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「長崎の夜」 [映画]

nagasakinoyoru.jpg
〔1955年/日本〕


明治時代。


中国人の父と、日本人の母から生まれた、
ハーフの趙三彩(長谷川一夫)は、
長崎の中華街で奇術師をしている。


実は彼は、
中国で暮らしていた時、
父を何者かに殺され、
その仇討をする為、日本にやって来たのだ。


ある日彼は、仇の1人と思われる陳程順が
客の中にいる事を知り、
翌日、陳の家に行く。


もう1人の仇・最上五平の居所を詰問すると、
陳から一日待ってほしいと言われ、
その日は引き下がる。


陳が趙に、最上の正体を明かした手紙をしたため、
娘の愛卿(市川和子)に持たせた。
趙と愛卿は、互いに惹かれ合うも、
陳は何者かに殺される。


さらに、趙も何者かに拳銃で撃たれ、
通りかかった医者の娘・道代(若尾文子)に助けられるが・・・。





長谷川一夫さんが、
中国人の奇術師の役という、
ちょっと変わった映画。
そんな設定のせいか、
異国情緒が感じられて、
雰囲気は悪くない。


長谷川さんは、
敵と対峙したり、逃げたりの時、
バク転で決める。
まるでジャニーズ(笑)。
でも、吹き替え丸わかりなのがご愛嬌。


長谷川さんのお仲間が彼を助ける時の光景ったら、
奇術師というより、
まるで中国雑技団。
あんなんじゃ、敵は倒せないだろうに(笑)。


若尾さんの登場を待ったけれど、
中々出てこない。
同じ時期に、
他の映画では主役を演じる作品もあるけれど、
これは脇に回ったらしい。


いっそ、市川和子さんと入れ替わって、
中国娘=クーニャンの役をしたらどうだったんだろう。
クーニャンの若尾さん、観たかったなぁ。
可愛いかっただろうに。


評価 ★★★☆☆

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