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「いつまた、君と ~何日君再来~」 [映画]

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〔2017年/日本〕


81歳の祖母・芦川朋子(野際陽子)が
脳梗塞で倒れているのを
発見した孫の理は、
慌てて救急車を呼ぶ。
理は、朋子がいじっていたパソコンの中に、
彼女の思い出を綴った手記があるのを発見する・・・。


第二次大戦中に、
朋子(尾野真千子)と吾郎(向井理)は出会った。
「中国に行く」と言う吾郎に、
朋子は、「あなたに付いていく」と宣言。
2人は結婚する。


2人の男の子に恵まれ、
幸せな日々だったが、
敗戦。
命からがら日本に戻った夫婦は、
朋子の実家に身を寄せる。


しかし朋子の父の嫌がらせに耐え切れなくなった夫婦は、
独立。
運送屋、食べ物屋など経営し、
何とか食べていこうとするが・・・。





試写会で観た。


この物語は、
向井理君のお祖母様が書かれた
手記を元にした、実話なのだそうだ。


映画の前に、
「家族へのラブレターコンテスト」の
上位3名の方の表彰式があり、
その「ラブレター」が読まれた。

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娘から母へ宛てたもの、
夫から妻へ宛てたもの、
どのお手紙も感動作で、
聞き入ってしまう。


で、映画。


戦後の辛い時期に、
懸命に生き抜く夫婦。


向井理演じる吾郎さんが、
「さあこれから」という時になると、
怪我をしたりだなんだと、
運が悪い。


ただ、妻の朋子さんが、
決して弱音を吐かないのが救い。
もし彼女が、
「どうすんの!こんなに悪い事ばかりで!」と
吾郎さんを責めるような女だったら、
この物語は成立しない。


生活はとても苦しそうだけど、
おそらく、
戦後は、どこの家も似たり寄ったりだったのだろう。


サブタイトルの、
「何日君再来(ホーリージュンザイライ)」は中国の歌のタイトルで、
「今宵、君と別れたら、今度はいつ会えるだろう」という
意味なのだそうだ。
なんだかいい。


ところで、生で見た向井君の、
カッコ良さ、顔の小ささに圧倒され、
その立ち居振る舞い、お話の仕方に、
知性と品の良さが感じられ、
「好青年」という言葉は
彼のためにあるようだと思ったわけだけれど、


その流れで思い出されるのが、
小出恵介君。


向井君と小出君は、
ドラマ「のだめカンタービレ」の仲間であり、
あのドラマに出演していた俳優さん全員は、
私の中で、
特別な位置にいたというのに、


なんで美人局みたいな、
馬鹿なものに、
引っ掛かってしまったのか。


「のだめカンタービレ」では、
役柄的には、
小出君の方が重要で、
向井君は脇役な感じだったのに、
なんだか、今回の一件で差が付いてしまった気がして。


本当に残念。
事件にどのような裏があるにせよ、
それに引っ掛かった小出君の甘さに問題があるわけで、
まぁ、今回の措置は仕方ないけれど、
人には立ち直る権利もある。
なんとかまた、元気になってほしい。


今後の成り行きを見守りたいですな。


評価 ★★★☆☆

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コメント 14

don

イケメンでお金あったら、
バンバン遊んでいいと思いますよ。
まして独身でしょ。未成年といってもねえ・・
ミナミは怖いですよ^^
30超えてるし有名人なんだから、キタで遊んどけばいいものを。
by don (2017-06-14 12:37) 

green_blue_sky

この映画、テレビで聞いた記憶があります。
向井理君のお祖母様の話とか。。。
この映画のことだったのですね。
by green_blue_sky (2017-06-14 17:43) 

裏・市長

尾野真千子さん!、
奈良県出身女優の出世頭!。

それにしてもスゴイな!。
連日、芸能人に遭遇できるこの環境!。
ありえへん!。

食事でもそうやけど、
毎日、タイやマグロ食ってたら、
イワシ、メザシ食われへんで。

こんだけ毎日、芸能人見てたら目ぇ肥えて、
道行く人々が類人猿バーゴンに見えるやろ?。
裏・市長さんなんか、人間扱いでけへんで!。
あんなんゴリオリバーや!。
会うのは去年のオフ会、1回にとどめておいて正解。
これ以上、近づいたらなんか移される!。

