「若親分兇状旅」 [映画]
〔1967年/日本〕
軍港に近い町で、
海軍の高木少佐が割腹自殺を遂げる。
高木少佐の親友・南条武(市川雷蔵)は、
自殺の理由を探るべく、
町を牛耳るボスや、
土建屋を調べ始める。
どうやら、かつての部下・金杉が、
事件に絡んでいると睨んだ南条は、
金杉の身辺を調べ始める。
また、高木の下宿先の娘・早苗(葉山葉子)から、
高木の死の直前の話を聞くが、
早苗は南条の名前を聞いた途端、
顔色を変える。
「海軍時代、あなたは私の兄を殺した」と・・・。
シリーズ7作目。
若親分・南条武を演じる雷蔵さんは、
相変わらずカッコいいけれど、
ここまで引っ張ると、さすがにネタ切れかなぁとも思う。
本作には都はるみさんが、
料理屋の主人の妹役で出ているのだけれど、
なぜか、歌を2曲も披露し、
まるで歌謡ショー(笑)。
しかも、途中で突然町を逃げ出し、
ストーリーとは殆ど絡む事なく、
映画は終った(笑)。
そんな風に都さんをゲスト出演させる、
芸能事務所同士の、何らかのやり取りがあったんだろうと、
勝手に想像したけれど。
海軍時代の南条の様子が、
回想シーンで挟まれるんだけど、
昔から南条は、男気を発揮していたらしい。
彼は上官のミスを、
咄嗟の機転で
自分から率先して被り、上官が叱られないようにする。
あんな事をされたんじゃ、
その後、その上官は、
絶対に南条に一目置かざるを得なくなるじゃないか。
もし現代の職場に彼がいたら、
ちょっと怖い存在だろうという気がする。
それから、早苗の兄を殺したというエピソードも、
実は南条は全く悪くない。
男気を発揮しすぎて、
失敗しちゃったって感じで。
土建屋を仕切る女親分を、
江波杏子さんが演じているのだけれど、
ガテンなお仕事をしている時の姿と、
艶やかなお着物の姿とのギャップが凄くて、
超カッコいい。
最初は南条の敵だと思われた彼女も、
結局、南条の側に付くというのも、お約束(笑)。
評価 ★★★☆☆
市川雷蔵・・・小さい頃・・・憧れの人でした。
カッコいいよね!^^
by hatumi30331 (2014-12-12 23:37)
hatumi30331さん
コメントありがとうございます。
雷蔵さんはカッコいいですよね~♪
それに何だか可愛いし^^
憧れます~。
by 青山実花 (2014-12-17 10:46)