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「31年目の夫婦げんか」 [映画]

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〔2013年/アメリカ〕


トミー・リー・ジョーンズとメリル・ストリープは、
結婚31年目。
2人の子供は独立し、
夫婦だけの生活。


夫婦仲は特別悪くはないが、
寝室は別々で、深い話しをする事もない。
ジョーンズはそんな生活に特に疑問を持っている様子はないが、
ストリープはストレスが溜まっている。


そんなある日、彼女は、
夫婦仲を回復させるカウンセリングがある事を知る。
遠く離れたメーン州で、
1週間カウンセラーから指導を受けるのだ。


ジョーンズに無断で、それに申し込んだストリープ。
ジョーンズは驚き、キャンセルを要求するが、
結局は渋々出掛ける事になる。


飛行機とレンタカーで、やっと目的地についた2人。
カウンセラー・スティーブ・カレルの家を訪ねると、
カレルは2人の話を一通り聞いたあと、
その日の課題を出す。
最初の夜の課題は、
「同じベッドに寝る事」だ。


なんとか実行した2人だったが、
翌日の課題は、もっと踏み込んだものとなり・・・。





トミー・リー・ジョーンズとメリル・ストリープの
エロシーンを見せられてもなぁ(笑)。


日本とアメリカって、やっぱり違うのね。
日本で、この映画くらいの夫婦の関係で、
カウンセリングを受けようなんて思う人は、
殆どいない気がする。
ジョーンズは、穏やかで、
浮気とか、暴力とか、経済DVとか、
そんな事は一つもない、
それなりに良い夫なわけだし。


ストリープの気持ちも分からなくはないけどね。
女は男が気付かない所で、
色々ストレスを溜めている生き物だものね。
男が能天気に暮らしている間にも。
まぁ、それでも、
2人でカウンセリングに行ったという人の話は聞かないなぁ。
(少なくとも、私の周囲では)
こんなものだと思って暮らしていくか、
それでも無理なら別れるかの、
どちらかであって。


で、このカウンセラーのスティーブ・カレルの
指導の内容ってのが、
殆ど肉体的な接触の事ばかりで(笑)。
しかも、言いにくい事をどんどん質問してくる。
彼がカウンセラーじゃなかったら、
何かのマニアかと思っちゃうくらい(笑)。


もっと他にも大切な事はないのか?
ストリープの不満だって、
そこだけじゃないはず。


このカウンセリングの料金というのが、
なんと4,000ドル!
スティーブ・カレル、ぼろ儲け(笑)。
トミー・リー・ジョーンズが目を剥いてたけど、
その気持ち分かるわ(笑)。


日本でも最近、雑誌なんかで、
年配のかた向けの性生活の特集が組まれているのをよく見るけど、
世の中が高齢化になってくると、
そういった問題も増えるという事か。
ただ、それ自体は悪い事じゃないけど、
この映画のように、生々しく見せつけられるのは、
ちょっと勘弁かなぁ。
私もエロネタは嫌いじゃないけど、
これは好みに合わん(笑)。


この映画、
倦怠期のカップルが一緒に観たら、
刺激になるどころか、
逆に余計に気まずくなるような気がするわ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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コメント 2

ハマコウ

「一緒に観たら、
 刺激になるどころか、逆に余計に気まずくなるような気がするわ」

28年のわたしたちも
一緒に見ると きっと困ってしまうだろうなあと思いました
by ハマコウ (2013-07-30 05:17) 

青山実花

ハマコウさん
コメントありがとうございます。

28年も奥様との生活を大切にされてこられた
ハマコウさんは素敵です。

きっと仲良しのご夫婦だと思いますが、
ご一緒に映画を観られるなら、
特にこれを選ばれなくても、
他にも良い作品がたくさんあると思います^^

by 青山実花 (2013-07-30 16:01) 

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