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「靴みがき」 [映画]

kutsumigaki.jpg
〔1946年/イタリア〕


パスクアーレとジュゼッペは、
ローマで靴みがきをする仲良しの少年。


2人は馬を買う事を夢見ており、
靴みがきの他に、
占領軍の闇物資の横流しもして、
金を貯めている。


その日も、アメリカ製の毛布を持って、
女占い師の家に行き、
金をせしめるが、
翌日、警察に捕まってしまう。


少年刑務所に入れられ、
取り調べを受ける2人。
最初は、口を割らなかったものの、
パスクアーレは、所長の策略に騙され、
本当の事を喋ってしまう。
裏切られたと感じたジュゼッペは・・・。





知り合いの所で、
何の予備知識もなく観たのだけれど、


少年同士が、
裏切った、裏切られたと、
仲違いするこの内容は、
観るのが辛い。


「自転車泥棒」のヴィットリオ・デ・シーカ監督の作品なので、
てっきり、似たような物語なのかと思ってた。
まぁ、「自転車~」も救いのないお話ではあるけれども。


人が仲違いするって、
案外、誤解による所が多いのかもと思ったりもする。
パスクアーレは、
所長に騙され、口を割ってしまうけれど、
実はそれは、
ジュゼッペを思うあまりの事で、
決して裏切りとは違う。


けれどジュゼッペには、
そんな事情が分かるはずもなく、
裏切られたという思いだけが、
彼の心に残ってしまう。


映像が悪く、
字幕が読みにくいのが残念。
何度か観ればいいのだろうけど、
今回は私のソフトではないので、
仕方ない。
機会があったら、また観てみよう。


評価 ★★★☆☆

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