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「フューリー」 [映画]

furykirkdouglas.jpg
〔1978年/アメリカ〕


中東の海岸で、
泳ぎの競争をする仲の良さそう親子、
カーク・ダグラスとアンドリュー・スティーブンス、
そしてダグラスの友人のジョン・カサベテス。


中東で育ったスティーブンスは超能力者で、
高校卒業後、
アメリカの大学に進学する事が決まっていたが、
自分の能力ゆえ、なんとなく不安そうだ。


海岸で、ダグラスが複数の男たちから突然銃撃され、海に沈む。
死んだと思われた彼だが、
なんとか這い上がると、
銃撃してきた男たちとカサベテスが親密そうに話しているではないか。
さらに、スティーブンスはカサベテスに誘拐され、
アメリカに連れていかれる。


一方、アメリカの女子高生・エイミー・アーヴィングも、
超能力の持ち主で、
激しい怒りを覚えると、
相手を出血させてしまう自分に悩んでいた。


彼女はテストを受ける為、
病院に入るが・・・。





11月28日に公開された、
ブラピの新作、「フューリー」の予告を初めて観た時、
ブライアン・デ・パルマ監督の同名映画のリメイク?と思った。


デ・パルマ監督の「フューリー」については、
タイトルを知っているだけで、
予備知識は一つもない。
家に帰って検索したら、
どうやら、邦題が同じなだけで、
全くの別物らしい。


ただ、せっかくの機会なので、
こちらの「フューリー」がどんなものなのか、
観てみようと思って借りてきた次第。
「FURY」とは、「激しい怒り」という意味だそうだ。


アンドリュー・スティーブンスと、
エイミー・アーヴィングの若い2人に、
超能力があるというのは分かるのだけれど、
2人はなんだかいつもジョン・カサベテス一味に追われているような印象で、
2人を利用して、
一体何がしたいのかが、よく分からない。


カサベテスは、
アメリカ政府の超能力研究所の人間らしいのだけれど、
何でカーク・ダグラスを殺そうとしたのか、
その理由も私にはよく分からなかった。
スティーブンスはとんでもなく悪い事に使われる予定なのか?


まぁ、そんな事はどうでもいいのかもしれない。
デ・パルマ監督が、
「キャリー」以上の映像を作りたかったんじゃないかと
書かれている方もいるので、
ただのSFホラーと思って楽しめばOKなんだろう。


残酷な場面も、
映像に慣れた今観ると、
それほどの驚きもなく、なんとなく見てしまう。


ただ、ラストはちょっとビックリ。
ある人物が、凄い死に方をするんだけど、
あれって、本人は殆ど苦しまずに死ねてて、
お仕置き的な場面なのに、
お仕置きにはなってないんじゃないかと思う。
それより、その後、
現場を見たり、掃除したりする人の方が、
よほど大変だと思うわ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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