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「マラヴィータ」 [映画]

malavita.jpg
〔2013年/アメリカ〕


フランスのノルマンディに引っ越してきた、
4人家族。
アメリカ人である彼らが何故?と思いきや、
一家の主・ロバート・デ・ニーロは元マフィアの大物で、
FBIの保護プログラム下に置かれているのだ。


しかも、曲者はデ・ニーロだけではなく、
妻・ミシェル・ファイファーも、
長女・ディアナ・アグロンも、
長男・ジョン・ディレオも、
やられたら、100倍にしてやり返さなければ
気の済まない、
激しい気性の持ち主。


彼らの家の前で監視するのは、
捜査官・トミー・リー・ジョーンズ。
ジョーンズは、一家に、
町に溶け込むように進言するが、
そう簡単にいかないのが困った所。


一方、デ・ニーロと敵対するマフィアの親分は、
一家を血眼になって探していた。


なかなか見つからない一家であったが、
ある日、ひょんな事から居所が知れてしまい、
武装した殺し屋たちが、
町に送り込まれ・・・。





ロバート・デ・ニーロが、
元マフィアの大物という、
まぁ、ありがちな役を演じる、
リュック・ベッソン監督の作品。
舞台がフランスというのが、
変わっているといえば、変わっているかも。


デ・ニーロも、家族も、
破天荒で、キレたら抑えがきかないというのが、
この映画の見どころの一つなんだけど、
それらの出来事が、
今一つはじけていないのが、ちょっと残念。
やるなら、もっとやってくれたらいいのに(笑)。


強いはずの長女が、
教師(教育実習生?)に恋して、
一度は関係するけど、
でも振られちゃって、
ショック受けて、っていうエピソードがあるのだけれど、
そこだけ全体のトーンとちょっと違うような。


その数学の教師は、
一見、知的な優男だけれど、
意外と冷たい。
女子高生に手を出しておいて、
簡単に電話で別れを告げる。


この男が実は、
あとで重要な役割を果たすのかと思ったけど、
そのような事もなく、
長女は振られ損(笑)。
マフィアの場面より、
いくつになっても、恋愛が気になる私(笑)。


デ・ニーロ一家の居場所が、
敵対するマフィアに知られる過程が、
面白いと言えば面白いんだけど、
もう少し膨らませたら、
もっと良くなった気がしたのだけれど。


それから、これは映画の本筋とは、
全く関係のない事なんだけれど、
動物などの遺体を土に埋める時、
絶対ビニールなどに入れたままではいけないと、
聞いた事がある。
埋めた遺体が、とんでもない状態になるから、と。


で、この映画。
デ・ニーロは冒頭から、
人間の遺体をビニールにくるんだまま埋める。
小動物で駄目なのだから、
人間なら、もっと大変な状態になるのではと、気になって(笑)。


評価 ★★★☆☆

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コメント 2

ニッキー

この映画も予想通りかみさん観てました^^
感想は『最初の頃、かなり過激だったからどんな風にハチャメチャになるのか楽しみにしてたら・・・途中でちょっと?だった(-.-) こんな家族を守らないといけないFBIが大変だろうなぁってそっちに同情しちゃった^^;』だそうですw

by ニッキー (2014-01-28 21:54) 

青山実花

ニッキーさん
コメントありがとうございます。

やはり奥様は観られていましたね^^
そうなんです。
悪くはないのですが、なんだかノリきれないというか。
デ・ニーロの、家族に対する愛情も、
あまり感じられませんでした。
寄せ集めの家族という印象でした^^;

by 青山実花 (2014-01-30 13:27) 

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