SSブログ

「摩天楼を夢みて」 [映画]

matenrouwoyumemite.jpg
〔1992年/アメリカ〕


ニューヨークの不動産屋。


ここで働く営業マンたちは、
日々、自分の成績に一喜一憂している。


年長のジャック・レモンは、
最近はツキがなく、成績不振。
娘が入院しており、
その支払いも気になっている。


ある夜、レモンと、
彼の同僚である、エド・ハリス、アラン・アーキン、
そして支店長のケヴィン・スペイシーが、
本社から来た幹部・アレック・ボールドウィンから罵倒される。
成績を上げれば車を賞品に、
しかし最下位の者は、クビにする、と。


この時、この席にいなかったのが、
敏腕のアル・パチーノ。
彼は常に成績トップの優秀な男で、
今夜もまた、新たな契約を取り付けようとしている。


しかし、翌日。
営業マンたちが出社してくると、
事務所が荒らされていた。
泥棒が入ったらしい・・・。





狭い不動産屋の事務所と、
あと少し、バーの場面があるだけの、
殆どセリフだけの作品。
舞台劇を映画化したらしい。


不動産業というのも大変なものだなぁというのが、
最初の感想。


大きな買い物なので、
そう簡単に売れるものではないし、
大抵の人は、
1度買えば、買い替える事はそうないだろうし。


会社の側は、
成績のいい営業マンには、
より良い顧客情報が与えられ、
そうでない営業マンには、
クズのような情報しか与えない。


なので、優秀な者はますます成績を上げ、
駄目な者はクビを恐れる毎日となってしまう。
なんだか、トランプゲームの大富豪を連想したな。


会社側の言いたい事も分からなくはないけれど。
せっかくの買ってくれそうな顧客でも、
営業のチャンスは一度だけ。
優秀な者に行かせなければ、
まとまる話も、まとまらなくなってしまうものね。


字幕で、「顧客情報」の事を、
ずっと「ネタ」と表現されているのに、
ちょっと違和感があった。
情報だからネタには違いないんだろうけど、
何かイメージが違うような。
文字数の問題もあって仕方ないんだろうけど。


とにかくおじさんスター勢揃いで、
地味な話の割に、面子が濃い(笑)。
なんにせよ、仕事をするというのは
大変な事だ。


評価 ★★★☆☆

nice!(25)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 25

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0