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「ブエノスアイレス恋愛事情」 [映画]

BuenosAiresrenaijijo.jpg
〔2011年/アルゼンチン〕


アルゼンチンの首都・ブエノスアイレス。
ウェブデザイナーのマルティン(ハビエル・ドロラス)は、
恋人が7年前にアメリカに行ったきり戻って来ず、
引きこもり気味な日々。


愛犬スス散歩を、散歩屋の若い女・アナに頼んだ事がきっかけで
彼女と関係してみるものの、
なんとなく、しっくりこない。
また、ネットで知り合った精神科医の女・マルセラとも
付き合ってみるが、
こちらもピンとこない。


一方、マルティンの向いのマンションに住むマリアーナ(ピラール・ロペス・デ・アジャラ)は、
自称建築家だが、建築の仕事をしたことがない。


彼女は人ごみが怖く、
また閉所恐怖症で、
何人かの男とデートはしてみるものの、
なんだか上手くいかないのだ。


マルティンとマリアーナ。
こんなに近くに住んでいるのに、
互いの存在にまだ気付いていない2人は、
出会う事ができるのか・・・。





もしも神様から、
「この先の人生で、あと1度しか海外旅行ができない」と言われたら、
絶対に南米に行く。


・・・とは、このブログで、今まで何度も書いているし、
これからも書くであろう(笑)。
一番の目的はイグアスの滝だけれど、
そのイグアスがあるのが、アルゼンチンで、
この映画の舞台は首都のブエノスアイレス。


冒頭の、マルティンが語るナレーションがとてもいい。
「荒涼な国の人口過剰都市」
「何千ものビルが、何の基準もなく林立する街」
「不揃いな建築は僕たちそのもの」
「この一貫性のない街は無計画性のたまもの」


ブエノスアイレスを説明しているだけなのに、
東京の事を言われているような気持ちにさせられる。
大抵の国の首都は、
どこもそんなものなんだろうけど、
南米を夢見る私には、
そんな共通点でも、嬉しくなる。


それから、映画を見ていて、
ビックリするようなものを発見!
マリアーナのキッチンテーブルの上に、
「じゃが玉ストッカー」なる、日本の文字が見えるではないか。


「じゃが玉ストッカーって何?」と日本人のくせに知らない私は、
思わずネットで検索(笑)。
なるほど、じゃがいもや玉ねぎを保存する、
プラスチックの容器の事なのね。
それにしても、なぜアルゼンチンの家庭に、
日本人でもすぐにはピンとこない、
そのような物が普通に置いてあるのか。
嬉しいやら、可笑しいやら。


他にも、マルティンのPCの壁紙が、
「鉄腕アトム」だったり、
また、アトムのフィギュアを箱から出す場面があったり、
ビールがアサヒだったりと、
私が思っている以上に、
日本が浸透している気配。


マリアーナが、
「ウォリーをさがせ」の絵本が好きで
いつも見ているのが可愛い。
ラストも、「ウォーリー」とかけてある、
すんごく可愛い終わり方。


評価 ★★★☆☆


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