「ジャージー・ボーイズ」 [映画]
〔2014年/アメリカ〕
1960年代。ニュージャージー州。
ベルヴィルという貧しい地区で育った
フランキー・ヴァリ（ジョン・ロイド・ヤング）は、
得意の歌を生かして、歌手になる事を夢見ている。
悪友3人、
ボブ・ゴーディオ（エリック・バーゲン）、
ニック・マッシ（マイケル・ロメンダ）、
トミー・デヴィート（ビンセント・ピアッツァ）と
フォー・シーズンズというバンドを作り、
「シェリー」などのヒット曲に恵まれる。
ところが、トミーが多額の借金を作った事が判明し、
バンドに危機が訪れる。
フランキーは、借金はバンドで稼いで返すと言うが、
ニックは呆れて、
脱退を申し出たのだ。
またフランキー自身も、
あまりの多忙で、家には殆ど帰れず、
妻や娘たちから責められる。
さらに長女がドラッグに手を出したことから・・・。
「君の瞳に恋してる」は、私の大好きな曲。
初めてケータイを持った時から、
今までずっと、
着信音はこの曲で、
一度も変えた事はないくらい好き。
（多くの方がカバーしているけれど、
一番好きなアレンジはTommy february6バージョン）
（ちなみにメールの着信音は「夢のカリフォルニア」。
これも大好き）
ただ、私は「君の～」は、ずっと
ボーイズ・タウン・ギャングの曲だと思って、
今まできた。
（好きだと言うわりに、物知らずで恥ずかしい）。
なるほど、オリジナルはフランキー・ヴァリという人だったんだ、と、
この映画で一つお利口になれて良かった(笑)。
そうそう、もう1曲、
「バイ・バイ・ベイビー」も、
私はてっきりベイ・シティ・ローラーズのオリジナルだと思っていたから、
これもカバーだと知ってビックリ。
きっとそういう曲は、
他にも無数にあるんだろうなぁと思う。
この映画は、そのフランキー・ヴァリの、
半生を描いた作品。
元々はブロードウェイのミュージカルだそうで、
それをクリント・イーストウッド監督が映画化。
このフランキーさん自体をよく知らないので、
感慨というのはないけれど、
映画としてとても面白かった。
こういったジャンルの映画を観る度に、
人気スターというのは、
あれよあれよと言う間に
作られるんだなぁと思う。
やっぱり有名になるって、
運が大きい。
そして、その後の、
お決まりのような揉め事。
4人が言い争いになった時の、
ニックのセリフが興味深かったなぁ。
彼は、ホテルでトミーといつも同室だった事が、
最悪だったとぶちまける。
タオルを全部使ってしまうなどなど、
それは、ある意味とても些細な事なんだけど、
人間って、そんな事の積み重ねに、
ある日、耐えられなくなるのよね。
もちろん、それがバンド解散の理由ではないけれども(笑)。
それから、フランキーが留守がちで、
妻がアルコール依存症になってしまう場面も、
考えさせられる。
うーん、本当は夫が働いてくれるのは、
ありがたい事なんだけどね。
もし妻が淋しいと言ったからって、
「分かった、明日から僕は家にいるよ」なんて言われたら、
その方がよほど困ると思うんだけど。
ラストはグッとくる。
人と人が結んだ絆は、
一度は切れたかに見えても、
また結び直す事が出来ると教えてくれる。
評価 ★★★★☆
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ぼくも「君の瞳に恋してる」大好きです。
むかし聴いてたラジオのチャート番組で、７週連続１位でした。
同年代で行くカラオケでもけっこう歌います。
みんなこの曲が好きで、ディスコなんかで踊った記憶がよみがえる
からかなぁ・・
by don (2014-10-03 12:46)
僕はFour Seasonsの曲、大好きなんで、もうたまりませんでした！
ボブ・ゴーディオを他メンバーに紹介したのが「あの人」だったなんて。
いつか、ブロードウェイのミュージカル版も観てみたいです。
ラスト。よかったですね。フォー・シーズンズもイーストウッドも最高！
by りんこう (2014-10-03 23:45)
donさん
コメントありがとうございます。
「君の瞳に恋してる」は大変な名曲ですね。
だからこそ、あれだけカバーされているのでしょうが。
7週連続1位だなんて、
当時の人気がしのばれますね。
ボーイズ・タウン・ギャング版でしょうか。
私も今度カラオケで歌ってみます。
（歌えるかな(笑)）
by 青山実花 (2014-10-06 20:16)
りんこうさん
コメントありがとうございます。
フォー・シーズンズがお好きなら、
この映画は最高に楽しまれたでしょうね。
羨ましいです。
あの俳優さんエピソードには驚きましたね。
人って意外な所で繋がっているんですねぇ。
私も、ブロードウェイのミュージカル、観てみたいです。
by 青山実花 (2014-10-06 20:20)