「ポンペイ」 [映画]
〔2014年/アメリカ〕
西暦79年。
ケルト人の少年・マイロは、
ローマ人の兵士たちに、
一族を滅ぼされたが、1人生き残る。
大人になったマイロ(キット・ハリントン)は、
金で売り買いされるグラディエターになり、
無敵の実力を誇るようになる。
今度マイロが売られ、
連れて行かれた町はポンペイ。
ここは、大きなヴェスヴィオ火山があり、
地震が頻発している、不安定な町だった。
そこで彼は、
町の有力者の娘カッシア(エミリー・ブラウニング)と知り合い、
身分の違いを乗り越えて、恋に落ちる。
しかしカッシアを狙う議員コルヴィス(キーファー・サザーランド)は、
彼女とマイロの気持ちに気付き、
コロシアムで闘いという名目で、
マイロを亡き者にしようと目論む。
そんな闘いの最中、
ついにヴェスヴィオ火山が噴火し・・・。
ポンペイという、
火山灰に埋もれた町があると知ったのは、
小学生の時だった。
事実かどうかは分からないけれど、
発見された時、
人々は、普段生活している形のまま埋もれていたと聞いた。
幼心にも、この話にはかなりワクワクしたものだ。
地面の下に、もう一つ別の町があったという事実に。
やはりこの話には、
多くの方がロマンを感じるようで、
「ポンペイ最後の日」というタイトルの映画が、
今までに4回も作られているようだ。
ただ、「ポンペイ最後の日」という児童文学の内容は、
今は全く覚えていない。
大した内容ではなかったのかもしれない。
で、この映画。
史実に、架空の恋愛話を絡ませる手法という事が
「タイタニック」を思い出させた。
まぁ、「タイタニック」ほどの大作ではないけれど、
そこそこ楽しめる。
親を含む一族を殺されたマイロが、
復讐心に燃えるという事だけれど、
復讐よりは、恋愛に重きが置かれている感じ。
マイロとカッシアは、
もう出会った瞬間から一目惚れし合っている。
この主役2人が、
もう少し魅力的だったら・・・というのは、
勝手な願いか。
これからブレイクするのかもしれないけど。
火山の場面は、
さすが「バイオハザード」の監督だけあって、
中々の迫力。
山から噴出する巨大な火の玉は、
どこに飛んでくるか分からず、
安全な場所などどこにもない。
人々はただ、逃げまどうしかできない。
地震や津波や火山灰など、
日本人にはちょっと辛い場面も多い。
キーファー・サザーランドが、
エミリー・ブラウニングを
ストーカーのように追いかけて、
めっちゃ強引に結婚を迫るんだけど、
サザーランド47歳で、
ブラウニング25歳よ。
おっさん、図々しすぎじゃない?(笑)
評価 ★★★☆☆
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