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「Jの悲劇」 [映画]

jnohigeki.jpg
〔2004年/イギリス〕


大学教授のジョー(ダニエル・クレイグ)と、
彼の恋人で彫刻家のクレア(サマンサ・モートン)は、
郊外の広い草原にピクニックに出掛け、
2人の時間を楽しんでいた。


すると、どこからともなく、
気球が地面すれすれの所を流れてきて、
老人が必死にロープを引っ張っているのが見えた。
制御が利かなくなったその気球には、
老人の孫が乗っており、何とかしなければ飛んでいってしまう。


ジョーや、近くにいた数人の男たちが、
慌てて駆け寄り、皆でロープを引いたが、
突風が吹き、男たちは気球と一緒に上がってしまい、
仕方なく手を離した。
ところが一人の男が、手を離す機会を逸してしまい、
かなり上空から落ちて亡くなってしまう。


その場に居合わせた全員がショックを受けるが、
それは事故であり、
忘れるしかない、
全員がそう考え、日常生活に戻る。


そんなある日、ジョーは、
事故の時、一緒にロープを引いた男・ジェッド(リス・エヴァンス)から
連絡を受ける。
ジェッドはジョーの電話番号を警察で聞いたと言う。


その日から、なぜかジェッドはジョーに付き纏うようになる。
ジェッドの異様な行動に、
ジョーの精神は次第に追いつめられ、
クレアとの関係も危うくなってゆく・・・。





導入部がかなり面白く、
引き込まれる。
制御が利かなくなった気球と、
それを助けようとする男たちと。


その後、その気球に絡んだ、
何かとんでもない事件が起こるのかと、
ワクワクしたのだけれど、
気球は全く関係なく、話は終わった(笑)。


気球はあくまでも、
ジョーとジェッドが知り合うきっかけに過ぎなかったらしい。


ジェッドがジョーに対するストーカー行為が、
次第にエスカレートしてゆく様子が、
気持ち悪いのだけれど、
正直、私はジョーにもイライラさせられた。


彼はいくらジェッドにストーカーされても、
なぜか警察に行かない。
私だったら、
彼が不自然に3回現れた時点で警察に訴えるのになぁ、と、
歯痒く思う。


ジョーが、あまりに自分だけで解決しようとするものだから、
何か理由があると思ってしまう。
あの気球の事故には裏があるのか?とか、
あの事故自体が、仕組まれたもので、
ジョーは強く出られないのか?とか。


メガネをかけたダニエル・クレイグが素敵。
とっても知的に見える。


評価 ★★★☆☆

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