「岸和田少年愚連隊」

〔1996年/日本〕


1975年。
大阪の岸和田で暮らすチュンバ（矢部浩之）と
恋人のリョーコ（大河内奈々子）は、
少年鑑別所へ向かうバスに乗っていた・・・。


チュンバと、友達の小鉄（岡村隆史）と、
あと数人の仲間は、
喧嘩に明け暮れる毎日で、
今日もプールで大乱闘。


そのせいで、宿敵サダに狙われるようになり、
ボコボコにされる。
しかしまた、サダに仕返しをし、
この抗争は終る事がなさそうだ。


そんなチュンバは何度も家庭裁判所に行かされるが、
母親（秋野暢子）の取り成しで、
なんとか鑑別所送りだけは免れている。


高校に入学したチュンバと小鉄は、
初日から、同じクラスのゴリ（原西孝幸）と
大乱闘になり・・・。





大阪は雰囲気がとても好きで、
以前は年に4回も遊びに行ったこともあったけれど、
私が行くのは、せいぜい道頓堀の周辺や、
難波や通天閣周辺、
もしくはUSJで遊ぶというくらいで、
岸和田という場所に行ったことはない。


こういった映画を観ていると、
私が知ったつもりになっていた大阪は、
単なる観光客向けの大阪であって、
本当に事は何も分かっちゃいなかったんだなぁと思う。


もちろん、この映画は映画で偏りがあって、
これが大阪の全てだと思われたら困ると思う大阪のかたも
たくさんおられるに違いない。
だって、大阪の学生が全員、
毎日こんなに喧嘩三昧だなんてこと、有り得ないと思うから（ですよね？(笑)）。


しかも私は、
ナインティナインのお二人の役は、
てっきり高校生だと思って観ていたので、
中学生だと知った時は、もうビックリ。
お二人が撮影時25・6歳という、
ルックス的な事もあるけど、
中学生が、こんな大人顔負けの喧嘩を・・・って事に
ちょっとショック。


笑って楽しめばいいんだろうけど、
なんだか真面目に観てしまうなぁ。
たとえば、チュンバの母親の気持ちなんか。


彼女は、息子が鑑別所に送られないようにと、
家庭裁判所で、必死に息子の長所を並べる。
本当にいい母親だよ。
あんなに自分を思ってくれる母に、
何でそんな思いをさせるかなぁ。
そんな風に考える事自体、
私がもういい年なんだろうけど(笑)。


喧嘩とは関係ない場面での、
大阪っぽい会話は大好き。
不良少年たちと、
お好み焼き屋のおばさんとの会話なんか最高。


今、それなりに顔が売れている
吉本の芸人さんたちが多数出ていて、
それを確認するのも面白い。
若い！とか、
この頃からもう芸能界にいたんだ！とか。


評価　★★★☆☆

コメント 10

ナイナイが若い＾＾
もう２０年前の映画ですか。
時のたつのは早いです。
by don (2015-04-01 12:26) 

こんな中学生、「オランヤロ」ですね(^_^)
高校生でも無理がありますよね

by mitu (2015-04-01 22:43) 

岸和田の近くの泉佐野に住んでるけど・・・・
ま〜映画やからね・・・・
でもね・・・近いことはあったように思う。
しかし・中学生は・・・無理あるよね。＾＾

大阪も広いからね。へへ；
by hatumi30331 (2015-04-02 00:46) 

不良はちょっと大人っぽくみえることあるけど、
今より若いナイナイでも、さすがに中学生はねぇ・・・。
でも、今をときめく芸人さんたちが出てるみたいですね。面白そう。
そういえば品川ヒロシの映画 “ドロップ” も中学生の設定でしたね。
途中で気づいてビックリした覚えがあります〜♪　(๑◔‿◔๑)
by desidesi (2015-04-02 11:20) 

donさん
コメントありがとうございます。

ナイナイのお二人、若いですよねー。
今のような大御所感もなく、
ただのお兄ちゃんって感じです(笑)。
by 青山実花 (2015-04-03 20:26) 

mituさん
コメントありがとうございます。

中学生にしては、
ヒネすぎてますよね＾＾；
学ランにも違和感あるし(笑)。
by 青山実花 (2015-04-03 20:27) 

hatumi30331さん
コメントありがとうございます。

泉佐野市の場所を
グーグルマップで確認しました。
本当、岸和田のお隣なんですね＾＾

そうですよね、いくら何でも中学生がこんな・・・
まぁ、場所はどこでも、
不良というのは必ずいるとは思うのですが。

大阪、また遊びに行きたいです。
今度は、観光客向けでない、
何気ない道を歩いてみたいなぁ。

by 青山実花 (2015-04-03 20:32) 

desidesiさん
コメントありがとうございます。

映画って、
このルックスなら高校生だろうと決め付けて観ていたら、
中学生だったって事、ありますよね＾＾；

宮迫さんとか、ブラックマヨネーズのかたとか、
フジモンさんとかが出ていて、
「あ！」と声が出てしまう映画でもあります。
機会がありましたら、ぜひご覧になってみて下さいね。

by 青山実花 (2015-04-03 20:38) 

いやぁ、出ましたね！
この映画大好きでした。仰せのお好み焼き屋のおばちゃん（正司花江師匠）がサイコー！あとチュンバとすれ違うもろ素人のじいちゃんとか^^;

ワタシも社会人1年目に彼の地大阪にて仕事をしておりました。
岸和田はなかなかにファンキーで皆さん気さく且つ豪快でした^^;

by MONSTER ZERO (2015-04-08 08:49) 

MONSTER ZEROさん
コメントありがとうございます。

大好きですか＾＾
ネットで検索してみましても、
この映画がお好きという方、多いですね。
大阪在住が多い気がするのは、
何か郷愁を感じるものがあるのでしょうか。

MONSTER ZEROさんも
大阪に住まわれていた事があるのですね。
それなら、岸和田の雰囲気を
肌で感じられていたのも納得です。
私も旅行でなく、大阪に住んでみたいなー＾＾

by 青山実花 (2015-04-10 11:58)