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「前科・仮釈放」 [映画]

zenkakarishaku.jpg
〔1969年/日本〕


大矢根組の組員・竜次(渡哲也)は、
新竜会の会長を刺殺し、
7年の刑を言い渡される。


4年後、仮釈放された竜次は、
新宿に舞い戻るが、
そこら辺りの勢力図はすっかり変わっていた。
竜次が慕っていた親分は、
既に殺され、
今は、新竜会が新宿を牛耳っているのだ。


竜次が舎弟の健(沖雅也)を連れ歩いていると、
偶然、健の姉・史江(松原智恵子)と出会う。
すっかり美しくなった史江に、
竜次は強く心惹かれるが、
史江は、弟を悪の道に引きずり込む竜次に
厳しい言葉を投げつける。


そんな中、
竜次の親分を殺した小山が出所してくる。
新竜会の幹部・大柴は、
小山に、竜次の殺害を依頼。
小山は、史江を拉致し、
竜次をおびき寄せるが・・・。





沖雅也ブーム便乗シリーズ、第2弾。
(第2弾で終わりだけど(笑))


新宿のヤクザ・渡哲也が、
タイトル通り仮出所してくるわけだけれど、
沖さんは、渡さんの舎弟という役どころで、
まだとっても若い・・・
・・・と思って、念のため今、調べてみたら、
この映画の公開時、なんとまだ17歳。
そりゃあ、可愛いはずだ。


で、映画は、と言えば、
渡哲也演じる竜次が、ヤクザヤクザしたヤクザではなく、
オシャレヤクザみたいな役を演じているわけだけれど、
まぁ、それでもヤクザには変わりない。
私には、その道の良さが全く理解できない(笑)。


大体、人を殺して、
7年の判決を受けたってのに、
4年で出てこられるって、どうなのよ。
なんだか納得いかないわ。


女の私は、面倒臭いヤクザのしがらみより、
やっぱり、恋愛問題の方が気になってしまう。


オシャレでイケメンの竜次に、
めっちゃ惚れているハーフのホステスの女の子・ゆかりがいる。
「私の事、好き?」と尋ねるゆかりに竜次は、
「今まで会った女の中では一番好きだが、
 この先、出会うであろう”本物”とは違う」みたいな事を言う。


それって、切なすぎ。
そんな風に言われたら、
悲しいわ。
その”本物”ってのが、
松原智恵子だというのは、
誰にでも想像がつくけれど、
松原さんの存在を知ったゆかりの身の引き方は、
泣くでなし、わめくでなし、
とても静かで、
だからこそ、
余計に辛かった。


渡哲也が歌う主題歌が凄い。
「俺は俺は、前科者~♪」だと(笑)。
テレビで時々、
「昭和の名曲」みたいな歌謡番組が放送されるけど、
絶対歌えないでしょうね、この曲は(笑)。


評価 ★★★☆☆

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コメント 10

hatumi30331

今日も暑いね!
夕焼け見れるかな?
最近雲の中に沈んで行くからね〜

思春期の頃は・・・海辺で涙したこともあったよ。へへ;
by hatumi30331 (2016-07-04 12:36) 

mitu

沖雅也さんといえば、みつはしちかこさんの4コマ漫画「チッチとサリー」のテレビドラマ化でサリー役をされたのが記憶に残っています(1972年頃)
チッチ役は岡崎由紀さんでした。懐かしいです^^
by mitu (2016-07-04 14:56) 

原みつる

沖雅也って・・・(〃゚д゚;A アセアセ…
アタシσ( ̄  ̄〃)知っているかな?
by 原みつる (2016-07-04 19:49) 

tommy88

沖雅也さんは今で言うLGBTの路線ではなかったかしら。
今の開放的な時代であれば生きやすかったかなと思います。
松原智恵子さんは憧れの人でした。
ジュリアロバーツの上を行くのではないでしょうか。
いいお婆さんになってしまいましたが。

by tommy88 (2016-07-05 05:20) 

裏・市長

おはようございます!。
朝から暑すぎ・・・。

昔の映画タイトルって、強引に読ませるのが目立つ。
「前科・仮釈放」(かりしゃく)。
「新宿の与太者」(じゅくのよたもの)。
「聖闘士星矢」(せいんとせいや)。
・・・まぁ、最後のはちょっとちゃうやろ?という
気もしないでもないが。

しかし、まったく読めないな!。
「ラザロ・エフェクト」の次に「前科・仮釈放」。

一番、敵に回したくないタイプやな。
「次の一手」が読めない相手との戦いは困難を極める。
いや、別に何を戦うのかはわからんが…。

「今まで会った女の中では一番好きだが~」(笑)。
名セリフすぎる!。
実生活でぜひ使ってみたい!。
そのためにはまず、
「私の事、好き?」と聞かれる努力をするわ(笑)。
モノには順序があるわな。

まだだ、まだ沖雅也ブームは終わらんよ!。
by 裏・市長 (2016-07-05 08:35) 

青山実花

hatumi30331さん
コメントありがとうございます

最近、ちょっと涙もろい私(笑)。

思春期の頃のhatumiさん、
可愛かったのでしょうね。
もちろん今でも可愛いですが♪

今度、湘南の海の写真を撮って、
載せてみたいなぁと思ったりしています。
by 青山実花 (2016-07-06 20:14) 

青山実花

mituさん
コメントありがとうございます

えーー!
沖雅也さんがサリーの役を!
観たい!観てみたい!
ソフトなんて残ってないでしょうねぇ。

あの漫画は、
年齢を問わず、女の子には永遠ですね。
なんだか噂によると、
最終回は悲しい終わりだったとか・・・
本当なのかな。
チッチとサリーは結ばれてほしかったけど。。。
(間違った情報だったら、ごめんなさい)

by 青山実花 (2016-07-06 20:22) 

青山実花

原みつるさん
コメントありがとうございます

沖雅也さん、
ご存じないでしょうか。
うーん、何歳以上くらいから、
記憶に残っているのかな。
by 青山実花 (2016-07-06 20:27) 

青山実花

tommy88さん
コメントありがとうございます

沖さんご自身は、
異性愛者だったようですが、
養父の日景忠男さんとの事で悩んでいたのでしょうか。
今なら、昔ほどは
深刻にはならなかったのかもしれませんね。

松原さん、素敵ですね。
今でもお綺麗だと思います。

by 青山実花 (2016-07-06 20:30) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます

「仮釈放」の「ほう」を削ったからと、
大した時間の節約にはならない気がするのですが、
それでも、その筋の方にとっては重大問題なんでしょうか^^;
「新宿の与太者」(じゅくのよたもの)は、
本当にTSUTAYAさんの新宿店だけに在庫しているようで
笑えます。
今度、借りてこよっと(笑)。

大丈夫。
裏・市長さんなら読めますよ(笑)。
こいつ、昨日は和食だったから、
今日は洋食か、中華か、エスニックだな、って^^;

もう一度、この「私の事、好き?」の部分を観てみましたら、
正確には「私の事、本気で好きじゃないんでしょ」
みたいな感じでしたね。

「今まで会った女の中では一番好きだが~」は、
まぁ、女の言葉に置き換えたら、
「あなたはキープ君だから、調子こかないで」と
ハッキリ言ったみたいなものですね。
男も女も、そんな事を口に出して言ったら、
人でなしです~^^;

了解しました!
では、また、沖さんのソフトを探す旅に出てきます^^

by 青山実花 (2016-07-06 21:04) 

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