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「マンハッタン無宿」 [映画]

Manhattanmushuku.jpg
〔1968年/アメリカ〕


アリゾナ州の保安官・クリント・イーストウッドは、
ニューヨークで捕まった凶悪犯・ ドン・ストラウドを
アリゾナに護送するという
仕事を任される。


マンハッタンにやって来たイーストウッドは、
ストラウドの身元引き渡しを要求するが、
ストラウドは薬物中毒で入院中。
なんとか彼を退院させ、
空港まで行く。


ところが、空港でストラウドの仲間が待ち伏せしており、
殴られたイーストウッドは、
ストラウドに逃亡されてしまう。


自分勝手にストラウドを探し始めるイーストウッド。
そのやり方はニューヨーク市警の邪魔になり、
激しく非難される。
しかし、自分のミスは自分で始末しなければならない。
イーストウッドはストラウドの居場所を探し、
彼を追い詰める・・・。





60年代のイーストウッド。
まだとっても若くて、青い。
カッコいいとも言えるけれど、
私は茶化したい気持ちでいっぱい(笑)。


まず、登場シーンから笑える。
アリゾナで、凶悪犯を逮捕するというプロローグ。
イーストウッドは、犯人を自分の愛人の家の前に繋いだまま、
彼女を誘う。
そんな時、そんな事してる場合じゃないだろうに(笑)。


マンハッタンに着いた彼は、
服はスーツでも、なぜか必ずテンガロンハットを被っている。
そのせいで、会う人会う人に、
「テキサス」だの「カウボーイ」だのと揶揄され、
必ず、「テキサスじゃない、アリゾナだ」と言い返す。
そんなんだったら、被らなきゃいいじゃん、って(笑)。


その後、護送する途中のドン・ストラウドに、
いとも簡単に逃げられてしまうイーストウッド。
観ていてビックリするくらい、
マヌケな感じ。


それから、彼のストラウド探しが始まるんだけど、
捜査中に、
女性保護官のお部屋に行ったり、
まだ少女のようなストラウドの情婦と関係したり、
やりたい放題。
逃亡犯探しより、
イーストウッドがいかにして、
短いマンハッタン生活を過ごしたかを描きたいように感じる。


関係ないけど、
「テキサスか?」「いや、アリゾナだ」のやり取りを観ていて、
関西弁を話す人に、
「大阪ですか」と言ったら、「兵庫です」と訂正された事を思い出した。
考えてみれば、
確かに訂正したい気持ちも分からなくはないよね。
自分の住んでいる土地を、間違って覚えらるのは、
誰だってイヤだものね。


評価 ★★★☆☆

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