SSブログ

「閉店時間」 [映画]

heitenjikan (1).jpg
〔1962年/日本〕


若尾文子、野添ひとみ、江波杏子は、
高校の同級生で、同じデパートに就職した
仲良し3人組。


呉服売り場の若尾は、
後輩のくせに、女というだけで自分を見下す、
川口浩を許せず、喧嘩ばかり。


食品売り場の野添は、
問屋からやって来る竹村洋介の
誠実な人柄に惹かれ、
竹村もまた、同じ気持ちでいてくれているらしい。


エレベーターガールの江波は、
少し派手好きで、
エレベーターの中で声を掛けてきた、
デザイン部の川崎敬三と恋に落ちるが、
彼に妻子がいる事を知る。


3人はそれぞれ、
客や上司に揉まれながら、
自分たちの生き方を模索するが・・・。





デパートで働く3人の女の子たちの、
それぞれの生き方を描いた、
軽めの映画。


もちろん主役は若尾さんなんだけど、
江波杏子さんがする恋愛が、
今、世間を騒がせている、
女性ハーフタレントと、
ミュージシャンの恋愛にソックリでビックリ(笑)。


江波さんは、
自分に近付いてきた、
洒落た男・川崎敬三さんと、
ベッドを共にした後、
結婚している事を知らされる。


一度は怒って別れようとするのだけれど、
川崎さんのペースに乗せられ、
また、江波さん自身が彼にすっかり惚れてしまっているせいで、
別れる事ができず、
既婚者と承知で付き合いを続ける・・・って、
うーん、まるで同じ。


つまり、まぁ、
昔からこの手の話は、
どこにでも転がっていたという事なのでしょうな。


今回の騒動で週刊文春に載せられた、
ホテルで撮ったと思われる、
窓ガラスに映った、あの2人の写真。
彼が独身だったら、
どれほど可愛いカップルだったかと思う。
でも、残念だけど、
やっぱり世間は不倫を許す事はないものね。


あとは、何事にもストイックだと思われてきた
女性タレントの方が、
厳しいのは他人に対してだけで、
自分には甘かった、というのも、
叩かれちゃってる原因なのかなぁとも思うし・・・。


・・・って、なんでこんな事書いてるんだ、私は。
これじゃ、映画の感想でもなんでもないじゃん(笑)。


評価 ★★★☆☆





この作品で、
若尾文子さんの出演映画、160本中109本を観た事となりました。


(★は観た作品)


