「でっかい太陽」 [映画]
〔1967年/日本〕
利根川を挟んで、
常に対立している、北高と南高。
両校の生徒たちは、
理由を見つけては、
喧嘩を繰り返す日々。
そんな中、南高に赴任するはずの
新任教師・由木真介やって来る。
ところが彼は、生徒たちの喧嘩に巻き込まれ、
北高の味方をしてしまった事から、
南高の採用が取り消され、
北高の教師となる。
両校の対立を馬鹿馬鹿しく思った由木は、
北高にサッカー部を作った。
すると、南高も負けじとサッカー部を作る。
そうなる事を、由木は想定していたのだ。
そんな、犬猿の仲の両校だが、
対立していない2人がいた。
それは、
北高の美術部員・玉木(大沢健三郎)と、
南高の美術部員・桃代(酒井和歌子)。
2人は、いつも河原で絵を描く、
仲のいいカップル。
ところが、玉木が、
南高のゴールキーパーを、
誤ってバイクではねてしまう・・・。
前回書いた、
「これが青春だ!」の、
シリーズ第2弾らしい。
けれど、続編ではない。
夏木陽介演じる、主人公・由木真介は、
新たに高校に赴任する場面から始まるし、
前作で、彼はラグビー部の顧問だったけれど、
こちらはサッカー部。
前作と同様、
もうどう感想を書いていいのか分からないくらい(笑)、
正統派の青春物。
自分が怪我をさせてしまった、
ライバル校のゴールキーパーの代りに、
自分がその役をするという男子・玉木。
なんて真っ直ぐなんだ(笑)。
汚れちまった今の私が見習わなきゃいけないような、
清々しい場面だわ(笑)。
この玉木と、酒井和歌子演じる・桃代のカップルの、
可愛さったらない。
いつも一緒に絵を描いちゃって、
出来上がった作品までソックリ。
やっぱり私は、
スポーツより、恋愛場面に
目がいってしまうようだ(笑)。
サッカーの初めての試合の時、
生徒たちは、
ある事をきっかけに、大乱闘になる。
実は私、スポーツの試合で、
突発的に起こる大乱闘が大好きで(笑)。
特にプロ野球のそれは、
時々、youtubeで探してまでして見ては、
あはははは~と笑って楽しんでしまう。
だから、この映画でも、
一番気に入ったのは、
この乱闘の場面。
なんなんだ、この感想は(笑)。
評価 ★★★☆☆