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「ガス人間第1号」 [映画]

gasningen.jpg
〔1960年/日本〕


都内で銀行強盗事件が発生。
刑事・三橋達也らは、必死の捜査をするが、
あと少しの所で、
犯人の車は崖から転落する。


ところが、車の中や周囲を探しても、
犯人の姿が見えない。
崖下にある、家を訪ねると、
そこは、有名な日本舞踊の家元・八千草薫の家である事が分かる。


八千草が何か知っていると睨んだ三橋は、
彼女の身辺の調査を開始するが、
その間にも、銀行強盗が起き、
不思議な事に銀行員は、
鍵の掛かった金庫内で死んでいる。


その後、犯人はあっさり捕まるが、
どうも供述があやふやだ。
すると、自分こそが真犯人だという男・土屋嘉男が、
現れた。
彼は自分が犯人だと実証してみせると、
警察官たちの前で、
驚くべき姿を晒す。
なんと、彼は自由自在に気体に変身できる、
「ガス人間」だったのだ・・・。





人間が、
他人の目に止まる事なく、
犯罪を繰り返すというと、
「透明人間」を思い出すけれど、
これは、それより凄い、「ガス人間」。


彼は、人体実験の結果、
そのような体質になったと、
劇中、自ら語る。
自分をそのような体質にした博士を、
死に追いやったけれど、
悪いばかりではなかったとも言う。


もし、私がガス人間になったとして、
メリットってなんだろうと考えてみる。
よくそんな時、男性は、
女湯に入ってみたいとか言うけれども、
私は男湯に入ってみたいとは思わないしなぁ(笑)。


タダで映画館に入れる事かな。
そうだ、飛行機にも乗れるから、
海外にも行ける。
ただ、映画で観る限り、このガス人間、
体が気体になると、
服は必要なくなるから、
着ていた物は、脱ぎ捨てられたように、床でペチャンコになる。


そうなると、人間に戻った時、
裸なんだろうか。
その辺は描かれてはいなかった(笑)。
もし気体のまま、海外なんかに行ったら、
行った先で、どうしよう。
手荷物も持っていけないし・・・。


って、そんな有りもしない妄想しても仕方ない(笑)。


ガス人間は、
八千草薫さんに恋焦がれていて、
彼女に、踊りの発表会を開催させてあげたくて、
銀行の金を盗むという、
ちょっと純情な所がある。


その八千草さんの美しい事ったら。
あれじゃ、ガス人間が金を貢ぎたくなる気持ちも、
分からなくはないわ(笑)。


評価 ★★★★☆

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ryo1216

一昨日より、謎のページに自動転送されるようになってしまいました。
自分の環境では、なんとか復旧できましたが、まだ、謎のページに転送される方も多いようです。
この度は、ご迷惑おかけして本当に申し訳ございません。
そこで、下記、新しいページに移行することにしました。

http://ryo1216-2.blog.so-net.ne.jp/

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
by ryo1216 (2013-10-06 21:01) 

青山実花

ryo1216さん
コメントありがとうございます。

PCは時々、
思いもよらないような事が起こりますね。
私のブログが謎のページに飛ばされたら、
パニックになってしまいそうです^^

こちらこそ、宜しくお願いします。



by 青山実花 (2013-10-10 23:23) 

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