「おーい中村君」 [映画]
〔1958年/日本〕
中村和夫(川崎敬三)は、
奥手で純情なサラリーマン。
そんな彼の会社に、
中村二郎(田宮二郎)という男が入ってくる。
二郎は和夫と正反対の、
口の上手いプレイボーイ。
和夫は、毎朝電車で会う美人に、
密かに恋をしていた。
しかし奥手な性格が災いして、
中々声が掛けられない。
ある日、和夫は酔った挙句、
喧嘩をし、留置場に入れられる。
すると、そこにいたのが、
なんと、毎朝会うあの美人。
彼女は婦人警官だったのだ・・・。
主要人物の名字が全員中村という、
なんとも軽い映画。
上映時間も44分という、
テレビドラマみたいな内容。
川崎敬三の優柔不断っぷりと、
田宮二郎の調子の良さの対比が可笑しい。
川崎は田宮の先輩だというのに、
田宮から恋の手ほどきを受けるのに必死(笑)。
なにせ田宮は、
会う女会う女に声を掛ける天才。
しかも女心をくすぐるような言葉が
咄嗟に出てくる(笑)。
川崎と田宮だったら、
どっちがいいかなーと考えたけど、
うーん、微妙(笑)
2人を足して割ったくらいが丁度いいんじゃないかなぁ。
2人とも極端すぎるわ。
田宮は、
重役の秘書兼愛人にまで手を出す(笑)。
おかげで大阪に飛ばされたりして、
結構波乱の人生。
プレイボーイもそれなりに
リスクを抱えているという事ね(笑)
くだらなくも、お気楽な1本。
評価 ★★★☆☆
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