★春の雪 (2005)
 竹取物語 (1987)
 ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 (1975)
 幻の殺意 (1971)
★男はつらいよ 純情篇 (1971)
★スパルタ教育 くたばれ親父 (1970)
 座頭市と用心棒 (1970)
★天狗党 (1969)
★千羽鶴 (1969)
★濡れた二人 (1968)
★積木の箱 (1968)
★不信のとき (1968)
★鉄砲伝来記 (1968)
★華岡青洲の妻 (1967)
★砂糖菓子が壊れるとき (1967)
★妻二人 (1967)
★夜の罠 (1967)
★雪の喪章 (1967)
 処女受胎 (1966)
★赤い天使 (1966)
★雁 (1966)
★氷点 (1966)
★処女が見た (1966)
★刺青 (1966)
★妻の日の愛のかたみに (1965)
★不倫 (1965)
★清作の妻 (1965)
★帯をとく夏子 (1965)
 女めくら物語 (1965)
★波影 (1965)
★花実のない森 (1965)
 幸せなら手をたたこう (1964)
 悶え (1964)
★卍(まんじ) (1964)
★獣の戯れ (1964)
★傷だらけの山河 (1964)
★「女の小箱」より 夫が見た (1964)
★温泉女医 (1964)
★新・忍びの者 (1963)
★越前竹人形 (1963)
 女が愛して憎むとき (1963)
★わたしを深く埋めて (1963)
★女系家族 (1963)
 八月生れの女 (1963)
★雪之丞変化 (1963)
★しとやかな獣 (1962)
★秦・始皇帝 (1962)
★瘋癲老人日記 (1962)
★その夜は忘れない (1962)
★やっちゃ場の女 (1962)
★仲よし音頭 日本一だよ (1962)
★閉店時間 (1962)
★爛(ただれ) (1962)
★雁の寺 (1962)
★家庭の事情 (1962)
★妻は告白する (1961)
★新源氏物語 (1961)
★銀座のぼんぼん (1961)
★女は二度生まれる (1961)
★女の勲章 (1961)
★東京おにぎり娘 (1961)
★好色一代男 (1961)
★お嬢さん (1961)
★婚期 (1961)
★花くらべ狸道中 (1961)
★銀座っ子物語 (1961)
 素敵な野郎(1961)
 鎮花祭 (1960)
★偽大学生 (1960)
★安珍と清姫 (1960)
★勝利と敗北 (1960)
★ぼんち (1960)
★からっ風野郎 (1960)
★女は抵抗する (1960)
★女経(じょきょう) (1960)
★初春狸御殿 (1959)
★浮草 (1959)
 実は熟したり (1959)
★美貌に罪あり (1959)
 花の大障碍 (1959)
 次郎長富士 (1959)
★氾濫 (1959)
★山田長政 王者の剣 (1959)
★薔薇の木にバラの花咲く (1959)
★最高殊勲夫人 (1959)
★あなたと私の合言葉 さようなら、今日は (1959)
 新婚七つの楽しみ(1959)
★母(1958)
★娘の冒険 (1958)
★夜の素顔 (1958)
 嵐の講道館(1958)
★一粒の麦 (1958)
★息子の結婚 (1958)
★口笛を吹く渡り鳥 (1958)
 愛河 (1958)
★忠臣蔵 (1958)
 螢火 (1958)
 東京の瞳 (1958)
 妻こそわが命(1958)
★青空娘 (1957)
★夕凪 (1957)
★誘惑からの脱出 (1957)
★永すぎた春 (1957)
★朱雀門 (1957)
 慕情の河 (1957)
 続銀河の都 (1957)
★スタジオはてんやわんや (1957)
 銀河の都 (1957)
 君を愛す (1956)
 四十八歳の抵抗 (1956)
★日本橋 (1956)
★涙 (1956)
 スタジオは大騒ぎ (1956)
 あさ潮ゆう潮 (1956)
★滝の白糸 (1956)
★処刑の部屋 (1956)
★新婚日記 恥ずかしい夢(1956)
★新婚日記 嬉しい朝(1956)
★赤線地帯 (1956)
★虹いくたび (1956)
★新妻の寝ごと (1956)
★花嫁のため息 (1956)
 薔薇の絋道館 (1956)
★弾痕街 (1955)
 七人の兄いもうと (1955)
★珠はくだけず (1955)
★長崎の夜 (1955)
★幻の馬 (1955)
 娘の縁談 (1955)
★薔薇いくたびか (1955)
★月に飛ぶ雁 (1955)
 幸福を配達する娘 (1955)
★螢の光 (1955)
 勝敗(1954)
 荒城の月 (1954)
★月よりの使者 (1954)
 緑の仲間 (1954)
 浅草の夜 (1954)
 慕情 (1954)
★舞妓物語 (1954)
★酔いどれ二刀流 (1954)
 或る女 (1954)
★心の日月 (1954)
 十代の誘惑 (1953)
 無法者 (1953)
 続続十代の性典 (1953)
 春雪の門 (1953)
★祇園囃子 (1953)
 続十代の性典 (1953)
 チャタレー夫人は日本にもいた (1953)
 怒れ三平 (1953)
★十代の性典 (1953)
 彼女の特ダネ (1952)
 街の小天狗 (1952)
 秘密 (1952)
 明日は日曜日 (1952)
 花嫁花婿チャンバラ節(1952)
★母子鶴 (1952)
 猛獣使いの少女 (1952)
★死の街を脱れて (1952)

nice!(53)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 53

コメント 10

Rchoose19

不倫はねぇ・・・・
文化だけどねぇ・・・・^^;
旦那にされたら嫌だけど、人のものは捕りたいってのもねぇ。
女の人の心の中にはありそうだものねぇ~~♪
私はそんな時期もとうに過ぎてしまったけどねぇ~~^^;
by Rchoose19 (2016-01-13 12:41) 