しかしスゴイな。祖母の書いた手記を
孫が主演で映画化て!。
ボクのブログ(実話)を、青山実花さん主演で
吉本新喜劇の舞台化するのと同じぐらいスゴイ。

「何日君再来」。
あぁっ!これって、ボクが去年、泉佐野の駅で
青山実花さんに抱いた感情と3同じじゃないのっ!。

よし、今宵はちょっとラブレターでも書くかな、
どうもヤブれたーになりそうだが…。
by 裏・市長 (2017-06-14 22:32) 

馬爺

素晴らしいストーリーのようですね、相変わらずの裏市長さんですね。
by 馬爺 (2017-06-15 10:22) 

裏・市長

ほんと、変わりませんね。裏・市長さん。
あきらちゃいますよ、いえ、あきれちゃいますよ。

それだけ日本は平和なんですね。
by 裏・市長 (2017-06-15 19:32) 

Ginger

野際陽子サマのようなエレガントな方の最期の映画となって・・・向さんも感慨深い作品となったことでしょうね。。
by Ginger (2017-06-16 18:31) 

青山実花

donさん
コメントありがとうございます。

私も、男女の問題は、
犯罪以外なら好きにさせてやれや、と思ってしまう方です(笑)。
私がイケメンで、金があって、
女の方から寄ってきたら、
据え膳食うと思います(笑)。

今回の小出君は、相手と運が悪すぎましたね。
キタとミナミの違いは、
銀座と渋谷の違いみたいなものでしょうか^^

by 青山実花 (2017-06-17 07:57) 

青山実花

green_blue_skyさん
コメントありがとうございます。

はい、向井君が企画した映画のようです。
大好きなお祖母様の半生を、
映画にしたかったのかもしれませんね。

by 青山実花 (2017-06-17 07:57) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

尾野真千子さん、青山テルマさん、加護ちゃん。
これが私の奈良県3大タレントです(違う?(笑))。


試写会に行かせていただき、
芸能人のお姿を見せていただけるのは、
本当にありがたい事だと、感謝しています。

いえいえ、だからと言って、
一般人の皆様がバーゴンに見えるなんて事はありませんわ。
せいぜい、せんとくんくらいでございます。

裏・市長さんの事は、
思い出の中ですっかり美化されておりますので、
ご安心なさって大丈夫ですわ。
この間、生ブラピを見た時、
「う、裏・市長さん!?」と驚いたくらいですもの。
人の思い込みって、怖いですわね。


泉佐野って、あの時、裏・市長さんは、
振り向きもせずに、駅までスタスタ歩いていったような
記憶があるのですが、違いましたっけ?

私は梅酒を飲んだくれて、
あまりよくは覚えていないのですが。

by 青山実花 (2017-06-17 07:58) 

青山実花

馬爺さん
コメントありがとうございます。

戦後の苦しい時代を生き抜いた人々のお話です。
いい映画でした。

皆様のコメント、いつも楽しませていただいています。

by 青山実花 (2017-06-17 07:59) 

青山実花

再び、裏・市長さん
コメントありがとうございます。

変わらない裏・市長さん、
そこがいいんですね。
ずっとずっと、そのままでいてください。
たとえ日本が平和でなくなったとしても、そのままで。


by 青山実花 (2017-06-17 07:59) 

青山実花

Gingerさん
コメントありがとうございます。

まさか、この映画が、
野際さんの遺作になるとは思っていませんでした。
知的で美しい、素敵な方でしたね。
淋しいです。

by 青山実花 (2017-06-17 07:59) 

向日葵

野際陽子さん、大好きな女優さんでした。

この作品も、素敵な良い作品だし、野際さんだし、
見に行きたいなぁ~ぁ。。

なんて漠然と思っていたら。。

彼女に相応しいとても良い作品が遺作となったのでは
ないでしょうか・・??
by 向日葵 (2017-06-17 10:57) 

青山実花

向日葵さん
コメントありがとうございます。

野際さん、素敵な女優さんでしたね。
本当にこの映画が、
遺作になったのは、
野際さんにとっても、
良かったのでは、と思っています。
by 青山実花 (2017-06-20 23:11) 

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