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「猟人日記」 [映画]

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〔2003年/イギリス〕


作家志望の青年・ユアン・マクレガーは、
友人・ピーター・ミュランと、その妻・ティルダ・スウィントンと共に、
船上生活をしながら、
貨物の運搬を手伝っている。


ある日、マクレガーは、
川に浮かぶ若い女の遺体を発見し、
それを引き上げ、警察に通報する。
遺体はエミリー・モーティマーと判明し、
事故か他殺か、警察の捜査が始まる。


マクレガーは、
ミュランの留守中、スウィントンと一線を越えてしまう。
その後も、ミュランの目を盗んでは、
関係する日々が続いたが、
いつしかバレてしまい、
ミュランは船を立ち去る。


モーティマー殺害の重要参考人が逮捕される。
加害者とされる配管工は、
既婚者でありながらモーティマーを付き合い、
彼女のお腹の子の父親だと思われた。


そのニュースを見守るマクレガー。
実は、マクレガーとモーティマーの間に、
秘密がある事は誰も知らない・・・。





「猟人」というから、
何か、人間狩りというか、
連続殺人でも犯す男の話かと思ったら、
彼は性の「猟人」であった(笑)。


このユアン・マクレガーは、
出会う女全員に手を付ける。
欲望のまま、やりたい放題。
まぁ、落としやすい女しか相手にしていないというのもあるけど。
身持ちの堅い女は1人も出てこない(笑)。


だからといって、
マクレガーが、性欲でギラギラしているといった風ではなく、
いつもどこか醒めているように見える。
なので、性交のシーンは多いけれど、
エロ映画といった趣はない。
彼は、満たされない心を、
女で埋めているだけなのだろう。


ティルダ・スウィントンが、
自分の妹とマクレガーを映画を観に出したのにはビックリ。
この妹ってのが、
どう見ても淫蕩そうな女で、
2人きりにすれば何か起こる事は容易に想像が付く。
私だったら、2人を引き合わせる事さえ、
絶対にしないなぁ。


そんなマクレガーの私生活と、
エミリー・モーティマー殺害事件とが、
並行して描かれるんだけど、


私は好きだな、この流れ。
「この先どうなるの?」と、
緊張しながら観る。
マクレガーに感情移入して観るか、
俯瞰で物語を眺めるかで、
感想が変わってくると思う。


自分がマクレガーだったら、
それはそれでいいんでないの、と思ったりもして。


評価 ★★★☆☆

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