「バンコック・デンジャラス」 [映画]
〔2008年/アメリカ〕
凄腕の暗殺者として、
世界中から依頼を受けるニコラス・ケイジは、
自分の引き際について考えるようになった。
年を取れば腕が鈍る。
そう考えた彼は、
最後の仕事場に選んだタイのバンコクにやって来て、
歓楽街で客引きをしていた青年・シャクリット・ヤムナームを
アシスタントとして雇う。
最初のターゲットを殺した際、
怪我をした彼は、
薬局に行くが、
そこで薬剤師で聾唖の女性・チャーリー・ヤンに
強く心惹かれる。
第2、第3の殺しと並行して、
ヤンとのデートを重ねるケイジ。
彼女を愛する気持ちを止められない。
いよいよ最後の仕事となった。
ターゲットはタイの政治家。
しかし、彼に照準を合わせるも、
なぜか引き金が引けない。
躊躇っているうちに、
SPに気付かれてしまい・・・。
久し振りのケイジ物。
ストーリーは平凡だけど、
やっぱりケイジはいい。
暗殺者として引退を考えるケイジ、
という設定だけれど、
彼ってどんなに苦悩する演技をしても、
いや、苦悩すればするほどなんだか面白い。
笑いたくなるような。
本人は笑わせるつもりは毛頭ないんだろうけど、
なんだろう、ルックスのせいなのか。
冷徹なヒットマンという割に、
いとも簡単に女に惚れてしまうケイジ(笑)。
薬局で応対してくれただけなのに。
まるで初な少年のようだわ。
まぁ、惚れるのはいいとして、
あと3つ仕事をこなしたら引退するって決めてるんだから、
デートはそれまで待ったらどうなんでしょ。
彼女に自分の仕事を知られるか、
彼女が巻き込まれるか、
想像がつくんだけど。
頭の切れるヒットマンでも、
そこまで考えは及ばなかったか?(笑)
もう何でもいいや(笑)。
ケイジが大好きな私は、
彼が見られただけで満足。
ケイジの映画は、
どれもそこそこには面白い。
「つまらない」
「飽きた」という事は、
今まで殆どない。
それから、私はエスニック料理が大好きなので、
出てくるお料理がどれもこれも美味しそうで、
その辺りにも心惹かれた。
あー、タイ料理が食べたい(笑)。
これはタイの映画、「レイン」のリメイクなのだそうだ。
こちらはヒットマン本人が聾唖だそうで、
なかなか切ない物語だとか。
いつか観てみたい。
評価 ★★★☆☆
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