薔薇少女

Rchoose19さん、まだパソコンからアクセス出来ないんですね?!
>デパートで働く3人の女の子たち
中学生の頃までは、デパートのエレベーターガールになるのが夢でしたo(*^▽^*)o~♪
↑>不倫は旦那にされたら嫌だけど、
浮気だったらまだ許せるけど、本気だったら、最悪です!!!∑(゚ロ゚!(゚ペ?)???
結婚したら恋しちゃいけないって、理不尽じゃないのかな?!
体の関係が無かったら、恋しても不倫とは言われないよね(*'ω'*)......ん?
↑>私はそんな時期もとうに過ぎてしまったけどねぇ
女は灰になっても恋心は消えないと言いますよ!
まだまだこれからですよ、恋をして下さいね、期待してますよ(ё_ё)キャハ
by 薔薇少女 (2016-01-13 16:01) 

sig

相変わらずniceを入れられずに すみません。
この当時、私は地方デパートの主任さんでした。恋愛なんかしている暇はないほどの忙しさでした。あ、ただ甲斐性がなかっただけか。
by sig (2016-01-13 21:22) 

裏・市長

なんでみんな「証拠」を残すのだろう?。
メール、ライン、画像・・・。
詰めが甘いというか、なんと言うか。

やはり少しは世間に知られたいという欲望が
あるのだろうか?。芸能人に限らずですが。

多分、この世に携帯とかラインがなければ、
世の中のカップル、既婚者の喧嘩、別れ、離婚率は
だだ下がりになると思う。

だからボクは携帯を使わないのだ。
難点はせっかく使わないのに、
喧嘩をする相手がいない事だ。世の中間違っとる!。
by 裏・市長 (2016-01-14 00:17) 

su-nya

本当にこの騒動は色々考えさせられますね。
声高に非難する人も、なんかイヤな感じがするけれど、
やっぱり完全に擁護もできないというか、
うーん、やっぱりイメージを売る身ですからねぇ。
でもまぁ生身の人間だし、、、
by su-nya (2016-01-14 06:01) 

青山実花

Rchoose19さん
コメントありがとうございます

本当に人の心は一筋縄ではいきませんね。
人のものを取りたくなったり、
安定した生活をしているのに別の人に目が行ったり。

>私はそんな時期もとうに過ぎてしまったけどねぇ~~^^;

そんな事言って~、
本当は素敵な方がいるんじゃないんですか~?^^

by 青山実花 (2016-01-17 20:27) 

青山実花

薔薇少女さん
コメントありがとうございます

Rchoose19さん、ブログがアップされないと言う事は、
まだPCの調子が悪いのでしょうか。

エレベーターガールですか。
可愛いですね♪

不倫の定義って難しいですね。
人によっても意見が分かれるみたいですしね。
お茶しただけで駄目と言う人もいるし、
風俗ならいいと言う人もいるし・・・。
いくつになっても、恋する気持ちは忘れたくはないですよねー。

by 青山実花 (2016-01-17 20:33) 

青山実花

sigさん
コメントありがとうございます

なんと、sigさんはデパートにお勤めでしたか。
きっと優しい主任さんだったのでしょうね。

甲斐性がないなんて事はないですよ。
お仕事に一生懸命で、
とてもお忙しかったのだろうとお察しします。

by 青山実花 (2016-01-17 20:34) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます

人って、自分の人生を記録に残したいという本能が
あるのでしょうか。
かくいう私も、中学2年生から22歳まで、
一日も欠かさず日記を書き、
一時中断しましたが、現在もまた10年以上も日記を書いています^^;

ケータイのおかげで不倫が増え、
そしてその不倫が発覚するのもまたケータイから。
面白いものですね。

>喧嘩をする相手がいない事だ。

もう~、
Rchoose19と同じで、
素敵な人を隠しているんじゃないんですか~?^^

by 青山実花 (2016-01-17 20:40) 

青山実花

su-nyaさん
コメントありがとうございます

私も考えさせられました。
障害がなかったら、
本当に素敵なカップルとして、
祝福されるはずなのに、
ちょっとタイミングがズレたせいで、この結果。

ただ、2人がどうしてもどうしても、
一緒になりたいと願うのなら、
男性が既婚者と打ち明けた時点で、
会うべきではなかったと思います。
離婚が成立してから再会すれば、
不倫とは言われなかったのに。
なにか焦りがあったのか、
会わずにいられないほど舞い上がってしまったのか・・・。

by 青山実花 (2016-01-17 20:46) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0