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「幸せの行方...」 [映画]

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〔2010年/アメリカ〕


ニューヨークの大富豪の長男・ライアン・ゴズリングは、
父の期待に中々応えられず、
仕事のできる次男との差は開くばかり。


ある日、ゴズリングは、
偶然出会ったキルスティン・ダンストと
たちまち恋に落ち、
結婚を望むようになる。
しかし、中流家庭で育った彼女に、
父はいい顔をしない。


ダンストの親族だけを招いて結婚式を挙げ、
田舎町で食料品店を始めたゴズリングだが、
結局は父に連れ戻され、
父の下で働くようになる。


ダンストは子供を欲しがり、
その事をゴズリングに告げるが、
なぜか彼は承諾しない。
彼は、自分の目の前で母が自死したトラウマがあり、
ダンストにも見せていない一面があるのだ・・・。





1980年に、
アメリカで実際に起こった事件だそうで、
「この先どうなるの?」という思いから、
目が離せない。


ライアン・ゴズリングとキルスティン・ダンストの結婚は、
格差に原因があっての失敗かと思ったけれど、
2人の実家の経済力が同じであっても、
結局は上手くいかなかったのではと想像される。


ゴズリングの、どこか倒錯した性格が、
母親が原因かのように仄めかされているけれど、
それもハッキリしない。
とにかく彼は、何かを恐れ、
子供を持つ事さえ厭うような人生。


それは個人の勝手だからいいとして、
そういった人生計画は、
結婚前に言ってよー、と、
私がダンストだったら言いたくなると思うなぁ。
だって彼女は、
望んでいた子供を授かったというのに、
堕胎させられるのよ。
それはあまりに酷い。


その後、ゴズリングの「変な」感じは、
どんどん進んでいって、
お話は彼が、白髪交じりの
初老になるまで続く。
結構大河ドラマ。


ゴズリングの老けメイクもそれなりに凄いけど、
それより、コスプレ?と思うような、
笑わせてくれるシーンがある。
詳しくは書かないけれど。


それなりに面白く観ていたのに、
何?この不完全燃焼なオチは。
実話だから仕方ないんだろうけど、
これじゃラストがお粗末すぎよ(笑)。
これなら、実話って事にしないで、
フィクションでもいいから、
ハッキリしたオチを付けてくれたほうが、
なんぼか良かった気がするんだけど。


評価 ★★★☆☆

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