:05)
はい!!ご名答!!
8月生まれなのでHNを「向日葵」にしました。
いつも前を向いて向日葵のように明るくありたい、
という願いも込めて。。
ちなみに母も主人も「8月生まれ」で、うちはシニア3人、
全員が「8月生まれ」なのです。。(損だなぁぁ。。)
by 向日葵 (2019-02-17 18:16)
8月生まれの女は気が強いのか?気をつけよう(゚□゚)
by 英ちゃん (2019-02-18 06:07)
若尾さんは、声も魅力的ですね。
映画は座頭市と用心棒をみました。
by beny (2019-02-18 08:54)
いつも明解で簡潔にまとめ挙げられてお昼休みに拝見させてもらうのにすごく助かります。昔の映画はおおらかだったのですね。
by ヤマカゼ (2019-02-18 13:29)
向日葵さん
コメントありがとうございます。
やはりそうでしたか^^
前向きで明るい向日葵さんに
ピッタリですね^^
あ、ちょっと分かります。
私と、私の近しい血縁者は、
誕生日がほぼ1月と12月に集中しています。
不思議ですよね。
by 青山実花 (2019-02-19 16:47)
英ちゃんさん
コメントありがとうございます。
8月生まれの女性と喧嘩になったら、
負けないように頑張ってくださいね^^
by 青山実花 (2019-02-19 16:47)
benyさん
コメントありがとうございます。
おぉ!
「座頭市と用心棒」観られましたか!
私は未見なんですよ。
手元にソフトがあるので、
近いうちに観てみますね^^
by 青山実花 (2019-02-19 16:47)
ヤマカゼさん
コメントありがとうございます。
こんな与太ブログでも、
読んでいただけることをとても嬉しく思います。
昔は大らかでしたね^^;
今ならネットで叩かれると思います^^;
by 青山実花 (2019-02-19 16:48)
8月生まれは気が強いんですね。
知らんかったわぁ~。
ボクの数少ない経験からエラソーに
言わせてもらうなら、
12月生まれの男はイケメソが多い。
これはもう都市伝説どころのレベルではない。
事実にかなり近い。
ボクの周り、ほぼすべてがそう。
例外、約1名を除いて・・・。
さらに言わせてもらうなら、
1月生まれの女はエ・・・、エ・・・、
エ・・・、エ・・・、エ・・・、エ・・・、
エライ!!。
そう、えらいんだ、1月生まれの女性は。
えらい、すごくえらい!賢いのよ、えらいえらい。
まぁ、サンプル数は約1名なんですケドね・・・。
あんまりアテにしないでね。
大体、こんだけ人間がいるのに、
血液型や生まれ月で分類できる訳ねぇじゃん!。
できるもんならやってみな!。
by 裏・市長 (2019-02-22 22:45)
裏・市長さん
コメントありがとうございます。
確かに12月生まれの男性は、
イケメンが多いですわね。
鶴田浩二、佐田啓二、嵐寛寿郎、阪東妻三郎などなど、
86歳のわたくしには、
青春に時代に憧れたスターばかりですわ。
1月生まれの女性は、
確かに偉い方が多いですわね。
ユーミン、山口百恵、里中満智子など、
その道で頂点を極めたかたが殆どです。
ところで、
裏・市長さんのお誕生日はいつなのでしょう。
まぁ、伺ったところで、
大和高田星と、新宿とでは、
時間軸が違いますので、
プレゼントなどはあげようがないのですが。
私の誕生日の公表は控えさせていただきます。
全国からプレゼントが殺到すると、
宅配便のセンターがパンクしてしまいますので。
by 青山実花 (2019-02-25 16:08)