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「新婚日記 嬉しい朝」 [映画]

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〔1956年/日本〕


新婚だというのに、
周囲がうるさく、まったく2人きりになれない
三郎(品川隆二)と、妻・千枝子(若尾文子)は、
二階を貸したいという二宮幸江(藤間紫)の言葉に飛びつき、
すぐに引っ越す。


ただ、そうなると、今までのように
家賃が無料というわけにはいかない。
千枝子は学校の調理師として働き出すが、
コネで入って来た別の調理師のせいでクビになってしまう。


三郎は上司に残業をさせてくれと頼み、
日中はデスクワークをし、
夜は肉体労働をするようになる。


ある日、三郎が無駄な散財をした事から、
千枝子が怒り、大喧嘩となる。
しかし、その夜、
外で労働している三郎の姿を見た千枝子は、
彼に謝ろうと決意する。


そんな中、三郎の父・伝之助(東野英治郎)が、
上京してきた。
千枝子との結婚を反対していた伝之助は、
三郎が辛い肉体労働をさせられていると勘違い、
激怒する・・・。





昨日書いた、「新婚日記 恥しい夢」の続編。
昨日ほどではないけど、
やっぱりエロ映画のタイトルみたいだ(笑)。


45分の短い映画で、
ネットの記録を見ると、
「恥しい夢」が1956年4月23日
「嬉しい朝」が1956年5月11日となっている。


うーん、こんなに短いスパンで、
テレビドラマみたいな映画を立て続けに上映するって、
どういう事情なんだろう。
昨日も書いたけれど、
何か大きな作品の併映作として公開されたのではないかと想像する。


だって、これ単品だったら、
お客さんが怒ると思うわ(笑)。


調べれば分かると思うけど、
今は時間がないのでいずれ(笑)。


ストーリーは、「恥しい夢」よりは、
わたし的にはマシだった。


私は、
「何かを断りきれなくて、自分の私生活が脅かされる」って話に
かなりイライラさせられる人間なのだと、
映画を観ていると気が付く(笑)。


この映画にも、
一箇所、そのような場面があるけど、
生活が脅かされるというほどではないので、
軽いイライラで済む(笑)。


三郎の父・伝之助が、
自分の間違いに気付いて、
最後に謝る場面がいい。
年を重ねると、人に謝るって
なかなか出来なくなると思うから。


評価 ★★★☆☆





この作品で、
若尾文子さんの出演映画、160本中105本を観た事となりました。


(★は観た作品)


