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「ジェーン・ドウの解剖」 [映画]

janedoenokaibou.jpg
〔2016年/イギリス〕


バージニア州のある町で、
一家が惨殺される事件が起こる。
そして、その家の地下から、
全裸で埋められていた、
若く、美しい女の遺体が発見される。


「ジェーン・ドウ」と名付けられた遺体は、
検死官のトミー(ブライアン・コックス)が経営する、
遺体安置所に運び込まれる。
トミーと、息子のオースティン(エミール・ハーシュ)は、
早速、検死に取り掛かる。


「ジェーン・ドウ」の体に外傷は無いのだが、
内臓は傷だらけ、
骨も砕けている。
皮膚を傷つけずに、そのような拷問ができるのか。


体内から、花や、
布に包まれた歯が出てくる。
布には、何か書かれているが、
その意味は分からない。


検死を進めてゆくうちに、
不可思議な事が起こり始める。
何かがおかしい・・・。





怖い、怖すぎる。
そんなに怖いなら、
金払ってまで観なけりゃいいじゃんと、
自分でも思うけど、
でも、観たかったから観た(笑)。


美しすぎる遺体、「ジェーン・ドウ」。
彼女のルックスは完璧で、
死んでいるとはいえ、
このような全裸の女性を目にしたら、
男性は一瞬でも「あ」と思うのではないかと、
不謹慎な事を考えてしまう。


しかし、そんな美しすぎる遺体を解剖してゆくうちに起こる
恐ろしい出来事。
死体には慣れているはずの、
ベテラン検死官・トミーは
最初は全く動じなかったけれど、
次第に恐怖に駆られていくのが分かる。


安置所に置かれている全ての遺体の足には
鈴が付けられている。
昔は、仮死状態の人を
完全に死んだと勘違いした事があったそうで、
その名残りだという。
さすがに、現代は、
そのような間違いはないと。


こう書くと、
展開は読めるだろう。
死んだはずなのに、
聞こえてくる鈴の音・・・
・・・書いているだけで怖い(笑)。


それにしても、
遺体安置所と検死所と火葬場が
1セットで、
民間が経営してるってのにビックリ。
これは、アメリカでは普通の事なんだろうか。
それともフィクション?


ラストも、読めるけど怖い。
最初から最後まで怖い。


評価 ★★★★☆

nice!(66)  コメント(14)  トラックバック(0) 
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コメント 14

Flatfield

しょっぱな、心臓に良くないです。
by Flatfield (2017-06-16 13:13) 

hatumi30331

お〜〜〜〜!
気になる!
観たい!
早くWOWOWでやって欲しいなあ〜〜〜^^
by hatumi30331 (2017-06-16 15:13) 

Ginger

身元不明の遺体をジェーン・ドウと呼ぶことを初めて知ったのは、三浦サンのロス疑惑の時でした~。
by Ginger (2017-06-16 18:28) 

green_blue_sky

怖い映画はパス(^▽^;)
by green_blue_sky (2017-06-16 18:35) 

旅爺さん

お早う御座います。
怖い怖いといいながら顔を突き出して眺めてた画面!”キャ~!”
この映画はサドなのかマゾなのか怖いのに引き込まれていく自分を抑える事が出来ない!” とか何とか言っちゃって楽しかったでしょう。
by 旅爺さん (2017-06-17 05:44) 

裏・市長

怖いポスターやのぅ~、
今、目ぇ合ったで!。

しかし民間の遺体安置所!。
エゲレスってこれが普通なの?。
ここまで民営化の波が押し寄せてるの?。
ついでに検死所と火葬場もあんの?!。

この映画のために存在するような
素晴らしい環境やな!。

今日のレビューで思いだしたけど、
まだとても小さいころ、
テレビで見た洋画で、
死体として扱われてる男。
呼吸も脈拍も脳波もとまってる。

もちろん体は動かない、声も出せない。

しかし意識だけはハッキリとしている。

男は周りに自分はまだ生きていると
知らせようとするのだが、伝わらない。

途中で犬か何かが気付くのだが、所詮犬だ。

で、誰にも気づかれないまま、
火葬場へ運びこまれるところで物語は終わる…。

ずっと、奥歯に挟まったニンニクの芽の筋のように、
引っ掛かっていたのだが、ネットの時代になり
それがヒッチコックの作品だとわかった。

再見してみたいけど、
エッチコックな大人になってしまったボクには、
エッチなビデオを見る方が優先となった。

汚れちまった悲しみに・・・。
by 裏・市長 (2017-06-17 08:30) 

空の Ray

開けた瞬間 ドキリ
そして、読んでて怖い・・・でも、なんか観たい気になり始めて
それも怖い (~_~;)
by 空の Ray (2017-06-17 21:25) 

青山実花

Flatfieldさん
コメントありがとうございます。

最初の、一家惨殺から、
怖かったですよね^^;

by 青山実花 (2017-06-20 23:50) 

青山実花

hatumi30331さん
コメントありがとうございます。

怖いけど面白かったです。
hatumi30331さんにもぜひ観てほしいです^^

by 青山実花 (2017-06-20 23:50) 

青山実花

Gingerさん
コメントありがとうございます。

私はこの映画で、初めて知ったのですが、
もしかしたら、三浦氏の事件の時に聞いたのに、
忘れているだけかもしれません^^;

by 青山実花 (2017-06-20 23:50) 

青山実花

green_blue_skyさん
コメントありがとうございます。

怖い映画は苦手な方も多いでしょうね^^

by 青山実花 (2017-06-20 23:51) 

青山実花

旅爺さんさん
コメントありがとうございます。

なんだかだんだん、私の正体が
バレていていますね(笑)。
まさしく仰る通りで、
怖いのに、相当引き込まれました^^;

by 青山実花 (2017-06-20 23:51) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

遺体安置所と、検死所と、火葬場が3つで1セット!
今の日本では、
まだそのような商売は無いようですが、
どうでしょう、裏・市長さんが、
日本でこの1セットの経営者第一号になるというのは。

その時は、ぜひ、私を雇っていただけませんでしょうか。
裏・市長さんの弟子として、
及ばずながら、お手伝いする所存でございます。
私が、何か不気味なものに、強く心惹かれてしまう性分なのは、
あの、和歌山の井戸に駆け寄って、
蓋を開けた時から、
裏・市長さんもご存じですわね。
きっといいコンビになれますわ。
美人の遺体の時は、
裏・市長さんに解剖させてあげますので。


ヒッチコックの映画は、
ほぼ制覇していると思うのですが、
書かれているのが、何という作品なのか、
ちょっと、すぐには思い出せなくて申し訳ありません。
映画でしょうか、
それとも、ドラマなのでしょうか。

生きたまま埋葬される恐怖を描いた小説といえば、
ポーの小説「早すぎた埋葬」がありますね。
さらに強烈なのは、筒井康隆さんの短編集「家族八景」の中の、
「亡母渇仰」。
棺桶の中で、老婆が息を吹き返すのですが、
時すでに遅く、それは火葬場で燃やされる時。
生きたまま焼かれる凄まじさを描いた、
恐ろしい話です。
もし、裏・市長さんが未読なら、
エロビデオは一日お休みして、読んでほしいです。

by 青山実花 (2017-06-20 23:52) 

青山実花

空の Rayさん
コメントありがとうございます。

なんでこんな怖いものが観たいんだ、自分、
と思う事ってありますよね^^

そのようなものに惹かれるなんて、
大丈夫なんだろうか、なんて^^

by 青山実花 (2017-06-20 23:53) 

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