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「有難や節 あゝ有難や有難や」 [映画]

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〔1961年/日本〕


守田自動車工場で働く浩一(和田浩治)は、
お調子者の青年。
社長の守田は、
ヤクザの神田商事から借りた金を返せず、
困り果てており、
家出中の息子・弘(守屋浩)を豊川市まで探しに行ってほしいと、
浩一に頼む。


箱根で車を飛ばしている途中、
車が故障して困っている、
梅沢建設の社長令嬢・雅子を助けるが、
その直後、
梅沢建設の社員の車が崖から落ち、死ぬ。


社員から重要な書類を託された浩一は、
雅子と一緒に、豊川市に到着、
そこで、家出中の弘を見つける。


浩一は、豊川市に住む祖父の家に行く。
そこで彼は、
自分の出生の秘密を知り・・・。





どうやらこの世には、
「有難や節」という、
大変にありがたい歌がある事を、
何かで知った。


すぐに調べてみる。
守屋浩という人が歌っていたらしい。
しかも、歌だけでなく、
同じタイトルで映画も作られているというではないか。


そんな事を知ったら、
もう観るしかない。
いや、別に義務ではないけれど、
自分の中では義務のようなものだ。
古い邦画好きに、「待った」はない(笑)。


よく、内容の薄い映画を、
「2時間ドラマのようだ」などと
揶揄する事があるけれど、
これは、1時間7分と大変に短く、
2時間ドラマですらない(笑)。


まぁ、その分、気楽に観ていられる。
話はどんどん進むし、
登場人物は全員知り合い。
東京から愛知県に行っても、
それは変わらない(笑)。


大坂志郎さんのセリフに笑った。
大坂さんは、お坊さんだというのに、
悪人に向かって、
「貴様のような奴は死んでしまえ」だと。
私は、お坊さんは殺生しないと思っていたので、
このセリフはどうなのよ、と(笑)。


吉永小百合さんが出ているけれど、
ほんのチョイ役。
デビュー直後から主役だけの人生かと思っていたけど、
そういうわけではないのよね。
下積み時代の彼女の映画を観ると、
ちょっとホッとする。


評価 ★★★☆☆

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コメント 6

MONSTER ZERO

守屋浩さんのヒット曲をタイトルにした映画なんですね!
この人は他にも「僕は泣いちっち」とか有名ですね(^^;
チト、古いですが(^^;
by MONSTER ZERO (2017-02-15 15:03) 

hatumi30331

歌は知ってるよ。^^
メッチャ古い!^^;

ゆらにプレゼント・・・
明日渡します。^^
by hatumi30331 (2017-02-15 15:54) 

裏・市長

ボク昔、和田浩治さんと沖雅也さんを
混同してた。3日ぐらい。
この方も早くに亡くなったイメージ。
川口浩氏ら、この辺りの俳優諸氏が
平成の現在も現役であれば、
日本の映画界は少し違うものになっていただろう。

「龍三と七人の子分たち」みたいなヤツを、
昭和俳優大集合で見てみたかったね。


ボクの中学校の時の担任がお坊さんだった。
当時としては実にファンキーな生臭坊主で、
愛車はひとり乗りのミゼットで、
教師のほかに内緒の副業で印刷屋もやってた。
(もう時効だから書く)。

「死ね」とか「殺すは普通に操る言葉だったし、
スーパーで買ってきた、
「うすうす千枚」という漬物を
弁当の時間に開封して、
「本当に1.000枚入っているか、
みんなで数えてみましょう!」と言いだして、
50枚程度しか入ってない事に激怒。

メーカーにクレーム電話を入れる狂いっぷり!。

どのような意図があって、商品名をつけたのか?と。

後日、漬物メーカーから、
「先日は貴重なご意見をいただき・・・」と、
漬物の詰め合わせを送って来たら、
「儲かった!」と喜んでいた。

坊主も人間だとボクはその時、知ってしまった・・・。
by 裏・市長 (2017-02-16 09:38) 

青山実花

MONSTER ZEROさん
コメントありがとうございます

私は、まずこの歌のタイトルを知って、
守屋浩さんという方を知ったんですよ^^。
会社の社長(72歳)に聞いたら、
得意そうにこの歌を歌っていました(笑)。

by 青山実花 (2017-02-17 14:15) 

青山実花

hatumi30331さん
コメントありがとうございます

ご存じでしたか!
ちょっと笑っちゃうような歌ですね^^;

ゆらちゃん、水瓶座ですね。
私と同じ♪

by 青山実花 (2017-02-17 14:15) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます

調べてみますと、和田浩治さんって、
42歳で亡くなっているんですね。
沖さんが31歳。
死因は違いますが、どちらも若過ぎですね。

> 昭和俳優大集合で見てみたかったね。

いいですねー。
川口浩さま、市川雷蔵さん、勝新太郎さん、石原裕次郎さん、
そして、和田さん、沖さんなどが一緒に、
同じ映画に出たらと想像するとワクワクしますね。


現在、高僧として名を馳せている、裏・市長様の、
小坊主時代の貴重な修行のお話、
ためになる逸話をありがとうございます。

生臭坊主に仕えた日々が、
どれだけお辛かったかと想像すると、
涙なくしては読めませんでした。

なるほど、
お食事は、白ご飯に漬物だけでございますか。
育ち盛りの裏・市長様は、
どれだけお腹が空いた事でしょう。
さらに、数を数えさせられたとは、
なんという苦行、荒行でございましょう。

そんな風雪の日々に耐えたからこそ、
高僧・裏・市長様が出来上がったのですね。
悟りを開き切った、
堂々たる風格には頭が下がる思いがいたします。
どうぞこれからは、
千眼美子さんを立派な広告塔に育ててあげてくださいね。

by 青山実花 (2017-02-17 14:16) 

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