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「薔薇合戦」 [映画]

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〔1950年/日本〕


百合化粧品の乗っ取りを企んだ里見剛三と
妻・真砂(三宅邦子)だったが、
その事実を掴まれた上に、
剛三は病気で亡くなってしまう。


百合化粧品への復讐を誓った真砂は、
新会社・ニゲラ化粧品を設立、
百合化粧品の社員の中から、
選りすぐりの者たちを
引き抜いてしまう。


さらに、映画会社の宣伝部から、
園池(鶴田浩二)を招聘する。
真砂の次妹・雛子は、園池に好意を持つが、
真砂は雛子(若山セツ子)を、
社員の日夏(永田光男)と結婚させてしまう。


一方、出版社に勤める末妹の千鈴(桂木洋子)は、
その進歩的な考えから、
「別居婚」を実践する。


しかし、
元々、愛のなかった雛子の日夏の結婚は上手くいかず、
また、千鈴の「別居婚」の相手には、
妻子がいた。
さらに、ニゲラ化粧品は、
経営がうまくいかなくなり・・・。





夫に死なれた女が、
設立した会社をなんとか軌道に乗せようとし、
彼女の2人の妹も、
それぞれ結婚するわけだけれど、


3人とも、
どうにも男運が悪くて、
観ていて、「あちゃー」と独り言が出ちゃったくらい。


次女の雛子は、
姉に言われるがままに、
好きでもない男と結婚するのだけれど、


やっぱりそういう気持ちは相手に伝わるようで、
雛子の夫は、次第に苛立ち、
彼女を罵倒した挙句、浮気に走る。


さらに、極めつけ。
雛子が入っていた風呂の扉に鍵をかけ、
薪を次々くべて、
彼女を殺そうとする。


そして、そのせいで雛子は流産までしてしまう。
いくら夫婦仲が悪くても、
そこまでいくとシャレにならん。


三女の夫ってのが、また最悪の男で。


こやつは、「別居婚」している三女のアパートにやって来ては、
金の無心をする。
三女が断ると、
なんだかんだと屁理屈をこねるんだな。
まぁ、要約すると、
「夫婦なんだから、助け合うのが当たり前」。


で、こやつに妻子がいる事がバレると今度は、
三姉妹の私生活を暴いた文章を書き、
それを売られたくなければ金を出せだと。


この映画、何が言いたいんだろう。
女がどんなに頑張っても、
男選びを間違えると、
その努力も無駄に終わるよ、って事?(笑)


嫌な男ばかりの中、
鶴田浩二だけが、
かっちょ良かったのが救い(笑)


評価 ★★★☆☆

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