★春の雪 (2005)
 竹取物語 (1987)
 ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 (1975)
 幻の殺意 (1971)
★男はつらいよ 純情篇 (1971)
★スパルタ教育 くたばれ親父 (1970)
 座頭市と用心棒 (1970)
★天狗党 (1969)
★千羽鶴 (1969)
★濡れた二人 (1968)
★積木の箱 (1968)
★不信のとき (1968)
★鉄砲伝来記 (1968)
★華岡青洲の妻 (1967)
★砂糖菓子が壊れるとき (1967)
★妻二人 (1967)
★夜の罠 (1967)
★雪の喪章 (1967)
 処女受胎 (1966)
★赤い天使 (1966)
★雁 (1966)
★氷点 (1966)
★処女が見た (1966)
★刺青 (1966)
★妻の日の愛のかたみに (1965)
★不倫 (1965)
★清作の妻 (1965)
★帯をとく夏子 (1965)
 女めくら物語 (1965)
★波影 (1965)
★花実のない森 (1965)
 幸せなら手をたたこう (1964)
 悶え (1964)
★卍(まんじ) (1964)
★獣の戯れ (1964)
★傷だらけの山河 (1964)
★「女の小箱」より 夫が見た (1964)
★温泉女医 (1964)
★新・忍びの者 (1963)
★越前竹人形 (1963)
 女が愛して憎むとき (1963)
★わたしを深く埋めて (1963)
★女系家族 (1963)
 八月生れの女 (1963)
★雪之丞変化 (1963)
★しとやかな獣 (1962)
★秦・始皇帝 (1962)
★瘋癲老人日記 (1962)
★その夜は忘れない (1962)
★やっちゃ場の女 (1962)
★仲よし音頭 日本一だよ (1962)
 閉店時間 (1962)
★爛(ただれ) (1962)
★雁の寺 (1962)
★家庭の事情 (1962)
★妻は告白する (1961)
★新源氏物語 (1961)
★銀座のぼんぼん (1961)
★女は二度生まれる (1961)
★女の勲章 (1961)
★東京おにぎり娘 (1961)
★好色一代男 (1961)
★お嬢さん (1961)
★婚期 (1961)
★花くらべ狸道中 (1961)
★銀座っ子物語 (1961)
 素敵な野郎(1961)
 鎮花祭 (1960)
★偽大学生 (1960)
★安珍と清姫 (1960)
★勝利と敗北 (1960)
★ぼんち (1960)
★からっ風野郎 (1960)
★女は抵抗する (1960)
★女経(じょきょう) (1960)
★初春狸御殿 (1959)
★浮草 (1959)
 実は熟したり (1959)
★美貌に罪あり (1959)
 花の大障碍 (1959)
 次郎長富士 (1959)
★氾濫 (1959)
★山田長政 王者の剣 (1959)
★薔薇の木にバラの花咲く (1959)
★最高殊勲夫人 (1959)
★あなたと私の合言葉 さようなら、今日は (1959)
 新婚七つの楽しみ(1959)
★母(1958)
★娘の冒険 (1958)
★夜の素顔 (1958)
 嵐の講道館(1958)
★一粒の麦 (1958)
★息子の結婚 (1958)
★口笛を吹く渡り鳥 (1958)
 愛河 (1958)
★忠臣蔵 (1958)
 螢火 (1958)
 東京の瞳 (1958)
 妻こそわが命(1958)
★青空娘 (1957)
★夕凪 (1957)
★誘惑からの脱出 (1957)
★永すぎた春 (1957)
★朱雀門 (1957)
 慕情の河 (1957)
 続銀河の都 (1957)
★スタジオはてんやわんや (1957)
 銀河の都 (1957)
 君を愛す (1956)
 四十八歳の抵抗 (1956)
★日本橋 (1956)
★涙 (1956)
 スタジオは大騒ぎ (1956)
 あさ潮ゆう潮 (1956)
★滝の白糸 (1956)
★処刑の部屋 (1956)
★新婚日記 恥ずかしい夢(1956)
★新婚日記 嬉しい朝(1956)
★赤線地帯 (1956)
 虹いくたび (1956)
 新妻の寝ごと (1956)
 花嫁のため息 (1956)
 薔薇の絋道館 (1956)
★弾痕街 (1955)
 七人の兄いもうと (1955)
★珠はくだけず (1955)
★長崎の夜 (1955)
★幻の馬 (1955)
 娘の縁談 (1955)
★薔薇いくたびか (1955)
★月に飛ぶ雁 (1955)
 幸福を配達する娘 (1955)
★螢の光 (1955)
 勝敗(1954)
 荒城の月 (1954)
★月よりの使者 (1954)
 緑の仲間 (1954)
 浅草の夜 (1954)
 慕情 (1954)
★舞妓物語 (1954)
★酔いどれ二刀流 (1954)
 或る女 (1954)
★心の日月 (1954)
 十代の誘惑 (1953)
 無法者 (1953)
 続続十代の性典 (1953)
 春雪の門 (1953)
★祇園囃子 (1953)
 続十代の性典 (1953)
 チャタレー夫人は日本にもいた (1953)
 怒れ三平 (1953)
★十代の性典 (1953)
 彼女の特ダネ (1952)
 街の小天狗 (1952)
 秘密 (1952)
 明日は日曜日 (1952)
 花嫁花婿チャンバラ節(1952)
★母子鶴 (1952)
 猛獣使いの少女 (1952)
★死の街を脱れて (1952)

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コメント 16

MONSTER ZERO

あけましておめでとうございます!
今年もステキな映画をご紹介よろしくお願いいたします!^^;
by MONSTER ZERO (2016-01-04 13:33) 

原みつる

続編ですか~ですよね~ 
でも45分は短いですね。あっと言う間に終わってしまいますね。
by 原みつる (2016-01-04 18:50) 

裏・市長

そういえば、ひとつのジュースを
ふたりでストロー突っ込んで飲んでる光景、
長らく見ないなぁ!。やっぱり「新婚」はこーゆー事を
しないといけないんだなぁ。

でも今、スタバでこんなカップルいたら
テーブルひっくり返しに行くわ。
それ以前に今は各自、スマホを手にした
無言で座ってるカップルばっかりか!。

あのクルクルしたト音記号のストローも
見なくなった。やっぱり「これどうやって洗うの?、
衛生的にどうよ?」と日本人は気付いたんだろうね。

そうかぁ、やっぱりこの映画もイラつきますか。

品川隆二さん、やっぱりオトコマエだー。
どこでどう間違ったのか・・・。

by 裏・市長 (2016-01-04 21:16) 

Rchoose19

おめでとうございます。
今年もどうかよろしくお願いいたします♪
『品川隆二』さんって、松方弘樹さんのお父上と
『月影兵庫』とかに出てた『焼津の半次』ですよね?
そういえばこの前「品川隆二って知ってる?」って、
今のバイト先のオバサマに聞かれたなぁ~~^^;

by Rchoose19 (2016-01-05 12:54) 

