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「スリーデイズ」 [映画]

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〔2010年/アメリカ〕


大学教授・ラッセル・クロウと
妻・エリザベス・バンクスは、
深く愛し合った夫婦。
幼い息子と3人で暮らす彼らの日々は
満ち足りていた。


ところが、ある朝、
突然踏み込んで来た警察に
バンクスが逮捕されてしまう。
容疑は殺人。


「犯人は自分じゃない」
どんなに主張しても
現場の状況から有罪になってしまったバンクス。
クロウは、彼女の無実を証明する為、奔走するが、
上手くいかない。


絶望したバンクスが自殺未遂で病院に担ぎ込まれたのを機に、
クロウは、彼女を脱獄させ、
新天地で暮らす事を考え始める。


チャンスの3日間に賭け、
綿密に計画を練るクロウ。
その作戦は成功するのか・・・。





これはもう、エリザベス・バンクスに肩入れせずには
いられない。


だって変すぎる。
バンクスが絶対殺人などしていない事は、
彼女の回想シーンから、
映画を観る者は知っている。


なのに、判決は有罪。
それって完全に冤罪じゃないか。
アメリカの裁判物を観ると、
本当に不思議だと思う事がある。
犯人でない人物が、
状況証拠だけで、犯人にされてしまう場面が多い気がする。


一番辛いのは、
バンクスと息子の関係。
幼い息子は、母が殺人犯に仕立て上げられた事で、
辛い思いをしている。
ラッセル・クロウに連れられて
刑務所に面会に行っても、
無表情なままだ。


子供にしてみたら、
この理不尽な状況が、
分かっているような、いないような、
とにかく尋常じゃない、というの感じているはずで、
でも、小さな心は、
それに対して対処するだけの
経験も知恵もまだないのだろう。


そうなると、余計にバンクスの切ない気持ちが心にくる。
息子の性格にまで影響を及ぼす、
現在の状況が辛すぎる。


クロウが、バンクスを脱獄させると決意してからの
3日間は緊張でいっぱいで、見入ってしまう。


なんとかなんとか、成功してほしい。
家族3人で幸せに暮らせる場所まで逃げ延びてほしい、って。


これはフランス映画、「すべて彼女のために」の
リメイクなのだそうだ。
近いうちに絶対観よっと。


評価 ★★★☆☆

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