「起きて転んでまた起きて」 [映画]
〔1971年/日本〕
辺山修（なべおさみ）は、
家業のクラッカー製造が当たり羽振りがいい。
一方、修と同じ大学の友人・桜井正明（堺正章）の
実家のかつら屋は経営不振。
ところが、修の父親が突然死し、
2,000万円の借金だけが残ってしまう。
彼は借金返済のため、
大学をやめてタクシーの運転手として働くことになる。
そんな修の前に、
大金持ちになった正明が現れる。
輸出用のかつらがヒットしたのだという。
修と正明は、
幼馴染のマリ子（安倍律子）に惚れているが、
修が借金をしているのは、マリ子の父親。
2人は、修の借金を返し終わったら、
正々堂々とマリ子を争おうと、約束する。
そんな中、修の家の掛け軸を、
芸者の〆香（大原麗子）が2万円で売ってくる。
ところが、その掛け軸には
2,000万円の価値がある事が分かり・・・。
先日書いた、「喜劇 昨日の敵は今日も敵」と
似たような感じの、
渡辺プロが作ったと明らかに分かる映画。
私は、どちらかというと、
ストーリーのハッキリしている映画が好きなので、
「昨日の敵」より、
こちらの方が好きかも。
といっても、
比べれば、というくらいだけれど（笑）。
桜井センリさんや、
いかりや長介さんが、
どーでもいい役で出てくる。
特にいかりやさん演じる
日本舞踊の先生はいい。
彼はオカマのような口調で、
大原麗子さんに、踊りを教えるのだけれど、
なんか可愛くて（笑）。
大原さんに、
「あなたには色気がないのよぉ」などと怒る。
しまいにはドリフターズのコントのような動きを
大原さんに付けるというオチで、
それに従った大原さんも凄いけど、
当時の渡辺プロの力を思い知った気持ちになる。
2,000万円の価値がある掛け軸を
買い戻す場面にはちょっとイライラ。
売った先の嫁が業突く張りで、
中々手放そうとしないのよ。
あぁ、もう！早く返せー！と気を揉んじゃって（笑）。
タイトルの、「起きて転んでまた起きて」は、
人間万事塞翁が馬みたいな意味もある気がするな。
私も「起きて転んでまた起きて」、頑張ろっと。
評価 ★★★☆☆
QRコード
～のよぉ。
（笑）（笑）（笑）（笑）（笑）（笑）（笑）（笑）（笑）（笑）
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確かに。大原麗子さんはあのハスキィな声で、
確かに小さい「ぉ」が付くわ（笑）。
脳内で今、大原麗子さんに口説かれた気分になった。
我々人類は類人猿から人間へと進化を遂げた訳だが、
堺正章さんの場合、
類人猿→GS→マチャアキ→猿へと進化と退化を繰り返す。
丁度、この映画の頃はマチャアキ時代やな。
この後、頭に輪っかをはめられて猿になりますねん。
しかし、上の絵面。
平成の今ではとてもじゃないが主演は張れないな。
時代と渡辺プロがそれを許したんやな。
ナベプロの権力は絶大やなやな。
by 裏・市長 (2016-10-03 21:36)
当時のナベプロと云えば、吉本興業とジャニーズ事務所を
一緒にした様な超巨大プロダクションでしたよね！
今ナベプロの稼ぎ頭って誰なんだろう??って位、思い浮かびません・・・
by 薔薇少女 (2016-10-04 16:00)
裏・市長さん
コメントありがとうございます
（笑）×60！
大原麗子さん、
他のどの女優さんと比べても、
特別に可愛いですね。
そうですか、
口説かれたいですか＾＾
うーん、ちょっと遅かったようで残念です。
せめて大原さんが生きておられたら、
裏・市長さんにも十分にチャンスがあったでしょうし、
「少し愛して、ながーく愛して」と
囁いてくれたかもしれません＾＾
>しかし、上の絵面。
>平成の今ではとてもじゃないが主演は張れないな。
堺正章さんは、
きっと今でいう、二世タレントのはしりだったのかも
しれませんね。
だからお猿さんでも通用したのかもしれません。
（って、ずいぶん失礼ですね、ごめんなさい（笑））
by 青山実花 (2016-10-04 17:04)
薔薇少女さん
コメントありがとうございます
昔、渡辺プロの力は絶大だったようですね。
人気なんて、所詮事務所の力で
洗脳されているだけだと思うと
空しい気もしますね＾＾；
私も現在の渡辺プロのタレントさんは
即答できなくて、
調べてみたら、アンガールズやにしおかすみこさんなどが
おられるようですね＾＾
by 青山実花 (2016-10-04 17:14)