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「デッドコースター」 [映画]

deadcoaster.jpg
〔2003年/アメリカ〕


キンバリー・コールマン(A・J・クック)は、
友人たちとドライブに出掛け、
ハイウェイの入り口に差し掛かる。


ところが、そこで、
自分が大事故に巻き込まれるという、
リアルな幻覚を見た彼女はパニックになり、
それ以上、車を進める事ができず、
後ろに車の列ができてしまう。


通りかかった警察官が、
キンバリーの車に近寄った時、
目の前で、大事故が起こる。
そう、それはキンバリーが見た幻覚と、
まるで同じものだった。


死を免れたキンバリーと、
後続車に乗っていた8人の人々。
しかし、「死」は彼らを見逃しはしなかった・・・。





先日観た、「ファイナル・デスティネーション」シリーズの
二作目。


話の流れは全く同じで、
主人公が、自分が死ぬという幻覚を見て
パニックとなり、
結果的に、そのせいで死を回避するけれど、
結局、死からは逃れられない、というもの。


冒頭のハイウェイの事故の場面から凄い。
巨大な丸太を積んだトラックが、
キンバリーの車の横を通り過ぎるのだけれど、
丸太を固定していた鎖が切れ、
それが原因となり、
大惨事が起こる。


この不安は、日常、誰もが感じているものなんじゃないだろうか。
私も車を運転している時、
前や隣に、大きな荷物を積んだトラックがいると、
「もし今、あの荷物が崩れてきたら、確実に自分は死ぬな」と
思う事があるもの。


それから、2作続けてこんな物を観たせいで、
道を歩きながら、
「ここに暴走車が突っ込んできたら・・・」などと考えている
自分に気付く。
映画に影響されすぎ(笑)。


生き残った人々の死に方が、
前作よりえげつなくなっているような気がする。
あんな死に方をするくらいなら、
ハイウェイで即死した方が良かったかも、などとも考える。


前作で、たった一人生き残ったある人物が、
死の魔手から逃れるために、
真っ白な壁の、何もない病院の隔離室で、
じっと生きている。


うーん、それも辛いなぁ。
あれでは生きていても死んでいても、
大差ない気がする。
そんな部屋で年を重ねて、
老人になってしまったとしたら、
生きるという事にどんな意味があるのだろう。


死を考える事は、
どう生きる事かを考える事と、ある意味同じなのかもしれないな。


評価 ★★★☆☆

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