「女が眠る時」

〔2016年/日本〕


2作の小説を発表し、
賞は取ったものの、
3作目が全く書けなくなってしまった、
小説家・清水健二（西島秀俊）は、
妻の綾（小山田サユリ）と伊豆のリゾートホテルにやって来る。


初日、清水がプールサイドでぼんやりしていると、
綾から、対岸に異様なカップルがいると教えられる。
盗み見ると、
初老の男が、若い女の体にオイルを塗ってやっており、
確かに普通ではない雰囲気だ。


以来、そのカップル、
佐原（北野武）と美樹（忽那汐里）が
気になって仕方のない清水は、
2人の部屋を覗き見、
また、何気ない風を装って、
佐原と近付きになる事に成功する。


佐原は、
美樹が幼い頃から撮り続けている、
彼女が眠っている時の動画を清水に見せ、
「あの子の最期の日を記録したい」などと言う・・・。





ちょっと変わった映画。
起承転結がなく、
主人公・清水の妄想や夢などが
絡み合って、
解りづらいといえば、解りづらい。


リゾートホテルにいたカップル、
北野武と忽那汐里は、
確かに異様で、目立つ。
年の差も、見た目も。


人の固定観念ってやっかいだ。
もし、女が、
ケバい、水商売風の女だったら、
何の違和感も感じなかっただろう。
それが、いかにも清純そうな忽那となると、
ものすごく禁断の匂いがする。
下手したら、犯罪？みたいな。


しっかし、笑えるのは、
その異様なカップルではなく、
西島秀俊の行動よ。


西島は、2人が気になるあまり、
部屋を覗き見る。
そして、それだけでは飽き足らず、
部屋に忍び込む。


何でそこまでする？と思いながら観ていると、
なんと、忽那汐里が帰ってきてしまい、
西島は慌ててベッドの下に隠れるのよ(笑)。
そこまでいくと、
なんだかコントっぽい。


それから、北野武より怖いと感じたのが、
リリー・フランキー。


話をしていると、
どこにスイッチが入ったのか、
突然怒り出す人っているでしょう。
そんな感じ。


見た目が飄々としているだけに、
余計に不気味で。
やっぱり固定観念ってやっかいだ。


評価　★★★☆☆

コメント 9

>北野武より怖いと感じたのが、リリー・フランキー。
＞見た目が飄々としているだけに、
リリー・フランキー、私もドラマだったか、映画だったか覚えて無いけど、
スゴイ怖い悪質な配役のを観てから、彼自身が『本当は怖い人なのかも』?
と、思い込んでしまいました｢(ﾟﾍﾟ)ありゃ?
それだけ演技力が有るって事なんだろうけど、
未だに『ブラックな人』という疑問を払拭しきれません?(__!)?(!__)?
最近、世間を騒がしてるBEKIとか、国会議員の何チャラ言う人とか
OTOTAKさんとか、ヒトってものは、見かけでは解らないものですね。
その中でも一番驚いたのがOTOTAさんです。
でも、皆、皆、超人間的だなとも思いますけどね！
有名人じゃ無かったら、関係者以外には、謝る必要もないし、
何処にでも転がってるショウも無い問題ですもの(＾0^*ｵｯﾎﾎ
by 薔薇少女 (2016-03-25 12:46) 

この映画面白そう〜♪
TVで記者発表見たけど・・・・観てみたくなるよね。＾＾

by hatumi30331 (2016-03-26 06:34) 

お花は、日当りと水やり。
やり過ぎもやり無さ過ぎもアカンのよ〜
なかなか難しい。＾＾：
うちは日当りの良い場所が良いのよね。
またいろいろチャレンジしてみてね。＾＾
by hatumi30331 (2016-03-26 13:12) 

是非、観たい映画です！
次回作が既に決定しました・・・
「男が眠る時」・・・これでは客を呼べませんか？
by Hide (2016-03-27 00:29) 

部屋に忍び込む西島秀俊さん。
・・・それ、犯罪です（笑）。

リリー・フランキーさん、確かに怖いな・・・。
夜中に向かいから彼が3人並んで歩いてきたら、
子どもでなくても泣くな・・・きっと。

あの人、週刊プレイボーイで人生相談やってましたが、
ずっと酔った状態なので、
まったく解決になってないのが実に良かった。

人に相談する時なんて、自分の中では
すでに答えが出ていて、
それを後押ししてもらいたいだけなんだろうから、
誰も真面目な回答なんて望んでないのだろうけれど。

あ、5月に「龍三と七人の子分たち」をWowwowで
放送されるらしい。
前にはつみさんが観たい～と、ここでおっしゃってたけど、
もうご覧になったかしらん？。

近藤正臣さん目当てでボクも観よっと。
江戸時代のテロリスト（笑）、
「斬り抜ける」での近藤さんのカッコよさは異常！。
by 裏・市長 (2016-03-27 10:30) 

薔薇少女さん
コメントありがとうございます

リリーさんを最初に知ったのは、
たしかテレビの「ココリコミラクルタイプ」で、
その時は、面白いおじさんだなぁと思い、
その後、本を読んだらエロいおじさんだなぁと思い、
でも「東京タワー」を読んだら、凄いおじさんだなぁと思い、
そして俳優さんになった今は、
どんな役でもできるおじさんだなぁ、と思っております＾＾

私もですー！
今年の不倫問題の中ではOさんが一番驚きました。
う、嘘でしょ！？って感じです＾＾；
そして今になって噴出している肉食説。
え！？そうだったの！？って。
本当に人は分からないものですね。

by 青山実花 (2016-03-27 21:29) 

hatumi30331さん
コメントありがとうございます

この映画、ちょっとわけが分らない部分もあるのですが、
そこを楽しむのがいいかもしれません。

それから、お花。
やっぱりお水が問題ですか。
それから私は「間引き」というのができなくて＾＾；
せっかく咲いたのに間引くのが勿体ないような
可哀相なような。
やっぱり向日葵とチューリップが
私には合っているのかもしれません＾＾；

by 青山実花 (2016-03-27 21:32) 

Hideさん
コメントありがとうございます

なるほどー、次回作は喜劇ですか＾＾
他のかたは観にいかなくても、
少なくとも私は絶対観ますよ！＾＾

by 青山実花 (2016-03-27 21:35) 

裏・市長さん
コメントありがとうございます

リリーさんも人生相談の回答者、
されてましたか。
人生相談の人選って面白いですよね。
私が思い出すのは、朝日新聞の、
中島らもさんの人生相談です。
あれもめちゃくちゃでしたね＾＾
私はらもさんが大大大好きなので、
笑えましたが＾＾

「龍三と七人の子分たち」、放映されますか。
はつみさんが既に観られているかは分からないのですが、
あの内容は、はつみさんがとても楽しめるお話なのではと思います。
（お会いした事はないので、あくまでも想像ですが＾＾；）

またマニアックなタイトルが！
「斬り抜ける」？
初めて知りましたが、調べると70年代に放映されたドラマですね。
近藤さん、そんなにカッコいいですかぁ。
足でピアノを弾くよりカッコいいですかね＾＾；

by 青山実花 (2016-03-27 21:55)