SSブログ

「ゴジラ」 [映画]

GODZILLA1.jpg
〔1954年/日本〕


太平洋沖で、船舶が次々と姿を消す事件が起こる。
生存者は、
何か巨大な生き物が、
船を襲ったと証言。


古生物学者・山根(志村喬)は、
「海底で暮らしていたゴジラという生物が、
水爆実験により動き出した」と断言する。


ゴジラは東京を襲い始め、
街は壊滅状態。
自衛隊はゴジラを倒そうとするが、
ビクともしない。


山根の弟子・芹沢(平田昭彦)は、
ゴジラを倒せる強力な兵器を発明していたが、
それが世に知られ、
悪用されるのを恐れて、発表を控えていた。


ただ一人、彼の実験を知っている、
山根の娘・恵美子(河内桃子)は、
芹沢にその兵器を使ってほしいと頼みに行き・・・。





今から楽しみでたまらない、
25日公開のハリウッド版「GODZILLA  ゴジラ」。
けれど考えてみると、
私は「元祖ゴジラ」を観た事がない。
ゴジラ関係で観ているのは、
1984年の小林桂樹版と、
1998年のハリウッド版だけ。


やっぱりこれを機会に、
1からちゃんと観なければという思いで、
全巻揃えている友人から
借りる事になった。


観終わって、想像以上のものだった事にビックリ。
いや、特撮など映像の事は分からないけど、
反戦への強いメッセージと、
その真面目な内容に。


本気で考えさせられる、これは。
一番強く心に残ったのは芹沢博士。


彼は、
自分の発明が、
最終的に戦争で使われるのが怖いという。
確かに人間は、
人間の為に役立てるはずのものを
戦争に利用してきた歴史がある。
(ノーベル賞のノーベルも、
ダイナマイトが兵器として使われた事を大変に心痛めていたと
聞いた事がある)


科学って何なのだろうと、
真剣になって観てしまった。
人間が幸せになる為の、
発明・発見であっても、
それが人を苦しめる。
人間は、最終的に殺し合うしか能がないのか。


水爆の犠牲になったゴジラも可哀相。
ゴジラ自身に悪意はなく、
ただ本能で暴れているだけなんだけど、
東京があんな火の海になったんじゃ、
やっぱり倒すしかないものね。


この映画を作った時は、
まさかゴジラの名前が世界中に知られるとは、
誰も思っていなかったでしょうし、
ハリウッドで2度もリメイクされるなんて、
夢にも考えていなかったのではないかと思う。


そういう思いで観ていると、
こちらまで感慨無量の思い。
ゴジラは日本の誇りね。


評価 ★★★★☆

nice!(23)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 23

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0