昆野誠吾

随分遅くなってしまいましたが、
明けましておめでとうございます。
今年は更新訪問共に毎日はできないと思いますが、
なんとかネタを消化していこうと思います(笑
不動産関連の記事も上げたいんですが
記事にする以上、正確な情報でと思うと
知っていることを調べなおしからやる事になり
中々取り掛かれませんでして^^;
今年も宜しくお願い申し上げます^^
by 昆野誠吾 (2016-01-05 23:48) 

Hide

明けましておめでとうございます!
「若尾」の苗字は・・・お袋さんを思い出して・・・
さ〜て何をデュエットしましょう?「もしかして」?
今年もどうぞ宜しくお願い致します!
by Hide (2016-01-06 01:46) 

青山実花

MONSTER ZEROさん
コメントありがとうございます

明けましておめでとうございます。
2016年が素晴らしい年であるようお祈りいたしております。

こちらこそ、今年も素敵な音楽など、
沢山ご紹介してくださいね。
by 青山実花 (2016-01-07 21:28) 

青山実花

原みつるさん
コメントありがとうございます

そうなんです。
とっても短いものですから、
今回の若尾文子映画祭では、
「新婚日記 恥しい夢」と、
組み合わせて公開されていました。
by 青山実花 (2016-01-07 21:33) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます

たしかに、一つのジュースを
二本のストローで飲む光景って、
見ませんね。
ドラマでも、映画でもないですね。
なんだろう、みんなそんな風に
イチャイチャする事がなくなってしまったのでしょうか。
そういった事も、少子化に繋がるのでしょうか^^;

そっか、イチャイチャするより、
スマホの方が大事・・・
うーん、なんだかつまりませんねぇ。
なぜ、目の前にいる相手Aより、
遠方にいるBの方を大事にするのか。
で、Bと直接会うと、
今度はBを放っておいて、
AにLINEするんでしょ?
意味が解らない・・・。

私もクルクルストロー持ってました~。
確かにあれはまで洗えず、
不衛生かもしれませんね^^;

by 青山実花 (2016-01-07 21:45) 

青山実花

Rchoose19さん
コメントありがとうございます

今年も宜しくお願いします。
また歌いましょう~!

私、品川隆二さんって、
本当に全く知らないんですよ。
そんなに有名な方なんですね。
今度は意識して観てみます。

そんな最近、品川さんのお名前が話題になったなんて、
タイムリーですね♪
やっぱり人気なのでしょうか。

by 青山実花 (2016-01-07 21:51) 

青山実花

昆野誠吾さん
コメントありがとうございます

明けましておめでとうございます。
2016年が素晴らしい年であるようお祈りいたしております。

いえいえ、ブログ更新のペースは人それぞれ、
お仕事に、育児にとお忙しい昆野さんですから、
無理のないように続けていってくださいね。

前にも書いた気がしますが、
私は不動産、
特に、お部屋の中を見るのが大好きで、
昆野さんの記事を楽しみにしています。
とはいえ、情報を提供するのは、
私が思う以上に大変なのですね。
こちらも無理のない範囲でアップしていってくださいね。
by 青山実花 (2016-01-07 22:02) 

青山実花

Hideさん
コメントありがとうございます

明けましておめでとうございます。
2016年が素晴らしい年であるようお祈りいたしております。

お母様の旧姓が「若尾」さんってカッコいいですね。
若尾文子さんの遠戚・・・ではないのでしょうか?^^;

「もしかして」、いいですね。
歌いましょう。
私の好きなデュエット曲は、
「浪花恋しぐれ」かな♪             

by 青山実花 (2016-01-07 22:12) 

フォレスト

大変遅くなって申し訳ありませんm(__)m今年も映画の紹介楽しみにしています!
同じ映画ブロガー?として、映画好きとして今年もよろしくお願いします!
by フォレスト (2016-01-08 03:29) 

青山実花

フォレストさん
コメントありがとうございます

こちらこそ、
宜しくお願いします。
2016年も、沢山の映画を楽しみましょう。
by 青山実花 (2016-01-08 23:00) 

yonta*

こういうタイトルをつけるのって、やはりエロを期待する
お客さんを呼び込むためなのでしょうか(笑)。
今年も若尾さん出演作をはじめ、
たくさんの素敵な映画に出会えますように(^^)♪

by yonta* (2016-01-11 19:25) 

青山実花

yonta*さん
コメントありがとうございます

おぉ!
yonta*さん、さすがに鋭いですね。
若尾さんのトークショーで、
大映の映画は、扇情的なタイトルを付ける事が多かったと
若尾が仰っていました。
もしかして、当時のお客さんは、
若尾さんのヌード的な物を期待したかたもいたのかも
しれませんね。

はいは~い♪
お互い、沢山映画を観ましょうね。
たまにはご一緒するのもいいですね。

by 青山実花 (2016-01-12 21:16) 

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